GearHead-2 人称/語尾トークン詳細
仕組み
置き換え先となる文字列の選択
1種類のトークンにつき、性格別に13種類、年齢別に3種類の計39種類の中から置き換えが行われる。
置き換え先となる性格が選ばれる基準は以下の通り。
- 性格パラメータ7種の絶対値の中で、もっとも絶対値が高いものを選ぶ。ただし「有名」は除外する。
- 1位が複数ある場合、もっともパラメータ番号の若いものを選ぶ。
1. については、除外されるのは「有名」だけで、その負極である「負け犬」は対象に入る。
2. については、ゲーム中に「@」コマンドで表示されるものと同じ順番。下の表も参照。
トークンの連続
このページに記されているトークンはすべて、「%JF2%JF_TACHI」 のような形で連続して使うことができる。
直接繋げて使うことが前提となっているトークンも数多く用意されている。
トークンが使えない場面
これらのトークンが使えるのは、ゲームシステムの側がその発言者を認識できている場面に限られる。
つまり、「Print」 や 「Alert」 のような話者情報を持たないメッセージには使えない。
標準トークン
JF/JS/JG
以下の3種類のトークンは、GearHead-1 から引き継ぐ形で実装されている。
%JF |
一人称 |
%JS |
二人称 |
%JG |
動詞や助動詞、形容詞の終止形に繋がる語尾 |
%JG については、繋げられる品詞の形に制限があることに注意して使う必要がある。
より正確には 「動詞、形容詞、一部の助動詞」 の終止形にのみ繋げることができる。
以下、このページ内では、その形の接続を 「終止型接続」 と表記する。
標準トークン一覧
|
男性 |
女性 |
%JF |
%JS |
%JG |
%JF |
%JS |
%JG |
青年(17~39歳) |
英雄 |
自分 |
あなた |
よ |
自分 |
あなた |
よ |
遵法 |
私 |
貴方 |
のです |
わたくし |
貴方 |
のです |
外向 |
私 |
貴方 |
んです |
私 |
貴方 |
のよ |
呑気 |
おれ |
あんた |
んだ |
うち |
あなた |
わ |
明朗 |
オレ |
君 |
よ |
わたし |
君 |
の |
実用 |
私 |
貴方 |
んです |
私 |
貴方 |
んです |
悪辣 |
俺様 |
お前 |
ぜ |
あたし |
おまえ |
わ |
無法 |
オレ様 |
てめえ |
ぜ |
アタシ |
オマエ |
ぜ |
内向 |
ボク |
お宅 |
… |
…私、 |
あなた |
… |
短気 |
オレ |
アンタ |
ぜ |
アタシ |
アンタ |
ぜ |
陰鬱 |
私 |
あなた |
よ |
わたし |
あなた |
よ |
負犬 |
俺っち |
貴方様 |
んです |
私 |
貴方様 |
のです |
神秘 |
我輩 |
汝 |
のです |
我 |
汝 |
のです |
老人(40歳~) |
英雄 |
わし |
あなた |
よ |
私 |
あなた |
よ |
遵法 |
私 |
貴方 |
のです |
私 |
貴方 |
のです |
外向 |
わし |
貴方 |
んです |
私 |
貴方 |
のよ |
呑気 |
おれ |
あんた |
んだ |
私 |
あなた |
わ |
明朗 |
オレ |
君 |
よ |
私 |
君 |
の |
実用 |
私 |
貴方 |
んです |
私 |
貴方 |
んです |
悪辣 |
俺 |
お前 |
ぜ |
私 |
おまえ |
わ |
無法 |
オレ様 |
テメー |
ぜ |
私 |
オマエ |
ぜ |
内向 |
儂 |
おたく |
… |
私 |
あなた |
… |
短気 |
オレ |
アンタ |
ぜ |
私 |
アンタ |
ぜ |
陰鬱 |
わし |
あなた |
よ |
私 |
あなた |
よ |
負犬 |
ワシ |
貴方様 |
んです |
私 |
貴方様 |
のです |
神秘 |
我輩 |
汝 |
のです |
我 |
汝 |
のです |
子供(~16歳) |
英雄 |
僕 |
あんた |
よ |
わたし |
あなた |
よ |
遵法 |
僕 |
貴方 |
のです |
わたくし |
あなた |
のです |
外向 |
ボク |
貴方 |
