ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

偉大なる使い魔-6

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匿名ユーザー

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 わたしとキュルケが勝負をすることになった。
 わたしの後を付けていたのか、キュルケもソファーと剣を持ってきた
「あんた、いっぱいボーイフレンドがいるでしょう」
 わたしがつっぱねると
「ええ、だけど彼を知ってしまったら、もう他の男じゃ物足りないわ」
 ギーシュとの決闘を見た後、キュルケの悪い病気が始まったみたいだ
「何あんた、トリステインに勉強じゃなく男漁りにでもきたの?」
「言ってくれるわね、ヴァリエール・・・」
 わたしとキュルケが同時に自分の杖に手をかけた。
 突然つむじ風が舞い上がり、わたしとキュルケの杖を飛ばした
「室内」
 ここでやったら危険だというの・・・って
「何この子。さっきからいるけど」
「わたしの友達よ」
 キュルケが答える
「なんで、あんたの友達がわたしの部屋にいるのよ」
「いいじゃない」
 キュルケが、ぐっとわたしを睨んだ
「じゃあ、外に行って勝負しましょう」
 キュルケが名案を思いついたように言ってくる
 わたしに、断るといった選択は無かった

 夜遅くの中庭には、わたしとキュルケとタバサの三人しかいない
 プロシュートは「付き合ってられるか」と、部屋から出てこなかった
「ルールを説明するわ、あの枝にお互いの剣がロープでぶら下げてあるわ、
 魔法でいらない方を落とす、使う魔法は自由。先攻は譲ってあげる、何か質問は?」
「ないわ」
 わたしは別にプロシュートの為に剣を買った訳ではない。あの剣はインテリジェンスソードで
 プロシュートのことを『使い手』と呼んでいた、彼も否定しなかった。
 わたしは唯、剣が何を知っているのか知りたいだけだ。
 だが、それとこれとは話が別、キュルケに背は向けられない。
「助けてくれ、殺される、ヒトゴロシ」
 わたしが買った剣、デルフリンガーが喚く、人じゃ無いでしょあんたは
「黙ってて!間違えて、あなたにぶつけてしまうかもしれないわ」
 デルフが押し黙る。ここは火の魔法でいくか、わたしはそう判断する。
 わたしはファイヤーボールを唱える、しかし杖から何も出なかった。
 ドンと壁が爆発した
「わたしの番ね、火はこう使うのよ!」
 キュルケがあっさりとデルフを落とした
「わたしの勝ちね」
 キュルケが微笑む。その時、いきなり巨大なゴーレムが出現した
 ゴーレムが学院の壁を破壊したと思うとすぐに出て行ってしまった。
 その肩には誰かが乗っていたような・・・
 ただ、わたしたちは。その光景を見守る事しか出来なかった

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