*  *  *

「よう、古泉」
「ああ、お早うございます」
「こないだは大変だったな」

週明け、下駄箱で出会った古泉との何気ない挨拶。

「ええ、突然でしたから」
「全く、突発的謎の不機嫌でバイト募集か。勘弁して欲しい所だな古泉」
「まあ、何かの気まぐれだったのでしょう。すぐに消滅しましたから」

あの後すぐに「ウルトラストップウォッチ」と「メモリーディスク」、「ワスレンボー」を駆使して、
関係者の記憶は適当に捏造させてもらった。
そうでなければ、古泉が死ぬか俺が古泉に撲殺されていた所だ。
あれ以上事態を悪化させる必要も無かったしな。必要な事は大体分かった、何となく。

  *  *  *

「昨日はどうしたんだハルヒ?」

朝比奈さんの入れてくれたお茶を傾けてから、
団長席でパソコンのモニターを注視するハルヒに俺は声を掛けた。

「昨日?どうもしないわよ」

ハルヒは、一見するとむすっとした声で応じる。

「どうもしないじゃないだろ、いきなりキレて出て行くって」
「うっさいわね!何でもないって言ってるでしょ」

記憶操作の影響で、ハルヒ自身も苛立ち、混乱している筈だ。
あえて納得出来る解答は書き込んでやらなかったからな、苛立って当然。特にこいつの性格なら。

「何でも無いじゃないだろっ!!」

お盆をしまおうとしていたメイド姿の朝比奈さんも部屋の片隅で文庫本を開いていた長門も、
そして俺の対面の古泉も、何よりハルヒすら画面から顔を上げて目をまん丸くしていた。

「何考えてんだ、え?不思議探索とか言って週末に引っ張り出しといて」
「だから、何も見付からなかったから、
そうよ、もうすぐ一年にもなるのに不思議な事なんて」

ハルヒの脳内で勝手に何かが結び付いたらしい。

「そう簡単に見付からないって言ったのはお前じゃなかったか、ハルヒ?」
「そ、それは…」
「少しは自分の言葉に責任持てよ仮にも団長とか吹いてんだから。
それとも、トップはワガママ一杯で最後に責任取っていなくなるとか言い出すんじゃないだろうな?」
「何訳分かんない事言ってんのよキョンのくせにっ」

うん、口をパクパクさせてる古泉の顔が俺の執拗な絡みを前にいい感じで青ざめて来てる。

「何が分からないだふざけるな、
頭脳明晰成績優秀な団長様の論理的分析力を知らないとでも思ってるのか俺が?
すっとぼけるのもいい加減にしとけよハルヒ」
「ひ、ひっ」
「ち、ちょっとあなた…」

ハルヒの顔が見る見る青ざめ、すいませんが朝比奈さんの喉に張り付いた様な声、
何とか割り込もうとする古泉ですら言葉を探すのがやっと。
長門に至ってはガタガタ震えて文庫本に向けて顔を下げている。本物だったら塵だな俺。
瞬間、俺の手は「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押していた。

  *  *  *

「宇宙人に未来人に超能力者って、どういう電波だよもしくは厨二。
厨二病ってのは伝染するモンだったかハルヒ?
まあ、そういう設定で遊びましょうって仲良しサークル、それならそれでいいさ。

けどなハルヒ、不法占拠に拉致監禁に、
何が哀しくて俺が全員分の食事代を払わされてんだ毎回毎回。
頭のいいハルヒが詰まらん言い訳はするなよ、こっちはいい加減定期預金の解約も視野に入れてだな、
これだけでもいじめか恐喝かって通報されてもおかしくないレベルだぞ。

ああそうさ、挨拶代わりに手が出て馬鹿力、
他人の体で美人局はする他人にエアガンぶっ放す酔い潰して準強制わいせつ未遂、
洒落んならんDQNってのは俺が一番よーく分かってるからな、
身を守るために払い続けたって言っても十分通じるわな。

でもってだ、無理やり乳揉みさせた挙げ句に安くもないPC強請り奪って?
敷地の不法使用の上に逆ギレ銃撃事件?別の教室で勉強し直すか?鉄格子ついてる辺り?」

「う、うぐ、えっぐ…」

俺の爽やかなる弁舌を呆然と眺めていた一同は、続いてぎょっとした表情で団長席に顔を向けた。

「ご、ごめんなさい…」
「おいおい、今さらなんだよ、ここまでやっといて泣き入れてんのか団長さんよ」
「ううぅっ、私、私ぃ…」

顔を覆うハルヒを一瞥した俺は、ガタリと立ち上がりズカズカとそちらに接近していた。

「なぁ、分かっててやってんだよな。
じゃないと、いよいよ持って基○○以外のナニモンでもないよなぁハルヒ。
ええ、どうなんだ?
ほら、お前、お前に聞いてんだよ涼宮ハルヒ」