んです |
わたくし |
あなた |
のよ |
呑気 |
ぼく |
あんた |
んだ |
うち |
あなた |
わ |
明朗 |
ボク |
君 |
よ |
あたし |
君 |
の |
実用 |
僕 |
貴方 |
んです |
私 |
貴方 |
んです |
悪辣 |
オレ |
お前 |
ぜ |
あたし |
おまえ |
わ |
無法 |
オレ |
てめえ |
ぜ |
アタシ |
オマエ |
ぜ |
内向 |
ボク |
お宅 |
… |
わたし |
あなた |
… |
短気 |
ボク |
アンタ |
ぜ |
アタシ |
アンタ |
ぜ |
陰鬱 |
ぼく |
あなた |
よ |
あたし |
あなた |
よ |
負犬 |
ぼく |
貴方様 |
んです |
わたし |
貴方様 |
のです |
神秘 |
自分 |
汝 |
のです |
我 |
汝 |
のです |
GearHead-2 追加トークン
概要と特徴
主に語尾トークン %JG における接続品詞の制限や、
そもそも1種類では表現の幅が狭すぎる、という問題を緩和するべく追加されたトークン群。
単純に表現の幅を増やすための単発系トークンと、
さらに細かな表現や敬体を扱う際に必要になる、複数種類を組み合わせて使うタイプの複合トークンがある。
これらのトークンは汎用性を第一に作られているため、
標準トークンによる味付け(前表参照)と比べると表現の大人しいものが多い。
同時に使うことでゲーム的な不都合が起こるわけではないが、
表現の方向性の違いから、標準トークンと追加トークンは併用しないほうが性格付けは安定する。
GearHead 日本語版の伝統的な雰囲気を重視したい場合は標準トークン、
表現の幅を重視したい場合は追加トークンを使おう。
人称系トークン
JF2/JS2/JS_AGG
%JF2 および %JS2 は新トークンの抑え目な表現に合わせた一人称と二人称、
%JS_AGG は敵対的な相手に対して用いる二人称。
|
男性 |
女性 |
%JF2 |
%JS2 |
%JS_AGG |
%JF2 |
%JS2 |
%JS_AGG |
青年(17~39歳) |
英雄 |
俺 |
君 |
お前 |
私 |
あなた |
お前 |
遵法 |
私 |
貴方 |
貴様 |
わたくし |
貴方 |
貴方 |
外向 |
私 |
君 |
あんた |
私 |
あなた |
あんた |
呑気 |
僕 |
君 |
あんた |
わたし |
君 |
あんた |
明朗 |
僕 |
君 |
おまえ |
私 |
君 |
おまえ |
実用 |
私 |
君 |
貴様 |
私 |
貴方 |
貴様 |
悪辣 |
俺 |
おまえ |
テメエ |
あたし |
あんた |
テメエ |
無法 |
オレ |
オマエ |
テメー |
アタシ |
オマエ |
テメー |
内向 |
僕 |
君 |
あんた |
私 |
あなた |
あなた |
短気 |
オレ |
あんた |
テメエ |
あたし |
あんた |
テメエ |
陰鬱 |
私 |
貴方 |
あんた |
私 |
貴方 |
貴方 |
負犬 |
僕 |
あんた |
おまえ |
私 |
あんた |
おまえ |
神秘 |
私 |
貴方 |
貴様 |
わたし |
あなた |
貴様 |
老人(40歳~) |
英雄 |
私 |
君 |
お前 |
私 |
貴方 |
お前 |
遵法 |
私 |
貴方 |
貴様 |
私 |
貴方 |
貴方 |
外向 |
私 |
君 |
アンタ |
私 |
あなた |
アナタ |
呑気 |
私 |
君 |
あんた |
わたし |
あなた |
あなた |
明朗 |
私 |
君 |
おまえ |
わたし |
あなた |
おまえ |
実用 |
私 |
君 |
貴様 |
私 |
貴方 |
お前 |
悪辣 |
俺 |
おまえ |
オマエ |
私 |
あんた |
オマエ |
無法 |
オレ |
オマエ |
オマエ |
アタシ |
オマエ |
オマエ |
内向 |
僕 |
君 |
あんた |
私 |
あなた |
あなた |
短気 |
オレ |
おまえ |
オマエ |
あたし |
あんた |
オマエ |
陰鬱 |
私 |
君 |
貴方 |
私 |
貴方 |
貴方 |
負犬 |
僕 |
あんた |
おまえ |
私 |
