ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

偉大なる使い魔-3

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 落ち着いてきた、わたしは貴族よ。いつまでも泣いているわけにはいけないわ 
 ゾクリ・・・背中に寒気が走る
 嫌な、予感がする・・・あの使い魔がイラ付いている。
「何が、起こっているの?」
 機嫌よく、食事をしているはずなのに。急いで食堂に向かった
「決闘、決闘だ」
 食堂に着くとなにやら、騒がしかった
「ギーシュとルイズの使い魔が決闘するぞ」
 なんですって!わたしは人ごみを掻き分けプロシュートに駆け寄る
「あんた!何してんのよ」
「よおルイズ」
「よおじゃないわよ!なに勝手に決闘の約束なんかしてんのよ!」
「俺は、ただ香水を拾ってやっただけだ、結果ギーシュの二股がバレ、
 腹いせに俺をぶちのめすそうだ」
 簡単に、今の光景がイメージ出来たわ
「謝っちゃいなさいよ」
「なに?」 
「怪我をするから、謝ってよ。今なら許してくれるわ」
「だめだ、そんなことすりゃ舐められる」


 中庭には生徒たちで溢れていた、暇人どもめ
「さてと、では始めるか」
 ギーシュのゴーレムが一体出現する
 なんで怖がらないの・・・?
 わたしの中に、あの使い魔の感情、思考が少しづつ流れてくる

 パワーはどれ位だ? どんな能力なんだ?

 冷静にギーシュのゴーレムを観察している
「ゴーレムがいったぞ」
 誰かの野次が飛ぶ
 何あれ?プロシュートの前にゴーレムじゃない何かがいる
 その、うっすらと見える何かはゴーレムの拳を難なく受け止めた

    グレイトフル・デッド

    グレイトフル・デッド
 あの使い魔を守る様に立つ、うっすらしたモンスターの名前なの? 
 どんな、図鑑にも見たことが無いわ。なんて禍々しい姿なの
 バリバリバリ ギーシュのゴーレムが粘土の様にグチャグチャにされていく
「おい、ゴーレムが勝手に潰れていくぜ」
「錬金が、甘かったんだろ」
 隣の野次に耳を疑う・・・見えていないの?
 ギーシュの様子も見てみるが、間抜けズラを晒している
 彼にも見えていないようだ
 プロシュートがゆっくりとした足取りでギーシュに歩み寄る
「ひいっ!」
 ギーシュが六体のゴーレム出す 

 これで、全力か?

 また、声が聞こえてくる。
 六体のゴーレムを見て、まだ思考に揺らぎがない。何なの、この使い魔は

 六体のゴ-レムが一斉にプロシュートに襲い掛かる

 動きがバラバラだな、てんでなっちゃいねえな

 プロシュートはゴーレムに距離を置きながら一体、一体を確実に潰していく
「どうなってんだ?」
「あの使い魔、メイジか?」
「杖、持ってねえぜ」
 アレが見えないと不思議な光景だろう、教えてあげないけど
 ギーシュが目を白黒している
「へ?あ?お?」
 こうなるとギーシュは、ちょっと哀れね。あっ!薔薇落とした 
 最後の一体が潰され、二人が向かい合う
「ま、参った」 ギーシュの降参
 おわった、2人とも怪我も無く、無事で良かった
「えっ、もう終わり?」
「一体、何がおこってたんだ?」
 ゾクリと寒気がしたのと、 バギィ という音がしたのは同時だった
 プロシュートがギーシュに肘打ちし、踏み倒す
 ドガ ボコ ボコ ボコ 
「何をする!やめたまえェ」ギーシュが叫びだか、悲鳴だかを上げる 

 あれだけ、冷静であった使い魔が、今・・・激怒している!

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