「あ…ありのまま、今起こった事を話すわ!
『呼び出したばかりの使い魔を叩き起こそうと思ったらいつのまにか息を引き取っていた』
な…何を言ってるのかわからないと思うけどわたしも何が起きたのかわからなかったわ…
頭がどうにかなりそうだった…」
『呼び出したばかりの使い魔を叩き起こそうと思ったらいつのまにか息を引き取っていた』
な…何を言ってるのかわからないと思うけどわたしも何が起きたのかわからなかったわ…
頭がどうにかなりそうだった…」
こんなことを口走ってしまう程混乱したルイズは自分の部屋へ行き2時間眠った…
そして……
目を覚ましてからしばらくして
使い魔が死んだことを思い出し………笑った…
そして……
目を覚ましてからしばらくして
使い魔が死んだことを思い出し………笑った…
使い魔の死、それはメイジにとって半身の消失とも言える重大事だったが、
ルイズにとってそんなことは関係なかった、自らが望んだ再召喚の機会が向こうから転がり込んできたのだ
流石に死んだ使い魔には哀れさを感じたが、何もしていないのに死んだということは
呼び出した時点で致命傷を負っていたか、何か病を抱えていたのだと考えた‐つまりは自分に責任は無いということだと
ルイズにとってそんなことは関係なかった、自らが望んだ再召喚の機会が向こうから転がり込んできたのだ
流石に死んだ使い魔には哀れさを感じたが、何もしていないのに死んだということは
呼び出した時点で致命傷を負っていたか、何か病を抱えていたのだと考えた‐つまりは自分に責任は無いということだと
そう結論付けたルイズはまず中庭に向かい死体を埋葬することにした
だが不思議な事に中庭についた時には使い魔の死体は影も形も無く消えていた
そのまま部屋に戻ったルイズは今度こそ自分にふさわしい使い魔を召喚すべく杖を振るった
だが不思議な事に中庭についた時には使い魔の死体は影も形も無く消えていた
そのまま部屋に戻ったルイズは今度こそ自分にふさわしい使い魔を召喚すべく杖を振るった
「な・ん・で、またアンタなのよ!」
振るった杖の先に現れたのは、先程呼び出し、そして死んだ筈の男だった
姿も態度も変わらないまま、一つだけ違うのは左手に使い魔のルーンが刻まれている点だけ
姿も態度も変わらないまま、一つだけ違うのは左手に使い魔のルーンが刻まれている点だけ
そうすでにルーンが刻まれているのだ、ルイズと契約した証が
そのことに気付いたルイズは嘆息した
誰も見ていないことを幸いに無かったことにもできない、ルーンの消し方など知らないからだ
諦めたルイズは男のことを問い質すべく声をかけた
誰も見ていないことを幸いに無かったことにもできない、ルーンの消し方など知らないからだ
諦めたルイズは男のことを問い質すべく声をかけた
「アンタ誰?」
「今度はどこに……ここはどこだ……」
「次はど…… どこから…… い…いつ「襲って」くるんだ!? 」
「オレのそばに近寄るなああ―――――――ッ!!」
「次はど…… どこから…… い…いつ「襲って」くるんだ!? 」
「オレのそばに近寄るなああ―――――――ッ!!」
自分の質問が無視されたこと、質問に質問が返されたこと、うるさいこと、
そしてそれが自分の使い魔であることにルイズはあっさりとキレた
そしてそれが自分の使い魔であることにルイズはあっさりとキレた
「うるさ―――――――い!!」
「ここはトリスティン魔法学院学生寮のわたしの部屋」
「わたしはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、
ヴァリエール公爵家の第三公女でアンタを使い魔として召喚したメイジよ、
つまり貴族でアンタの御主人様よっ」
「ここはトリスティン魔法学院学生寮のわたしの部屋」
「わたしはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、
ヴァリエール公爵家の第三公女でアンタを使い魔として召喚したメイジよ、
つまり貴族でアンタの御主人様よっ」
矢継ぎ早に言葉を発して男を黙らせると、そのまま扉の外に蹴り出した
「とりあえずそこで一晩頭を冷やしなさい」
ルイズはそう告げると非情にも扉を閉じた
朝、あまりの寒さにルイズは目を覚ました
「うー、寒い」
吐く息が白い
「もう春だって言うのに何でこんなに寒いのかしら」
突然の寒さに疑問符を浮かべながらベッドから降り、身嗜みを整えたルイズは食事に向かうべく扉を開けた
「うー、寒い」
吐く息が白い
「もう春だって言うのに何でこんなに寒いのかしら」
突然の寒さに疑問符を浮かべながらベッドから降り、身嗜みを整えたルイズは食事に向かうべく扉を開けた
開けた扉の向こうから真っ白に凍りついた使い魔が部屋の中に倒れこみ………ブチ割れた
■今回のボスの死因
季節外れの寒波で凍死………のち粉砕
季節外れの寒波で凍死………のち粉砕