あんた |
おまえ |
神秘 |
私 |
そなた |
貴様 |
わたし |
そなた |
貴様 |
子供(~16歳) |
英雄 |
俺 |
きみ |
おまえ |
わたし |
あなた |
おまえ |
遵法 |
僕 |
貴方 |
おまえ |
わたくし |
あなた |
あなた |
外向 |
僕 |
きみ |
あんた |
わたし |
あなた |
あんた |
呑気 |
ぼく |
きみ |
あんた |
わたし |
あなた |
あなた |
明朗 |
僕 |
きみ |
あんた |
あたし |
あなた |
あんた |
実用 |
僕 |
貴方 |
おまえ |
私 |
あなた |
おまえ |
悪辣 |
オレ |
あんた |
あんた |
あたし |
あんた |
あんた |
無法 |
オレ |
アンタ |
アンタ |
アタシ |
アンタ |
アンタ |
内向 |
僕 |
君 |
あんた |
わたし |
あなた |
あなた |
短気 |
オレ |
あんた |
アンタ |
アタシ |
あんた |
アンタ |
陰鬱 |
僕 |
君 |
あんた |
わたし |
あなた |
あんた |
負犬 |
僕 |
あんた |
おまえ |
わたし |
あなた |
おまえ |
神秘 |
僕 |
貴方 |
おまえ |
わたし |
あなた |
おまえ |
JT_KO/JT_SO/JT_A/JT_DO
「こいつ」「あいつ」 などの三人称代名詞に置き換えられる。
%JT_KO |
この人/こいつ/この方/こやつ |
%JT_SO |
その人/そいつ/その方/そやつ |
%JT_A |
あの人/あいつ/あの方/あやつ |
%JT_DO |
どの人/どいつ/どの方/どやつ |
JF_TACHI/JS_TACHI/JT_TACHI
人称複数化のトークン。
それぞれ %JF/%JS/%JT の直後に置かれ、「たち/ら」 に変換される。
トークンを使わず、すべて 「たち」 を使っても特に問題はないが、
「ら」 を混ぜてより性格付けに合った形にしたい場合にはこちらを使おう。
%JF_TACHI |
%JF に対応 |
%JS_TACHI |
%JS に対応 |
%JT_TACHI |
%JT に対応 |
JT_AGG/JT_TACHI_AGG
三人称代名詞の攻撃的バージョンとその複数化トークン。ア系のみ用意されている。
「野郎」 に繋ぐための 「ども」 が含まれる関係で、複数化トークンも専用のものになっている。
他の %JT_* 系トークンに繋げると不自然なことになるので注意。
%JT_AGG |
奴/あいつ/あの野郎 |
%JT_TACHI_AGG |
ら/ども |
リアクション系トークン(JR_*)
返答や悲鳴など、何らかの反応を示す際に使えるトークン。
全員一律の答え方や驚き方では不満な場合にいくらかの役に立ってくれる。
トークン名が一部先鋭的なのは、文中に置いた際の分かりやすさを重視した結果。
JR_YES/JR_NO/JR_HIMEI/JR_BIKKURI/JR_HEY
おおよそは示されている例のどれかに置き換えられる。
%JR_YES |
うん/ああ/おう/ええ |
%JR_NO |
いや/いや/いえ/ううん |
%JR_HIMEI |
うわっ/きゃっ/うぐっ/あうっ |
%JR_BIKKURI |
なにっ/えっ/なんだとっ/そんなっ |
%JR_HEY |
ああ/ねえ/なあ/おい/ちょっと |
単発語尾系トークン(%JG_*)
標準トークン %JG と同系統の役割で、1つの文章の末尾に使われるトークン。
後述の %JV_* 系のトークンと異なり、組み合わせて使うことは基本的に想定されていない。
想定されていないというだけで、組み合わせ可能なものも存在しているが、
少なくとも語尾系の %JG_* トークンの直後に他のトークンを連続させることはできないと考えていい。
表現の分かれ方としては、「標準的」「粗暴」「女性的」 の大まかな3系統に大別される。
各トークンごとにその3種類の表現しかないという意味ではないが、
すべてのトークンの内容をいちいち確認・参照するのは現実的ではないため、
実際に使う上ではその3系統でイメージ分けしておくのが早い。
JG_YO/JG_NE
