ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

偉大なる使い魔-14

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匿名ユーザー

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夜も更け、わたしはベットに腰掛けていた
授業中止 姫様ご訪問 ワルド子爵 許婚 憧れの人
姫 子爵 姫 子爵 姫 子爵 姫 子爵 姫 子爵

部屋のドアがノックされた
真っ黒な頭巾をすっぽりとかぶった、少女が入ってきた
「・・・あなたは?」
少女は黙って頭巾を取った
「姫殿下!」
わたしは慌てて膝をつく
「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」
姫様は涼しげな、心地よい声で言った。


「結婚するのよ。わたくし」
姫様・・・なんだか悲しそう
「・・・おめでとうございます」
とりあえず祝辞を述べる、姫さまは椅子に座ったプロシュートを見ていた
「あら、ごめんなさい。もしかして、お邪魔だったかしら」
「お邪魔?どうして?」
いったい何を言ってるのだろう?
「だって、そこの彼あなたの恋人なのでしょう?」
「姫さま、彼は使い魔です!」
わたしは首を振って否定した・・・・・・・・
 ・・・もしプロシュートが恋人だったら?・・・

「今から話すことは、誰にもはなしてはいけません」
姫さまはプロシュートの方をちらっとみた
「席を外すか?」
プロシュートが気をきかすが、姫さまは首を振った
「わたくしはゲルマニアに嫁ぐことにしました」
「なんですって!よりにもよって、あんな成り上がりの野蛮な国に」
それで、あんなにも悲しそうな顔を・・・
「仕方ありません、小国である我がトリステインを守る為には
強固な同盟関係がひつようなのです」
「お国の為とはいえ、あまりに御労しい」
「わたくしはトリステインの王女、国の為にこの身を投出す事など・・・
その前にしておかなければ成らない事があります」

「同盟を結ぶための婚姻を妨げる材料を取り戻さねばなりません」
「姫さま!いったい、姫さまのご婚姻を妨げる材料って何なのですか?」
姫さまは両手で顔を覆ったまま苦しそうに呟いた
「・・・わたくしが以前したためた一通の手紙なのです」
「いったい、その手紙はどこにあるのですか?」
姫さまは首を振った
「その手紙はウェールズ皇太子が所持しています」
「プリンス・オブ・ウェールズ?あの凛々しき王子さまが?」
姫さまはベットに体を横たえた
「ああ!ウェールズ皇太子は、敵に囚われてしまうわ!
あの手紙も明るみに出てしまう!そうなったら破滅です!」
「ならば、このわたしが手紙をその前に取り戻して見せましょう」
 ・・・つい、勢いで言ってしまった・・・わたしの言葉を聞いて
姫さまは、ぼろぼろと泣き始めた
「このわたくしの力になってくれるというの?ルイズ・フランソワーズ」
「もちろんですわ!姫さま!」


姫さまはプロシュートに声を掛けた
「頼もしい使い魔さん。わたくしの大事なお友達を、これからも
よろしくお願いしますね」
そんな、まさかっ!姫さまは左手をプロシュートに差し出した
「いけません!姫さま!使い魔にお手を許すなんて!」
「いいのですよ。この方はわたくしのために働いてくださるのです。
忠誠には、報いるところがなければなりません」
姫さまはニッコリと微笑んだ
「ルイズ、お手を許すってのはなんだ?」
プロシュートがわたしに聞いてきた
「お手を許すってことは、キスしていいってことよ」
「ああ、あの跪いてするアレか?」
「そうよ、そのアレよ」
プロシュートが跪き姫さまの手にキスをする
この行為がどれだけ名誉なことか判っているのかしら?
「こんな事に成るなんて夢にも思わなかったぜ」
プロシュートが感想を口にした。なんだ、ちゃんと判ってるんじゃない
 だがっ!次に出た言葉は、わたしの理解を超えていた
「まさか王女のケツを拭く羽目になるなんてなあ」
 ・・・・・・・・・
「なに言ってるのアンタわー!」


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