・カモネギ 渾身の一発
開幕早々の乱打戦。初回から二死満塁のチャンス。「2番、ショート、カモネギ」のアナウンスが
流れると、球場の歓声は一際大きくなった。
1球、2球とボールが続いた。「思い切って振っていこうと思った」。バントの名手とはいえ、こんな
場面でバントをするわけにはいかない。大振りが続き、カウントは2-3。「ストレートだけを狙った」。
追い込まれたのは投手も打者も同じだ。相手はセキチクのエース、ゴルダック。スライダーもある。
それでも狙いは直球1本だった。単打でも得点にはなる。しかし意を決して力の限り振った打球は、
まるでカモネギの気持ちに応えるかのごとく、ライトスタンドに美しい放物線を描きながら吸い込まれ
ていった。これで6-0。開幕勝利の原動力となった。
23年目。ヨシノに移籍してから初めての開幕スタメン。既に「不惑のベテラン」と言われて久しいが、
この日のカモネギは今までで最も輝いていた。
実に10年ぶりとなったお立ち台でもカモネギは多くを語らず、ただ「ありがとうございました」とだけ
言った。まさに「カモがネギをしょってくる」ような一打。今日のことはファンの胸に永久に刻まれることであろう。
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【不惑のベテランカモネギ選手 その長い道のり】週刊ポケモンベースボーラー記事
先日、契約更改を終え、来季も現役続行となったヨシノギャラドス・カモネギ選手(遊撃手・42)、
来年でプロ野球23年目のシーズンを迎える同選手の波乱のプロ野球人生を振り返る。
彼は23年前、ドラフト4位でクチバホエルオーズ(現スターミーズ)に入団した。
当時はあまり期待された選手ではなく、実際プロ入り3年間は2軍暮らしが続いた。
そして4年目、ついにヨコドリジャイアンツにトレードされてしまう。
しかし、その移籍が同選手の今後を大きく変えることになった。
移籍先で同選手の打撃センスを見抜いた当時のユキノオー監督(現カナズミ監督)により徹底指導、
同選手が得意であった長ネギ打法(ねぎバットを使った変則打法)を完成させ
さらに徹底したバント練習、守備練習を繰り返し移籍2年目で遊撃手のポジションをつかむ事ができた。
その後もいぶし銀の活躍が続いた同選手だったが、やはり衰えにより年々出番が減り
3年前、球団から引退を打診されたがこれを拒否、ヨシノギャラドスに移籍した。
同選手は熟練の打撃とバントの上手さでチームを引っ張るいぶし銀として活躍、そして今に至る。
すでに不惑の年を迎えたカモネギ選手だが、来年も大ベテランとしてチームを引っ張ってくれる事だろう。
そして「長ネギ打法」は、ファンの心に永久に刻まれる事だろう。
通算成績 1735試合 打率.279 本塁打85 打点423 儀打数342
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コトブキスポーツ11月12日付
野球【ガブリアス監督 キャンプでオレ竜炸裂】
ヨシノギャラドス秋季キャンプで、またも「オレ竜」練習が見られた。
昨日11日の練習で、ガブリアス監督は野手を含めた選手全員に
投手練習を指示し周囲を再び驚かせた。この練習に関して同監督は、
「埋もれている才能を発掘するために投手練習をさせた」
と記者の質問に答え、4年目も「オレ竜」健在をアピールした。
同監督は今までにも「投手一日野手練習」や「100キロマラソン」などの
奇策練習を幾度となく行っている。
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最終更新:2007年12月09日 22:08