標準トークン %JG と同じ、終止型接続の語尾。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_YO |
よ/…… |
ぞ |
わ/…… |
翻訳する「よ」/たくさんやった「ぞ」 |
%JG_NE |
ね/…… |
ぜ |
わね/…… |
完成した「ぜ」/そうでもない「わね」 |
JG_DA/JG_DAYO/JG_DANE
役割としては %JG と同方向だが、体言(名詞や形容動詞の語幹)に繋げたい場合はこちらを用いる。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_DA |
だ/…… |
だ |
よ/…… |
今度こそOK「だ」/隙だらけ「よ」 |
%JG_DAYO |
だ/だよ/…… |
だぜ |
よ/ですわ/…… |
完璧「だよ」/当然「ですわ」 |
%JG_DANE |
だね/…… |
だな |
ね/ですわね/…… |
綺麗「だな」/お世辞「ね」 |
JG_SK/JG_NDA(強調)
単純な言い切りの形よりもやや強く主張するニュアンスを含めたい場合に用いる。
2種類とも終止型接続用だが、直前に 「な」 を付けることで体言にも繋げることができる。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_SK |
んだよ/…… |
んだぜ/んだぞ |
のよ/のですわ/…… |
違う「んだよ」/却下な「のですわ」 |
%JG_NDA |
んだ/のだ/…… |
んだ |
の/のよ/…… |
誤解な「んだ」/もう撃ってしまう「の」 |
JG_SY/JG_TY(呼びかけ・感嘆)
相手に呼びかけたり、感嘆の気持ちを込めたい場合に使う。
%JG_SY は終止型接続、%JG_TY は体言への接続用。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_SY |
なあ/ねえ/…… |
なあ |
わねえ/のねえ/…… |
すごい「なあ」/貫通した「わねえ」 |
%JG_TY |
だなあ/だねえ/…… |
だなあ |
ねえ/ですわねえ/…… |
火薬庫「だなあ」/誘爆確実「ねえ」 |
JG_Q(疑問・確認)
疑問や確認の意思を表す語尾。
終止型接続だが、%JG_SK と同じく直前に 「な」 を付けることで体言にも繋げることができる。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_Q |
のか/のかい/…… |
のか |
の/んですの/…… |
撃たれる「のか」?/ヘッドショットな「んですの」 |
JG_R/JG_R_AGG(要請)
相手に何かをしてほしい場合に用いる。
「ほしい」 や 「くれ」 だけを見ていると 「○○がほしい」 の 「ほしい」 と混同しそうになるが、
こちらは助詞の 「て」 などに繋がる形の 「行動の要求」 であることに注意。
普通の頼みごとの場合は %JG_R、強い調子で迫るような場合は %JG_R_AGG が適している。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_R |
ほしい/ね/…… |
くれ |
ね/ちょうだい/…… |
付き合って「ほしい」/冗談はやめて「ね」 |
%JG_R_AGG |
よ/くれ/…… |
くれ |
よ/ちょうだい/…… |
夢を見させて「よ」/帰って「ちょうだい」 |
JG_GA(逆接)
逆接を示す。
終止型接続だが、←のように直前に 「だ」 を付けることで体言にも繋げることができる。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_GA |
けど/が |
が |
けど/けれど |
そうは言う「けど」/すでに瀕死なんだ「が」 |
JG_KANA(思案・疑問)
疑問を抱いたり思案している様を示す。
そのままの形で終止型や体言に接続したり、頭に 「の」 を付けて終止型限定にすることもできる。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
用例 |
%JG_KANA |
かな/かね/…… |
かな |
