ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

亀と白銀な使い魔-2

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匿名ユーザー

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よく分からない状況だが、とりあえずなんだか素晴らしくヤバイ気がした。
何故って人間が飛んだりする訳無いからだ。そりゃなんか飛びそうな奴らがイタリアにはいたけどさ!
そこで私は行く宛もないが逃亡を試みた。が、やっぱり銀髪に捕まった。私を抱えると奴は先を行く小娘の後ろを歩き出した。
何処へ行くつもりだ。離せ!寄生してた分際で宿主に背くか!
私はもがいたが、所詮亀は亀だ。勝てる訳がなく、自分の力では奴から逃れられないのを悟った。
-何?役立たず独身銀髪眼帯男から逃げられない?逆に考えるんだ。『寝ちゃえ』と考えるんだ-
…神の声に従い、抵抗するのを止め睡眠態勢に入りそのまま寝ることにした。よくよく考えてみれば、餌が食えればそれでよかろうなんだな……どうせ……今……やることも…………無い………しな…………

目を覚ますと何処かの部屋に連れて来られたようだった。ちょっと前、あのコロネやワキガ男達が暮らしていた部屋に似ている気もするが、やっぱり違う。
大体こんなベッドなんかなかったし。そのベッドの上に例の小娘が、椅子に奴が座っていた。
私が見るまでずっと話していたらしく、小娘は欠伸をした。どうやら眠くなったらしい。
…寝る?確かにベッドはある。しかし、この部屋には一つしかない。まさか恋人じゃないんだし一つのベッドに二人で、なんて事はないだろう。
かと言ってソファなんて物も無い。ということは…まさか…
私は奴を見た。奴はこっちを見ていた。こいつ、私の中で寝る気だ!

-私にも拒否権があっても構わないはずだ。というか見返りをもらう資格があってもおかしく無いと思う。つーかよこせ。利用させてる私に感謝しろ。
しかしそのような声が届く訳無く、勝手に利用しやがった。この寄生虫が。
何か一悶着あった後、奴は私の中で熟睡しだしたが、小娘の方はベッドの中で震えていた。何かぶつぶつ言っているので近寄ってみる。
…詳しくは聞き取れなかったがどうやら何かあの役立たずに怒っているらしい。
しばらくすると小娘はそのまま寝てしまった。寝間着に着替えろよ、とつっこみつつ、私は床で寝る気になれないのでのそのそと動きだし、
小娘のベッドの上に載った。そこまで行くとまた睡魔が襲ってきたので、再度寝ることにした。

-別に私以外の誰かがどうなろうと知った事じゃあない。私は私の生活を営むだけだ。…ただ、感謝とかはされたいがな…。つかしろ。
うとうとしながら、そう考えた。


To Be Continued...

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