いい感じにスイッチが入ったらしい。
気が付いた時には、俺はひらりと窓枠の僅かなスペース足を乗せていた。

「ああ?分かんねーよ。
だからどうなんだ?だ、ん、ちょう、さん?」

後ろ手に窓を掴みながら、俺は、俺の右足の下でキーボードに涙と鼻水を直搾りさせてるハルヒを見下ろす。
携帯鳴らしっぱなしの古泉がダッシュで部室を後にした所だ。
残る二人も完全に顔面蒼白、発する言葉も見当たらない。

  *  *  *

「うっ、ぐずっ…」

ハルヒが顔を上げたらしい。

「バニー?」

そして、呟きが聞こえた。無理も無い。
俺の目の前に立つ朝比奈さんは、見事な谷間も露わなバニーガール姿で微笑んでいる。

「んふふっ、キョンくん」
「朝比奈さん」

素知らぬふりをして、どことなく艶っぽく微笑む朝比奈さんに俺も笑みを返す。

「な、なっ!?」

驚くハルヒもなんのその、ぽろんと丸出しになった朝比奈さんの美巨乳に俺が吸い付くと、
朝比奈さんは長い髪を揺らし、白い喉を見せて恍惚とした表情すら浮かべていた。

「ちょっ、キョン、やっ、何これ…」

「のろいのカメラ」で作成されたハルヒの人形は、
「ウルトラストップウォッチ」の時間停止中に天井裏でおもちゃの椅子に座らされて、
椅子の下に回した両手と椅子の脚にくっつけた両脚をセロテープで留められている。

「あふんっ、キョンくんっ」
「ああ、いいですよ朝比奈さんのおっぱいいつもサイコーです」
「ううん、キョンくぅんあっ」

むずかる様にしていた朝比奈さんは、
ピッと尖ったピンク色の先端をちゅううと吸われて顎を反らして甘い声を響かせる。

「有希?何して…」

ハルヒは気付いたらしい、床をするすると這い進む長門の動きに。
目の前のボリューム満点のおっぱいをたっぷりと堪能しつつ、
黒い布地に包みきれないお尻からその先、
既に湿り気を帯び始めた黒い布地越しにぷくっと小さく膨らんだ辺りを指でコリコリと。
そんな感じで俺の目の前で喘ぎ悶える朝比奈さんが俺の目を保養している間に、
長門もその真下でロックオンに入っている。

「いっ!?」

チラッと走らせた俺の目は、一瞬、蒼白な顔で目をまん丸くしたハルヒの顔を捉える。
うん、風が気持ちいいぜ。
長門がズボンとトランクスを引き下ろし、
朝比奈パイ効果で既に十分膨れあがり反り返った所に愛おしげに唇を寄せる。
普通なら学校、部室で感じる事などまず無い涼しい感触も一瞬の事。
それはすぐに、温かく湿った口内粘膜に取り込まれる。

「なっ、何して、有希っ…」

途切れ途切れの言葉をBGMに、長門の頭部がじゅっぷじゅっぷと前後に動く。

「おうっ!」
「あっ…」

最後の最後で、それは長門の口からぶるん、と弾け出して勢いはそこで最高潮を迎えていた、計画通りに。

  *  *  *

「あー、悪かったな長門、大丈夫か?」
「…大丈夫…」

俺の手にしたハンカチでまずは眼鏡を、そして顔を拭われながら、
されるがままの長門は目線を斜め下にぽつんと呟く。

そして、そっと俺に接近すると、長門は再び柔らかくなったものを口に含んだ。
もごもごとした動きが心地よく刺激し、
今度はゆっくりと、長門の口の中から反り返った肉塊が表出する。
そんな俺と長門を、朝比奈さんはどこか悪戯っぽく微笑ましく見下ろして下さった。

「さあ、長門さん」
「うん…」

長門を軽く押し退ける様な形で、朝比奈さんは俺の前に跪く。

「キョンくん、私のおっぱい大好きなんですよね」
「は、はい、もちろんです朝比奈さん」
「うふふっ」

敢えて簡潔に説明しよう、俺は朝比奈さんにパイズリされていた。
長門の唾液で十分潤ったそれが、朝比奈さんのとろける様に柔らかで、
それでいて弾力溢れた膨らみの間で今にも爆ぜそうに膨れあがっている。

「う、っ…」

もそもそとセーラー服の上を脱いでいた長門は、
そんな素肌を俺の背中に押し付けながら、俺の耳や首を舐め、甘噛みしていた。
何とも細やかな、そして何より贅沢過ぎる。

「うっ」

そして、朝比奈さんは、その可愛らしいお顔も豊満な白い膨らみも俺の欲情の証に汚されながら、
明らかにそれを楽しんでちょっと小悪魔な笑みを浮かべる。

「んふふっ、キョンくん」

俺は、二枚目のハンケチで朝比奈さんに放たれた後始末を行う。
朝比奈さんはされるがままでありながら、にこにことこちらを見守っていた。

「キョンくん、どーぞ」

朝比奈さんはサーヴィスフル回転で、俺の服を一枚一枚脱がした上で、
自分もバニー衣装を床に落とし、そのナイスバディをフル露出する。
そして、その手を俺の肩に置いて、椅子に座る様に促した。
既に何度も見ているが、こうして、しかも部室で真正面から目の当たりにすると、ごくりと喉が鳴る。
考えてみれば、この部室で、ってのが原点だったんだよな。