かな/かしら/…… |
助かる「かな」/どう見ても無理「かしら」 |
JG_SAN(敬称)
店員や同僚など、「敬称を使いたいが、粗暴系のキャラまでさん付けするのはおかしい」 場面で使う。
これは語尾ではないが、単品トークンという性質が強いので %JG_* 系に含めてある。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JG_SAN |
さん |
<空白> |
さん |
複合系トークン(%JV_*)
%JG_* 系のトークンでは微妙に言い回しが合わない場合や、
「です/ます」 のような敬体表現を絡める場合に使う。
%JG_* 系に比べて文法要素に細かく分かれており、組み合わせて使うことで表現の幅が増やせるが、
その反面、単純な数の多さや、トークンごとの組み合わせの可否がやや複雑で覚えにくい。
JV_YO/JV_ZO/JV_NA/JV_NE
名前の似ている %JG_YO/%JG_NE と混同しないように注意。
それぞれに細かなニュアンスの異なる、約一文字分の語尾を与える。
また各イメージごとの 「よ/ぞ/ぜ」 等の振り分け方も %JG_YO/%JG_NE と異なるため、
同じ語尾を連続させたくない場合にはこれらを使えばおおよそ回避できる。
また、どれも必ず語尾の末端に使われ、この後ろには他のトークンは続かない。
これらは単品では終止型接続のような形式だが、%JG_* 系ほどには接続品詞が固定されていない。
例えば、%JV_NA を使って 「これ、お前の取り分『な』」 のような表現もできる。
いずれの場合でも、この下の %JV_M_DA と組み合わせることで明確な体言接続化が可能。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JV_YO |
よ/<空白> |
ぜ |
よ/<空白> |
%JV_ZO |
ぞ |
ぞ |
わ/<空白> |
%JV_NA |
な/ね |
な |
ね/<空白> |
%JV_NE |
ね/のう |
ぜ/<空白> |
ね |
JV_M_DA
男性および男性的な言葉遣いの一部女性に対して、「だ」 を与える。
主な用途は上の4つのトークンの前に置くことでの体言接続化だが、
単品でも男性的な言い切りの表現に使える。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JV_M_DA |
だ |
だ |
<空白> |
JV_N
「~なんだよ」「~なのね」「~するのですか」 のような表現における、「ん/の」 を与えるトークン。
この例の通り、原則として %JV_M_DA か、後述の 「~です」 系のトークンの前でのみ使える。
JV_KA/JV_KA_Q/JV_Q
%JG_Q の細切れ版。
あちらにはあった 「の」 の成分が除かれ、より細かな使い方ができる。
%JV_KA と %JV_KA_Q の違いは、女性的表現の「ね」があるかどうかのみ。
「確認」 のニュアンスを含む場合は %JV_KA、純粋な 「質問」 の場合には %JV_KA_Q を使おう。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JV_KA |
か |
か |
ね |
%JV_KA_Q |
か |
か |
<空白> |
%JV_Q |
か/かい |
か |
<空白>/かしら |
JV_F_YO/JV_F_WA/JV_F_NO/JV_F_NE
女性的言葉遣いの性格に対して、「よ/わ/の/ね」 を与える。
使いどころは限定的だが、とりあえず用意してあるトークン。
主に末端部で使われるが、「やる『わ』ね」 のような使い方も可能。
この場合、男性的言葉遣いでは 「やるな」 のような表現となり、問題は起きない。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JV_F_YO |
<空白> |
<空白> |
よ |
%JV_F_WA |
<空白> |
<空白> |
わ |
%JV_F_NO |
<空白> |
<空白> |
の |
%JV_F_NE |
<空白> |
<空白> |
ね |
JV_OJO_WA/JV_OJO_NO
