Area Of Effect, Map Shading

 Area Of Effectは、マップ上に置かれた[Single piece]や[Card]の中央から指定された範囲を、塗りつぶして表示できるよう設定します。
 Map Shadingは、[Map Window]下の[Board]に、網掛けやベタによる塗りつぶしを重ね描きします。Area Of Effectと併用することで、様々な範囲表示ができるようになります。


Area Of Effectを設定する

 Area Of Effectは、[Single piece]や[Card]、[Game Piece Prototype Definitions]下の[Definition]などで設定します。
 Area Of Effectの詳細設定画面です。
Description:
Use Map Shading:[Map Window]に設定されているMap Shadingの塗り設定を使うかどうかです。
Fixed Radius:塗りつぶし範囲を固定するか可変にするかです。
Radius:塗りつぶし範囲の半径です。単位は[Board]に設定されているグリッド形状により、Hex GridやRectangular Gridではグリッド単位、Irregular Gridやグリッド指定がない場合はピクセル(ドット)単位の円形となります。
Always visible:範囲を常に表示するかどうかです。
 Use Map Shadingのチェックを外した場合の追加設定です。
Fill Color:範囲の塗りつぶし色です。
Opacity:範囲の塗りつぶし色の不透明度です。単位は%で、100ならば完全に不透明、0ならば完全に透明になります。
 Always visibleのチェックを外した場合の追加設定です。
~command:範囲の表示/非表示を切り替える場合の、右クリックメニューに表示する説明テキストの設定です。
~keyboard shortcut:範囲の表示/非表示を切り替える場合の、ショートカットキーの設定です。ショートカットキーとテキストの両方を設定しないと、右クリックメニューに表示されないので、注意してください。
 Fixed Radiusのチェックを外した場合の設定です。
Radius Marker:塗りつぶし範囲を示すMarker名を指定します。チェックを入れた場合と異なり、塗りつぶし範囲を直接指定するわけではないので、注意してください。
 Area Of Effectの塗りつぶし範囲を指定するための、Markerを追加します。
 MarkerのProperty nameにRadius Markerで指定するための名前、Property valueに塗りつぶし範囲の半径を指定します。単位は[Board]に設定されているグリッド形状により、Hex GridやRectangular Gridではグリッド単位、Irregular Gridやグリッド指定がない場合はピクセル(ドット)単位の円形となります。
 Markerの代わりにDynamic PropertyやGlobal Propertyを使うこともできます。NameにRadius Markerで指定するための名前、Valueに塗りつぶし範囲の半径を指定します。単位は(略)。
   その他、Dynamic Propertyの詳しい設定方法はDynamic Property, Set Grobal Propertyを御覧ください。
 Markerの代わりにProperty Sheetを使うこともできます。NameにRadius Markerで指定するための名前を指定します。

Area Of Effectの表示例

 Hex Gridの範囲は、Hexの大きさに関係なく、中心Hexが0、その周囲が1、さらに周囲が2……となります。
 Rectangular Gridの範囲も、Hex Gridと同様です。
 Irregular Gridやグリッド未指定の場合、ピクセルを単位とした半径を持つ円形になります。
 Area Of Effectが重なると、後から選択した[Single piece]や[Card]のArea Of Effectが手前に描画されます。
 Irregular Gridやグリッド未指定の場合、Area Of Effectは自由な位置で重ねられます。

Map Shadingを設定する

 Map Shadingは、Area Of Effectを使いたい[Map Window][Private Window][Player Hand]などで設定します。
 Map Shadingの詳細設定画面です。
Name:同種の他の設定と区別するための名前です。
Shading Always On:塗りつぶしを常に表示するかどうかです。
All boards in map:同じ[Map Window]上にある[Board]のどれに、設定を適用するかです。
      ・Yes:全ての[Board]に設定を適用します。
      ・No, exclude~:一覧に登録した[Board]では設定を適用しません。
      ・No, only shade~:一覧に登録した[Board]にのみ設定を適用します。
Type:塗りつぶしの表示方法です。
      ・Foreground:Area Of Effectで指定された範囲を塗りつぶします。
      ・BackGround:マップ全体を塗りつぶし、Area Of Effectで指定された範囲は塗りつぶしません。
Draw Shade~:塗りつぶしを[Single piece]や[Card]の上にするかどうかです。
Shade Pattern:塗りつぶしの網掛けのパターンです。
Color:塗りつぶし色です。
Opacity:塗りつぶし色の不透明度です。単位は%で、100ならば完全に不透明、0ならば完全に透明になります。
Border:縁取り線を引くかどうかです。
 Shading Always Onのチェックを外した場合の追加設定です。
Shading Starts turned on:塗りつぶしの表示/非表示を切り替える場合、塗りつぶしをゲーム開始時に表示するかどうかです。
Button text:ツールバーボタンに表示するテキストです。塗りつぶしの表示/非表示の切り替えに使います。
Tooltip Text:ツールバーボタン上でカーソルをとめたときに表示される説明テキストです。
Button Icon:ツールバーボタンに表示するアイコン画像です。
Hotkey:ショートカットキーの設定です。
 Borderのチェックを入れた場合の追加設定です。
Border Color:縁取り線の色です。
Border Width:縁取り線の太さです。
Border Opacity:縁取り線の不透明度です。単位は%で、100ならば完全に不透明、0ならば完全に透明になります。

Map Shadingの表示例

Type: Foreground Type: Background
Draw Shade~のチェック無
Draw Shade~のチェック有

 縁取り線はTypeやDraw Shade~に関わらず、常に手前側に描かれます。

 同じMap Shadingで塗りつぶしているArea Of Effectが重なると、塗りつぶし範囲が一体化して描画されます。
 異なるMap Shadingで塗りつぶしているArea Of Effectが重なると、[Map Window]で設定した並びの下側にあるMap Shadingが手前に表示されます。

 Hex Gridの場合、同じMap Shadingで塗りつぶしているArea Of Effectが隣接したときに、塗りつぶし範囲が一体化するかどうかは、Area Of Effectの大きさと[Single Piece]や[Card]の位置により変わります。
   これは、VASSAL内部でHex Gridを描画するときの計算の誤差によるものと思われます。
 [Single Piece]の配置も塗りつぶしの形状も全く同一ですが、縁取り線が塗りつぶしに食い込んだり食い込まなかったりしています。
 隣接するArea Of Effectの大きさによって、縁取り線が塗りつぶしに食い込んだり食い込まなかったりしています。

Area Of EffectとCan Rotateを併用する

 Area Of EffectとCan Rotateを併用する場合、Can Rotateを上に、Area Of Effectを下に並べてください。逆にすると、Area Of Effectの自前塗りつぶしが表示されなくなります(Map Shadingによる塗りはどちらでも有効)。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年11月05日 22:35
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。