爆発の罰として教室を一人で片付けたルイズは昼食を取る為、食堂に居た
(最初は全部ディアボロにやらせようとしたが、探しても見つからないので断念した
爆発で吹っ飛んだと気付いたのは掃除が終わった後だ)
(最初は全部ディアボロにやらせようとしたが、探しても見つからないので断念した
爆発で吹っ飛んだと気付いたのは掃除が終わった後だ)
隣にはディアボロが居る
ある事の為に食堂に来る前に召喚しておいたのだ
ある事の為に食堂に来る前に召喚しておいたのだ
「小娘、何だこれは」
「アンタの食事よ」
「アンタの食事よ」
ディアボロの目の前にはパンにシチューが並んでいる
まあ、人並みな食事といってよいだろう、周りに目を向けなければの話だが
周りには比べるのが愚かしくなる程、豪華な料理が所狭しと配されている
この差にはあからさまな区別の意図が見て取れた
そう、ルイズは食事に託けて、教室を一人で片付けさせられた憂さ晴らしを兼ねて上下関係を教育しようとしているのだ
まあ、人並みな食事といってよいだろう、周りに目を向けなければの話だが
周りには比べるのが愚かしくなる程、豪華な料理が所狭しと配されている
この差にはあからさまな区別の意図が見て取れた
そう、ルイズは食事に託けて、教室を一人で片付けさせられた憂さ晴らしを兼ねて上下関係を教育しようとしているのだ
「このアルヴィーズ食堂で食事出来るだけでも結構大変なことなのよ、他の使い魔たちは全部外で食べてるんだから
感謝しなさいよね、もしどうしてももう少しいいものが食べたいって言うんなら食べさせたあげないことも無いわよ
貴族の使い魔にふさわしい態度を取るって言うんならね、まず呼び方ね、小娘じゃなくって御主人様………」
感謝しなさいよね、もしどうしてももう少しいいものが食べたいって言うんなら食べさせたあげないことも無いわよ
貴族の使い魔にふさわしい態度を取るって言うんならね、まず呼び方ね、小娘じゃなくって御主人様………」
ルイズの使い魔の在るべき態度についての演説が続く
一方、ディアボロはルイズの話を無視して食べ始めている
(もちろん周りの料理にも手を出している)
一方、ディアボロはルイズの話を無視して食べ始めている
(もちろん周りの料理にも手を出している)
唐突に隣から聞こえた何かがぶつかる様な音にルイズは振り向いた
ディアボロが白目を剥いて泡を吹きながらテーブルに突っ伏している
はて、何が起きたのだろうか?
ディアボロが白目を剥いて泡を吹きながらテーブルに突っ伏している
はて、何が起きたのだろうか?
ルイズが疑問に思っていると厨房の方から一人のメイドが小走りに此方にやって来た
表情から察するにかなり焦っている様だ
表情から察するにかなり焦っている様だ
「失礼致します、ミス・ヴァリエール」
「どうしたの?」
「ミス・ヴァリエールが此方に運ぶように仰られましたシチューなのですが、
あれは鼠退治用の毒餌でございまして…」
「どうしたの?」
「ミス・ヴァリエールが此方に運ぶように仰られましたシチューなのですが、
あれは鼠退治用の毒餌でございまして…」
ああ、そういうことだったのかと納得の表情を浮かべる
そして、笑みを浮かべながらメイドに皿を下げる様に告げ、こうも言う
そして、笑みを浮かべながらメイドに皿を下げる様に告げ、こうも言う
「大丈夫よ、何も問題はないわ」
■今回のボスの死因
殺鼠剤の入ったシチューを口にして中毒死
殺鼠剤の入ったシチューを口にして中毒死