いわゆる 「お嬢様言葉」 の性格に対して、「~ですわ」「~ですの」 の 「わ/の」 を与える。
限定的もいいところだが、%JG_* 系の表現に対応できるように用意されている。
なお、具体的な 「お嬢様」 の対象は、「遵法/実用主義」 かつ 「青年/子供」 の女性。
この2つがお嬢様とされているのは、主に標準トークン %JG からのイメージによる。
|
お嬢様 |
それ以外 |
%JV_OJO_WA |
わ |
<空白> |
%JV_OJO_NO |
の |
<空白> |
JV_SIL/JV_SIL_R
三点リーダーの補完に用いるトークン。
性格分類における根暗担当である 「内向」 と 「陰鬱」 に対して、「……」 を与える %JV_SIL と、
その逆に、「内向/陰鬱」以外の性格に対して 「……」 を与える %JV_SIL_R の二種類がある。
語尾トークンの直後に三点リーダーを使いたい場合、一部のトークンの中身に
初めから含まれている三点リーダーと重なって4連続になってしまうケースがあるため、
それを避けつつ三点リーダーを置きたい場合に %JV_SIL_R が役に立つ。
なお、トークン側に 「……」 が含まれる可能性があるのは %JG_* 系のみで、%JV_* 系には含まれない。
|
内向/陰鬱 |
それ以外 |
%JV_SIL |
…… |
<空白> |
%JV_SIL_R |
<空白> |
…… |
JV_DAROU
「~するだろう/でしょう」 という表現で、予測や意見を述べる際の語尾。
敬体としての 「でしょう」 ではなく、男女別の言葉遣いの違いとして使いたい時に用いる。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JV_DAROU |
だろう |
だろう |
でしょう |
JV_KUDASAI
「物品の要求」 である他動詞の 「くれ」 を与えるトークン。
表現としては敬体が含まれるが、他の敬体表現トークンと異なり、
活用に伴うややこしさのない単品的な性質が強いのでこちら側に記載している。
|
標準的 |
粗暴系 |
女性的 |
%JV_KUDASAI |
ください/くれ/おくれ |
くれ |
ください/ちょうだい/おくれ |
敬体系複合トークン(%JV_*)
「です/ます」 に代表される敬体表現は、その多くに親の語の活用変化を伴う。
そのため敬体表現とそうでない通常の表現が単純な置き換えで行き来できず、対応が難しい。
しかし敬体が使えるかどうかは表現の幅に大きな影響を与えるので、
ここでは代表的な活用に対して1つ1つトークンを与えていくという力技で無理やり実装している。
表現の種類に対してトークンの数が膨れ上がっているが、
名前付けは一定の法則に従って 「できるだけトークン名だけで分かるように」 付けられているので、
覚えるのは見た目の数ほど難しくはない……はず。
敬体化の有無
敬体表現トークンを用いた場合に、実際に敬体として置き換えられるか、
それとも敬体でない表現が使われるかは性格ごとに一意に決められている。
予期しない結果を避けるため、他のトークンに見られるような細かな表現の揺れはない。
敬体なし |
・全年齢の 「悪辣/無法/短気」 ・神秘主義の 「青年男性/老人(男女)」 |
敬体あり |
それ以外すべて |
「です」系
「だ」 の敬体と、それに関連した表現を扱うトークン。
単体では体言接続だが、頭に 「の/ん」 を付けることで終止型接続にできる。
|
敬体あり |
敬体なし |
%JV_DESU |
です |
だ |
%JV_DESUKA |
ですか |
か |
%JV_DESYOU |
でしょう |
だろう |
%JV_DESITA |
でした |
だった |
五段活用系「ます」
「ます」 系の敬体のうち、五段活用の動詞に対して使われるトークン。
数は多いが、ほぼトークン名そのままの置き換えなので覚えるのは難しくない。
ただし、サ行の 「%JV_SIMASU」 に関しては、後述のサ変動詞の 「します/する」 との混同に要注意。
|
敬体あり |
敬体なし |
用例 |
%JV_*MASU |
~ます |
<終止形> |
殺します/殺す 運びます/運ぶ |
