ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

小ネタ-24

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匿名ユーザー

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あたりに爆音が響き渡る。
「また失敗かよ」
「何度やっても無駄だ!」
「ちょっとぉ、いつまで待たせるのよ」
周りの生徒から次々に野次が飛ぶ
「…ごめんなさい。次こそ成功するから!もうちょっと待ってて」
野次を飛ばされている桃色の髪の少女は、皆に謝ってから再度サモン・サーヴァントに掛かった。
ドグオォ~ン!
当然の如く失敗。
「もういい加減にしろよ!」
「そうそう、諦めたら?」
「うん、絶対無理だろうしなwww」
「このままじゃ夕食に間に合わないんじゃない?」
皆からの野次が一段と大きくなる。
それに対して渦中の少女は、
「ごめんなさい。でも!次こそは成功するから!お願い!もうちょっと挑戦させて!!」
と謝りつつ、サモン・サーヴァントを続けようとした。
そこへ、一際福与かな体形の少年が、追い討ちをかける様に野次を飛ばした。
「なあ、ゼロのルイズじゃ一晩かかっても使い魔の召喚は無理じゃあないかwww?」
それを聞いた途端、ルイズと呼ばれた少女はサモン・サーヴァントの呪文をとめた。
同時に、あたりの空気も凍りついた。

「おい…かぜっぴき、あんた…今私のことなんつった!」
「へ?」
バグォ~ン!
完成した召喚の呪文を、マリコルヌに向かって発動するルイズ。
「ホゲェーーーッ鼻がッ!ハガがッ!」
「私を二つ名でケチつけてムカつかせたヤツぁ何モンだろうーーーとゆるさないわ!」
相手を射殺せるほどの怒りを瞳に宿し、空気を振るわせるほどの威圧感を放ちながらマリコルヌに迫るルイズ。
「この私を『マイナスのルイズ』だとォ?」
「え! そ…そんなこと誰も言って…」
「たしかに聞いたぞコラーーーーーッ!」
グバァァンッ!!
風邪っぴきのマリコルヌは砕け散った。

彼女の名前は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ラ・ヴァリエール。
魔法は使えないが、成績優秀で、二つ名で貶される度に切れる問題児であった。


第四部・完!

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