ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

L・I・A 第03話

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第03話 イタリア料理を作らせに行こう!①


ドッギャアァァァァァン!!
「何だありゃあぁ~~!?」
奇怪ッ!正にそれは奇怪であったッ!
常識が有ろうとなかろうと、物心ついたばかりの子供でもボケてボケまくった老人でも驚きの声を上げるだろうッ!それは大いなる自然、大宇宙の真理のはずッ!
空に輝く月が『2つ』あるのだッ!!少なくとも“地球”ではあり得ないッ!
「こ、こいつぁグレートだゼぇ」
あの後、この森に逃げて来て夜を迎えた訳だが、一息ついて空を見上げたらこの事態だ。仗助の頭が告げる。“ここは地球ではない”と。
「大抵よぉ~こういう時は顔をつねれば良いんだよな~?」
ニギィィ~~~~
指で頬をつまみ、捻るッ!
「痛ッてェェェーーー!!!」
痛かった。バッチリ痛かった。
「現実って事かよぉ~」
いきなり見知らぬ土地に来てしまい、スタンド攻撃の類いかと思えば、これまた見知らぬ少女が大爆笑を浴びていて、雰囲気的にその一端を自分が負っているらしい。
トラブル回避の為にトンズラこいた訳だが、冷静に考えればここが何処かとか杜王町に帰るにはどうすればいいか等と聞けるはずであったのではないか?

しかし、月が2つも浮かんでいる光景を見れば全部夢だったのかと思いたくなる。頬をつねれば痛い。まっこと現実である模様。

「いわゆるファンタジーの世界ってか?勘弁してくれよぉ~。腹も減ってきたしよぉ~全くグレートだゼぇ」
手に持っている学生鞄にはいくつか食べ物もあるが、すぐになくなってしまうだろう。
「野垂れ死ぬのは勘弁だぜ」
よく見ると、遠くの方に明かりのついた建物が見える。大きく、まるで中世の城を彷彿とさせる。こうなればあそこに行って食べ物を恵んでもらうというのも1つの手であろう。
そう思いながら歩みだそうとした時、
パキィッ!
背後の方から枝の折れる音・・・そして人の気配。
仗助は咄嗟に音源の方へ意識を集中する。薄暗い中で相手が何者かわからないのだから警戒するに越したことはない。
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
「何者だよぉ?何処のどちらさんですかぁ~?」
幾分か威圧的な言葉を発する。しかし次の瞬間、仗助は驚愕と共に心からの安堵を覚えるのであった。

「OH!その声は仗助サンですカ?」
「えッ?へッ?」
良く知った声。怒ると何気に怖い人物であるために少々苦手な人。
「ヤッパリ、ソウでしたカ!」
近寄ってきた人影、そしてその顔は・・・・

「トニオさんッ!?」
バンッ!!
その名はトニオ・トラサルディーッ!!!!!

To Be Continued・・・・・

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