「いっ!?」
「はんっ!あんっ…」

ハルヒの驚愕も何のその、よちよちと近づいた朝比奈さんの、
全体の早熟に比してささやかなぐらいの細い茂み、その下に俺は顔を寄せ、吸っていた。

「凄い、吸っても吸っても溢れて来てますよ朝比奈さんっ」
「ああんっ、キョンくんっ」
「朝比奈さんっ」

俺がぱあっと広げた両腕の中に、朝比奈さんの小柄で、それでいてボリューミーなお体がすっぽりと収まる。
その腕の中で、俺の胸板に柔らか大盛りがぐいぐいと擦り付けられ、
他でもない俺の唾液にぬめったコリッと硬い先っぽが絶妙のアクセントになっている。
その時には既に、
俺の下半身にはそれだけで耐えきれぬ程の快感がきゅうきゅうぬるぬる締め付けられてこみ上げている。

「あっ、あんっ、あっ、あんっ…」

俺の目の前で長い栗色の髪がパサパサと揺れ動く。
上下に出し入れさせながら横回転も加えて、椅子の上の接合部からはずちゅずちゅと音まで聞こえて来ている。
もちろん、目の前の大盛りおっぱいも、その動きに合わせて
たっぷんたっぷんとボリューム溢れる上下運動を展開中。

反り返った白い顎の向こう、可愛らしいのはそのままでも、
目元をぽーっと染めて喘ぎ喘ぎ貪っている朝比奈さんは年上の、女の顔を見せていた。
その、とても魅力的なお顔は眺めているだけでも不覚を取りそうな。

まして、しっかと男と女で結合してくわえ込まれ
あの豊満バディを擦り付けながらギシアンギシアンされた日にはだ、
甲高い叫びと共に朝比奈さんの小柄で、そして豊かな裸体がピンと反り返り、
俺も又、朝比長門コンビのご奉仕が作った余裕など簡単に吹っ飛ばして
朝比奈さんの中に解き放つばかりだった。

乱れた髪をすっと手櫛してにこっと無邪気な微笑みを浮かべる朝比奈さんに、
俺も満ち足りた笑みを返したのだろう。
視線の熱さは全身レーザーメスでも浴びている様だ。

  *  *  *

「だ、駄目よ有希そんな、駄目…」

何か聞こえるが、長門は委細構わず椅子に掛けた俺の前に跪き、
情交の痕跡をぺちょぺちょとその口で清めていた。

「スタンダップ」

丁度、長門にご奉仕された部分もそうなった様に俺は長門に指示を出す。

「んー、何だその湿りは?俺と朝比奈さんの交わりを観賞しながら自分で慰めてたのか長門?」

白磁の様な頬を染め、長門の視線は斜め下を向いた。

「ほら、どうなんだ長門?」
「…有希は、キョンくんと朝比奈さんがエッチしてるのを見ながらオ○ニーしていました…」

指で顎を摘み上げられ、長門の口がぼそぼそと動いた。

「自分の指じゃ我慢出来なくなったのかー?お前も欲しいのか長門?」
「…欲しい…」
「何?」
「キョンくんの、おち○ちんほしいです…」

色々と記憶的に割愛しているとは言え、俺の躾けも行き届いたものだ。
で、その躾けの行き届いた長門はと言えば、俺の目の前で机の縁を掴んで
水色のショーツに包まれたお尻をこちらに向けている訳だ。

「ほら、アピールが足りないぞ長門」

ほら、可愛いお尻がくねくね動き出した。

「ああんっ、キョンくぅん、キョンくんのぉ逞しいおち○ちんぅ、
ユキの嫌らしい濡れ濡れおま○こにブチ込んでください…うぅ…」

語尾が急激に縮小したが、慈悲を持って許してつかわそう。

「あんっ!」

既に中から糸を引き始めたショーツをずるっと引き下ろし、
一息に貫くと机の上空でボブヘアがバサッと乱れ、短い叫びが甘く響く。

「いいぞ、長門がご丁寧にお口で奮い立たせてくれたからこんなに元気になってやがるぜオッケー」
「キョンく、あ、あんっ、あっ…」

ガタガタと机が鳴り、パンパンと長門の尻が鳴る。
ショーツと同色のブラジャーをひっぺがし中身をぎゅっと掴むと一瞬だけ苦痛の声が聞こえたが、
その硬めの弾力に手心を加えるとすぐに微妙な声音に変わる。

「ふんっふんっふんっふんっふんっ」ブルブルッ
「あっ、あっ、あっ、あっ、あー…」ガクガクッ

満足した。
小振りだが形良く弾力溢れる長門パイも今は机の上に潰れている。

「キョンくん…」
「うえっ、うえええっ…キョン…キョン…」

ついさっきも似た様な事をした訳だが、
ポケットの「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した俺は、
ハルヒの背後に回り、ハルヒの背中を「ウルトラストップウォッチ」で叩くと共に
充填済みの「ネムケスイトール」で銃撃した。

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最終更新:2010年06月09日 22:42