ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

ゼロの番鳥-15

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匿名ユーザー

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ルイズが武器屋でヤクザ紛いな事をやらかしていたその頃。
武器屋の外では、ドアに耳をくっつけて中の様子を覗うキュルケとそれを冷めた目で見つめるタバサの姿があった。

ドン!
「ルイズ様・・・・・・・・・・・・・・・」
「あんたは黙って・・・・・・・・・・」

キュルケの耳にはルイズとギーシュの声が聞こえてくるが。
ドアが分厚いせいか具体的な内容は届いて来ない。
しかし、それよりもキュルケには気になる事があった。
(どうやってギーシュを垂らし込んだのかしら?)
惚れっぽい性格で二股三股は当たり前のプレイボーイ、それが学園内でのギーシュ総評。
だが、彼女の知るギーシュのストライクゾーンにはルイズは入っていないはずなのだ。
(鍵は、さっき聞こえたギーシュの「ルイズ様」発言のようね)

モヤモヤと考え込んでいるキュルケの脳内では妄想が展開されていく。
―――――――――――――――――――――――――――――――

そこはルイズの部屋であった。
何故かキュルケの脳内では、赤、青、緑等の様々な色を混ぜたかのような光が瞬く怪しげな空間になっているが。
「フヒヒ」
縄で縛られているギーシュが床に転がっていた。全裸で。何故かフヒヒ笑いをしているのが気持ち悪い。全裸だから更に。
傍らに立っているのは部屋の主であるルイズ。服装がこれまた何故か変わっている。

革製の拘束具、俗にボンデージと呼ばれる物を着て、縄で縛られているギーシュ(全裸)を養豚場の豚を見るような目で見ている。

ヒュン!ビシィ!

何かを振るような音が聞こえ、それに続くように炸裂する音が辺りに響く。
「ぐうっ!」
ギーシュ(全裸)の苦痛の声。背中には太い蚯蚓腫れが出来ている。
ルイズが手に持っている鞭を振ったのが原因だ。
本来なら悶え苦しみながら床を転がるだろう、しかし、ギーシュ(全裸)が痛苦の表情を見せたのは一瞬。
直ぐにそれを上回る歓喜の表情を出して喘ぎ出す。
「まるでサカリのついた野良犬ね~」
そんなギーシュ(全裸)の顔を足で上に向けながら呆れたような声を出すルイズ。
その罵倒の言葉も快感なのかブルブルと震えながら更に恍惚とした表情となるギーシュ(全裸)。
そんなギーシュ(全裸)の恍惚の表情に微笑みを返すと、ルイズは手に持った鞭を振り被って躊躇無く振り下ろした。
「犬ッ!犬ッ!犬ッ!」
鞭でシバキまくるルイズ。目が何処かに逝っている。
「アアアゴッウゴゴゴゴッ! ガハアァゥッハアァァガガッ!もっとッ!もっとッ!
 もっとおおおおおおおおおおお! あああ! 叩いて!叩いてッ! もっとおおおああおおお 僕を叱ってえええええ!」
ルイズに負けず劣らず何処かに逝っちゃった目をしながら、叫びまくる(全裸)
数十分程続いた暴行は、始まりと同じ唐突さで終わりを迎えた。

「はぁはぁ」
額の汗を拭いながら息を荒げているルイズ。


鞭を持った手を股間に滑りこませ、艶かしい手付きでなぞっている、瞳は奇妙に潤み、頬は興奮で紅潮している。
扇情的な顔がやたらエロい、その筋の人からは絶賛されると思われる。
「・・・・・・・・・・うっ!」
体―――特に腰の部分を震わせている(全裸)・・・・・・何が起こったのかは考えない方が良いだろう。
まだ余韻が冷めきらないのか舌を出しながら喘ぐ(全裸)を見て何か思い付いたのか邪悪に微笑むルイズ。
(全裸)の髪を掴むと強引に上を向かせ―――何と自分の股間を押し付けた。
「そんなに喉が乾いてるならこれでも飲みなさい」
そう言ったルイズの下腹部からは生暖かい―――――

―――――ルケ

「キュルケ?」
「はっ!?」
思考が別世界に飛んだままだったキュルケはその言葉で現世に舞い戻った。
何事かと親友の顔を見ると、驚く事にやや焦っている(付き合いの長いキュルケ以外にはまず分からないが)
「ルイズが出て来る」
タバサのその言葉通り、出入り口に近付いてくる足音が聞こえて来た。
鉢合わせすると面倒な事になるだろうと判断し、その場から急いで退散する二人。
「涎」
その途中キュルケの顔を指差してくるタバサ。
顔を触ってみれば涎がダラダラと流れている。
どうやら、妄想で興奮して知らず知らずの内に垂れてしまったらしい。
赤面(褐色の肌なので良く見なければ分からないが)しながら涎を袖で拭うキュルケ
走りながらも、キュルケの頭には先程の妄想がリフレインし、ルイズへの復讐を思いついていた。

(うふふ、見てなさいよルイズ)

そんな、にやけているキュルケを横目で見ながら。
(はぁ・・・・・・)
折角の休日を無駄な事に費やしたタバサは、キュルケに付き合った事を割と本気で後悔していた。

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