ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

奇妙なルイズ・エピローグ~サイトの場合~

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匿名ユーザー

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これは[奇妙なルイズ26]の結末でサイトが召喚された場合のものです。







…という訳じゃ。
ヴェストリの広場で召喚された少年は、伝説の使い魔ガンダールヴとして活躍し、トリスティンだけでなく世界を平和に導きおった。
あの当時は「ゼロのルイズ」などと呼ぶのは侮辱じゃったが、今となっては「虚無(ゼロ)のルイズ」は最大級の栄誉じゃ。
土くれのフーケに「破壊の杖」が奪われた時も見事に活躍してくれた、ミス・ロングビルがそれを期に退職してしまったのは残念じゃったがの。
ところで、ちまたで噂になっとる「キャッツアイ」という三人組の義賊のことを知っておるか?一人は赤髪をたなびかせ、一人はエメラルドグリーンの髪、もう一人は水色の髪の少女だそうな。
貴族の立場にあぐらをかいている、ろくでなし共にはいい薬じゃわい。

で、そうそう、虚無のルイズとその使い魔がどうなったか…という話じゃったな。
世界に平和をもたらした後、あの二人はどこかに旅立っていったそうじゃ。
「恩返しをしたい」と言い残してのう…
一節によると遙か東方のロバ・アル・カリイエより更に遠い場所へと、旅立っていったと聞くが…真相は闇の中じゃ。

さあ、これでワシの話はオシマイじゃ、皆も今日はもう寝なさい。
…む?遠見の鏡が…



『こんばんわー!オールド・オスマン先生!』
おお、久しぶりじゃの~、元気じゃったか?
『はい、ニホンの生活にも慣れました、でも聞いて下さいよ、サイトがジョータローと海洋調査に行ってばかりなんです!』
ほほほ、なあに、男は仕事で家族を養わないといかんからのう。
『あ、そうそう、今友達が来てるんです、この前話した空条徐倫、ジョータローの娘さんで…あ、電話!徐倫ちょっとオスマン先生と話してて!』
『ちょっ、いきなり言われたって困るッ……あー、オスマン先生?アタシ、空条徐倫』
おお、君がルイズの恩師の娘さんか、話はよく聞いておるよ。
『えぇと…オスマン先生、あんたもルイズの先生なんだろ?礼を言わせて貰うわ、ルイズとサイトが来なかったら、私も父も死んでいたわ』
ふむ…そちらもなかなか大変な目に遭ったようじゃの。
『まあね、異世界に来ちゃうあの娘には負けるわ、しかも定住するなんて…スピードワゴン財団で戸籍を用意するのが大変だったって愚痴ってたわよ』
迷惑をかけてすまんのぅ
『ちょっと徐倫!すぐ出かけるわよ、準備して!』
『何よ急に』
『サイトとジョータロー、今アマゾンの奥なんですって!もう、今日は夕飯までに帰るって約束してたのに!』
『あの二人は仕方ないわよ、こんな時間じゃ飛行機も出せないし、明日にしなさい』
『駄目よ、転移魔法使ってお弁当届けに行くわよ』
『ハァ!?ルイズあんたクレイジーよ!頭の中虚無ってんじゃないの?』
『大丈夫、サイトとジョータローの元にはいつでも駆けつけるって約束したんだから!準備はいい?転移するわよー』
『ちょっ、待っ、アタシを巻き込むなああああああああああ!』



…まったく、相変わらずにぎやかじゃのう。
そうそう、言い忘れておった。
虚無の使い手がどうなったのか、ワシは知らん。
じゃが、ワシの大切な教え子は、どこか遠くの土地で、楽しく過ごしておるよ。

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