俺は時間を止めてズボンを脱ぐと、嬉々としてカズキ先輩の正面、正確にはミズホ先輩の背後に
立つ。
 俺が狙うのは、ミズホ先輩のお尻の穴。駅弁ファックのおかげで、上手い具合に彼女のアナルが
こちら側に向いている。ただ位置が少し高いので、踏み台代わりに跳び箱の一段目を使う。
場所を移動されても、この高さならタイムウォッチの『タケコプター機能』でも代用が利く。
 激しく責められるのが好きとは言っても、ミズホ先輩は後ろは初めてかも知れない。
そうだとすると、ちょっと罪悪感もあるが、教師に見つかって退学処分食らうよりはマシだと
思ってもらおう。多分、この帽子のおかげで何されたのか分からないだろうしな。
 いきり立つモノに取り寄せたローションをたっぷりとかけ、彼女のアナルに当てる。
このまま時間を動かせば、彼女がずり落ちる力でこいつを飲み込んでくれるだろう。
 俺は時間を動かそうとして……彼女の幸せそうな横顔を眺める。
 お尻でするのも、慣れない内は結構痛いらしい。そんな痛みで、彼女の顔をゆがめるのは
気が引けるな……。
 俺は踏み台の跳び箱から降りると、『ヘソリンスタンド』を取り出す。これから注入できる
『ヘソリンガス』は、心と体の痛みを感じなくさせる。これを使えば、慣れない(かも知れない)
アナルセックス――しかも前後二本差し――でも、十分に快感を感じられるだろう。ただ、
量が多いと麻薬中毒患者みたいにラリるみたいだから、気をつけないといけないけど……。
 ガスを少量注入して、再び挿入位置へ。

 ――そして時は動き出す。

 ズンッ!
「うはああぁぁぁぁぁぁあああっ!!」
 俺の一物が直腸に飲み込まれた瞬間、ミズホ先輩は絶叫した。
「み、ミズホっ!?」
 突然の事にカズキ先輩は動きを止めて目を見張る。ミズホ先輩は激しく首を振った。
「違うのっ! なんだか急にぃっ! す、すごくよくなったのぉっ!!」
「そ、そうなのか?」
 悦楽にとろけた声。後ろからじゃ見えないが、きっと顔も快感に蕩けきっているに違いない。
 こんな彼女を見るのは初めてなのか、カズキ先輩は軽いパニックを起こしたような感じだ。

「そうなのぉっ!! だっ、だからっ、うごいてぇっ! 私をもっと、突いてぇっ!!」
「お……おうっ!」
 仰け反って絶叫する彼女のおねだりに、先輩は多少戸惑いながらも動きを再開させる。
 ぐぐっ、と引き上げられるのに応じて、俺の根元の締め付けがグングン北上する。
「くうっ……」
「ああああっ!」
 俺はきつい締め付けに、彼女は引き抜かれる快感にうめく。『ヘソリンガス』は、
どうやら快感を増やす効果もあるらしい。
 しかし、こいつは予想以上にキツイ……。体位のせいで腹に力が入っているからかも知れないが、
彼女のアナルは俺の息子をちぎりそうなほどに締め付けてくる。『がん錠』を飲んでなかったら、
本当にちぎれてるんじゃないかってくらいだ。
 けど、その分快感は強烈だ。直腸部分はユルユルなんだが、それが逆に入り口の締め付けと
コントラストになって、非常に良い。
 きつい肉壁の上昇が終わり、南下が開始される。
「ううっ!」
「あはあぁぁぁぁっ!」
「うくっ!!」
 今度あがった悲鳴は三つ。カズキ先輩、ミズホ先輩、俺だ。
「ミズホッ! なんか、急に具合が良くなったなっ」
「あは……カズキも、そう思う……?」
「ああ……まるで、後ろにもう一本入ってるみたいだっ!」
「……!」
 当を得た答えに、俺の心臓が跳ね上がる。バレてない、バレてない……はずだよな!?
「はぁ……はぁ……、そんなわけないよ。ここにはぁっ! 私たち二人しかいないんだからぁっ」
「そ、そうだよな」
 俺はそっとため息をつく。もしここでバレたら、後々面倒だ……。
「うわっ!」
 なでおろした手を戻す間もなく、二人が動き出す。その強烈な締め付けと、薄皮の奥の、
カズキ先輩の一物が当たる感触に、俺は簡単に高められていく。それは、二人も同じようだ。

「うおぉっ! なんか、いつもより良いっ! なんか、奥で当たるぜっ!」
「すごいのぉっ!! 前から後ろから、ゴリゴリされてるみたいっ!!」
 動きが加速する。さっきまでの二人きりの時が亀の歩みに感じられるほどに。
 まるで自分でしごいている時のような速さだ。
「あぁぁぁぉぉぉぉぉおおおおっ!! わたっ、わたしぃっ! もうだめぇっ!!」
「俺もだぁっ!! ミズホぉぉぉぉぉっ!!!」
「くぅっ!!」
 俺とカズキ先輩が、同時に中に放った。カズキ先輩の息子の震えが俺にも伝わり、
さらなる快感を産む。それはカズキ先輩も同様だろう。
「ふぅわぁぁぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 半瞬遅れて、ミズホ先輩が獣のような咆哮をあげて絶頂を迎える。思いっきり
仰け反ってくれたおかげで、後ろの俺は踏み台から落下しそうになった。
 がくん、と、そのまま尻餅を突く。あまりに強い快感からか、俺の腰は抜けたようになって
力が入らなかった。
 その上に、上半身にたくし上げた服を着ただけのミズホ先輩が、ふわりと降って来た。支えていた
カズキ先輩も大また開きでほこりっぽい床に尻餅をついて荒い息をついているあたり、
彼も力尽きたようだ。
 ミズホ先輩は失神しているらしく、虚ろな目をして空中を見つめている。心配になって
柔らかな胸に顔を埋めて確認したが、きちんと心臓は動いていたし呼吸もあった。
 食事の時に飲んでおいた精力剤のおかげか、三人の中で最も早く回復した俺は、ミズホ先輩を
跳び箱を抱えるような形でうつぶせに寝かせる。前と後ろから、一人一発しか放っていないとは
思えないほど大量の白濁があふれてきた。その光景に、違う意味で回復してしまう俺自身だが、
さすがにこの状態では、と諦める。
 このまま、二人が正気に戻った時の反応を見てみたかったが、下半身がローションや
自分の出した体液でベトつき、気持ち悪かったために、パンツもはかないまま外に出た。もちろん、
二人に気付かれないように『通り抜けフープ』を使ってだ。
「ふぅ……」
 疲労から、小さくため息。
 今日のHは完全に予定外だったけど、『ヘソリンガス』を使えば、バージンの子でも
イかせられるかも知れない事が分かったのは収穫だ。


 俺の事だ。今日みたいに欲望に負けてナニかしてしまわないとは言い切れ……いや、絶対に
するだろう。そんな時でも、これなら相手を傷付ける事無く全てを終わらせられる。
 俺は首を振った。
 いや、そんな先の事よりも、今は考える事が先にあるだろう。
「どこで洗うかな~、これ……」
 丸めたズボンを小脇に抱え、誰もいない校庭の隅で、下半身丸出しの姿で。
 俺はモノに着いた茶褐色の物体をどうするか、少しだけ真剣に悩んでみたりした。


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最終更新:2007年05月20日 05:57