ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

絶頂の使い魔-2

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匿名ユーザー

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「あんた名前は?」
「ヴィネガー・ドッピオです」
「それじゃあんたのことはドッピオって呼ぶから…」
魔法学院の一室の椅子に座る青年、もといドッピオは目の前のベッドに座る少女の質問に答えていた
広場でボスと話をしていると突然手を捕まれて城のような建物の中の彼女の自室らしき場所に連れ込まれたのだ
そしてドッピオは質問責めにあっていた
話を聞いているうちにわかったことはここはイタリアじゃなく魔法使いがいる国
少女はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
通称ルイズ
そしてここ魔法学校
魔法生物の使い魔呼んだんだけどあんた誰? って話らしい
しまいには「呼んじゃった以上仕方ないから平民のあんたのご主人様になってあげるから感謝しなさい!!」
ときた。…のだが彼やもう一人の彼的には
(言っていることがわからない。イカれてるのか?この状況で?)
(ボス・・・僕、ストレスで挫けてしまいそうです )
と当然の反応である(一人は未来に不安しているが)

キング・クリムゾンの腕を発現させルイズの反応を見たがどうやら見えていないらしい
つまり新手の敵スタンド使いではないらしいのだが魔法使いがいるなんて考えられなかった
常識的に考えて
もちろん自分が特殊であることもキスのせいで頭から吹っ飛んでいる
されているのはボスだが彼にされたのも事実、彼はとっても純愛系なのだ
「貴女の話はわかりました
 ここが魔法の国、貴女の魔法で僕が来た、使い魔の儀式ってのでキスした
 それで帰れたりするんでしょうか?」
もしGERの能力が切れた(ジョルノに何かあった)のなら元の世界に戻ってもう一度再建したほうがいい
と考えたドッピオの考えは
「無理よ… サモンサーバントであんたを呼び出したのは私
 だけど元の場所に帰す魔法なんて知らないし聞いたこともないわ」
この主人にスパっと切り捨てられたのだ
「そうですか・・・僕はどうなるんでしょう」
「元々人間なんて使い魔になられたって困るのよ
 とりあえず掃除や洗濯をしてもらうわ」
「・・・分かりました」
ドッピオはこれでも譲ったつもりだった
だが次の一言で温厚なドッピオは怒ってしまうのだった

「それにしても最初と今とではまったく別人よ
 なんだかよくわかんない変な平民かと思えば今は礼儀正しい人になってるし
 「どこから襲ってくるんだ」とか「俺のそばに近寄るな」とか、最初は精神障害と思ったけど今はそんなことないし
 あんた、なんなの?」
「・・・変?」
最初、もちろんそれはディアボロ自身のことだ。ドッピオ自体も分かっている
いや、それが悪かった。彼は自分が変な扱いをされるぐらいならまだ怒らない
だが、ルイズは罵倒してはいけない人を罵倒した
人にはいくつか言われたり、やられたりすると許せない個人個人の地雷と言うものがある
(この人・・・ボスを侮辱した・・・!)
ドッピオは怒ってしまったのです
「何でボスを貴女なんかに侮辱されないといけないんですか!!
 自分で呼び出しておいて無責任な魔法使い様で…
 付き合ってられません。僕は帰ります!!」
そしてそのまま出ていった
罵倒した本人は
「・・・ボス?」
聞きなれない人物の事を半濁していた

建物を出ると見渡す限り地平線
どんな田舎に来てしまったのだろう
この怪しい魔法使いどもの敷地をでていこうと正門らしき場所に向かいドッピオは歩を進める
「・・・それにしてもここは地球のどこなんだろう」
周りの景色を見渡しながら首を傾げる
木々や草花を見る限りどうも地元で見たことないものばかりである
「これはまさか異世界…」
頭を回転させるが何者かの言葉によって遮られた
「トゥルルルルルル!」
何者かの言葉はドッピオ自身の言葉だ
「電話だ!・・・えっとどこに・・・」
そこにある木の枝を拾い耳と口にあてる
「もしもし」
(ドッピオ、このまま抜け出すつもりか?)
「あ・・・はい」
(ならばあては?)
「・・・ありません」
(・・・私も侮辱されたのは腹が立つが今はそのようなことで怒るな
 我々には今はあの少女しか・・・ルイズしかあてが無いのだから)
「すいません・・・ボス」
(いいのだ、私の可愛いドッピオ。私のために怒ったのだろう?)
ドッピオはボスが少し変わったのに気がついていた
GERによって地獄を味わい、ディアボロが他人の痛みをわかってあげられるようになったことを
「・・・ボス」
(なんだ?ドッピオ)
「・・いえ、やっぱりなんでもありません」
ドッピオはこう思ってしまった。今のボスなら野望という大きな幸せではなく日々の小さな幸せで生きていけるのではないかと
そんな日々をドッピオは欲しいと思ってしまったのだ

(このままこの世界でボスと一緒に・・・)
そんなことを考えていたドッピオの思考は
「やあ、そんなところで何をしているのかな?」
突如の声で切られてしまったのだ
「・・・あ、ルイズさん・・・」
「ハアハア・・・急に抜け出してどこに行くつもりなのかしら?」
息を切らしながら最初に声をかけた人の後ろからルイズがやってきた
「・・・すいません、ルイズさん。急に怒り出してしまって」
ドッピオはディアボロを侮辱されたのをまだ良く思っていないが急に怒り出したのは悪いと思いまず謝った
「・・・あれから少し考えたんだけど」
ルイズが口を開く。ドッピオはそれが何かと思って顔を上げると
「あんた、やっぱり精神障害でしょ」
そんなことを言われた
「・・・え?」
「そうとしか考えられないのよ。部屋でボスとか言ってたでしょ?
 最初と今と違うならあんた二重人格とかそういうのよ」
「えっと・・それは・・その」
ドッピオは少々迷っていた。このまま自分のことを正直に言うべきかそれとも嘘を言うべきか
どうするか迷っていたとき
「まあまあ、そこら辺にしておいたほうがいいのではないかな?ミス・フランソワーズ」
一緒に来た金髪の人に遮られたのだ


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