%JV_*MASEN |
~ません |
<未然形ア行>+ない |
殺しません/殺さない 運びません/運ばない |
%JV_*MASYOU |
~ましょう |
<未然形オ行>+う |
殺しましょう/殺そう 運びましょう/運ぼう |
%JV_*MASITA |
~ました |
<連用形音便>+た |
殺しました/殺した 運びました/運んだ |
実装されているのは以下の8×4種類。
活用語尾 |
語幹と用例 |
ます |
ません |
ましょう |
ました |
う |
会~ |
%JV_IMASU |
%JV_IMASEN |
%JV_IMASYOU |
%JV_IMASITA |
く |
動~ |
%JV_KIMASU |
%JV_KIMASEN |
%JV_KIMASYOU |
%JV_KIMASITA |
す |
探~ |
%JV_SIMASU |
%JV_SIMASEN |
%JV_SIMASYOU |
%JV_SIMASITA |
つ |
撃~ |
%JV_TIMASU |
%JV_TIMASEN |
%JV_TIMASYOU |
%JV_TIMASITA |
ぬ |
死~ |
%JV_NIMASU |
%JV_NIMASEN |
%JV_NIMASYOU |
%JV_NIMASITA |
ぶ |
運~ |
%JV_BIMASU |
%JV_BIMASEN |
%JV_BIMASYOU |
%JV_BIMASITA |
む |
噛~ |
%JV_MIMASU |
%JV_MIMASEN |
%JV_MIMASYOU |
%JV_MIMASITA |
る |
や~ |
%JV_RIMASU |
%JV_RIMASEN |
%JV_RIMASYOU |
%JV_RIMASITA |
特殊活用「ありません/ない」
「ある」 という語については、これは 「ラ行活用」 とも呼べるような古語由来の特殊な活用を持ち、
否定表現に対して %JV_RIMASEN を使おうとすると、「ありません/あらない」 という間違った結果になる。
このような活用をするのはこれ一語のみであるため、専用のトークンが用意されている。
古語では 「ない」 ではなく 「ず」 が否定に用いられ、「あらず」 となるのが元の形だった。
否定以外の3表現については、普通にラ行の五段活用を用いれば問題ない。
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敬体あり |
敬体なし |
%JV_ARIMASEN |
ありません |
ない |
五段活用以外の「ます」
五段活用以外には 「上一段/下一段/カ変/サ変」 の4種類の活用があるが、
これらに対しては4種類のトークンで共通して対応することができる。
ただし、サ変動詞の 「します/する」 の終止形表現については専用トークンが用いられる。
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敬体あり |
敬体なし |
用例 |
%JV_MASU |
ます |
る |
来ます/来る 食べます/食べる |
%JV_MASEN |
ません |
ない |
起きません/起きない しません/しない |
%JV_MASYOU |
ましょう |
よう |
期待しましょう/期待しよう 来ましょう/来よう |
%JV_MASITA |
ました |
た |
落ちました/落ちた 見えました/見えた |
「します/する」(JV_S_SIMASU)
サ変動詞である 「する」 と、その敬体である 「します」 に対応する専用のトークン。
語幹変化を伴っているので %JV_MASU では対応できず、
また同じ命名規則に従って 「%JV_SIMASU」 とすると五段活用のものと名前が被ってしまうため、
より用途が限定的、かつ五段活用の側の命名法則を乱さずに済むこちら側が譲歩する形になった。
間違って %JV_SIMASU を使ってしまうと 「します/す」 に変換されるので注意。
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敬体あり |
敬体なし |
%JV_S_SIMASU |
します |
する |