*  *  *

本来、年齢的社会的にはエリートの部類に入るとは言っても、
社内的には下から数えた方が早い彼女にとっては雲の上の場所。
それが、代表取締役会長室。

その会長室の堂々たる執務机の縁に手を掛け、尻を突き出して大きく脚を開いている。
大きな喘ぎ声と共に、その脚の間からぬるりと白っぽい膣内分泌液をたっぷりまぶした
パールローターが床に落下し小さくジーと駆動音を響かせる。

今時どこのエロ本が、と、その食べ頃女盛りに熟れた豊かな肉体には革の首輪以外何等身に着けず、
と言う姿の主任に残されたそんなほんの僅かな理性も、
会長の威厳ある一言を聞くだけで雲散霧消して改めてじわっ、と、
体の奥から溢れ出し瞳が熱く潤むのを自覚せざるを得ない。

「大事なお仕事中に、バイブオ○ニーに耽っていたと言うのかね君は?」
「は、はい」
「素知らぬ顔で我が社にとっても大きなプレゼンをこなしながら、
その実会議室で肉欲を貪っていたと、とんでもない売女だな君は」
「は、はい、ああっ、ごめんなさいっ」

「んー、そうやって真面目腐った連中に見られながらブイブイしてるのがそんなにいいのかね、
全く、可愛い顔をして変態の思考回路と言うものは分からぬものだなぁ」
「あ、ああっ、はいっ………は……皆さんに見られてバレないかドキドキしながら
仕事中にオナ○ーするのがイッちゃいそうに大好きな淫乱変態女です。
こ、こんな悪い……にどうか、ああっ、どうか会長の……あひいいいっ!!」

場所柄を全く弁えぬ主任のはしたないおねだりを聞き流し、
部屋の主たる会長はそうやってぐいっと突き出された逞しい程の女の尻にぱあんと平手を撃ち込む。

「あっ!あひいっ、あああ、お、お許しはああうんっ!!」
「うーむ、我が社の職務を疎かに肉欲に耽るエロバカ主任に上司として厳しいお仕置きを、
と、そう決断はしても、これではお仕置きにならないではないか、んー?」

辛うじて両手をデスクの縁にかけたままぐったりと脱力した主任を前に、
会長はその眼鏡の奥で潤む瞳の前で、先ほどまで逞しい平手を張った後その奥をまさぐった指を
にちゃーっと糸引きさせ、はあはあ半開きになっている唇にぐいっと突っ込んで味わわせる。

「どうだ、どうだんー?」
「ふ、ふぁい………の……マ○汁…神聖なる会長室で絞り出したマ○汁おいふいです……」

既に息も絶え絶えの主任がむしろうっとりとした口調で紡ぐ言葉に、会長の唇がニッと歪む。

「んー、淫乱に露出狂にドMまで加わりおってからに、
我が社期待の凄腕女性主任が実は変態道まっしぐらとは、全くもって嘆かわしい限り」

その社のトップがどこで何をしているのか等と言う内省はある筈も無い。
何しろ、トップと言ってもこの場合見かけだけなのだから仕方がないと言えば仕方がない。

「は、はい………は……重責を任されていながら……社内で淫欲に耽って憚らない
我慢できない淫乱で露出狂でドMのスーパー変態女です…
…どうかこの卑しい牝豚に、会長様の、逞しいチ○ポで制裁下さいませぇはあああっ!!!」

改めて、真っ赤に腫れ上がった尻を掲げ、くねくねと色っぽく踊らせて濡れた声で喘ぎ喘ぎ求める念願かない、
バックから力強くぶち抜かれ、ぶるぶると下を向いて揺れる豊かな膨らみをぎゅうっと掴まれるや、
一流企業やり手美人女性主任は天を仰いで悲鳴の様な喜びの声を弾けさせる。

「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ!」
「はあっ、ああっ、はあんっ、ああんっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!」

主任の後ろに立った会長がドスドスと腰を打ち込む度に、
熟れ切った主任の裸体はガクンガクンと揺れ動き、唇の端から床へとヨダレが伝い落ちる。
れろれろと舌が出入りし、その目は今にも上瞼の中に沈み込みそうになる。

「ふん!ふん!ふん!ふん!ふん!ふんっっっっっ!!」
「はっ、はあっ、はあああっ!!」
「いいのかっ、勤務中に会長室で真っ裸でバックからぶち抜かれるのがそんなにいいのかっ!?」

「は、はいっ、私、私はあっ、勤務中に会長室でデスクに掴まってお尻振り振りして
会長の逞しいものにバックからぶち抜かれてひいひいよがり狂ってる
職務怠慢淫乱露出狂ドM全部揃った変態発情牝豚でございますうううううっ!!」

「おおーっ、いいぞー、いいぞーっ、この年寄りのフニャ○ンでもなあっ、
そうやって真っ裸の君がこのデスクの下に入って、
役員どもの真面目腐った報告を頭の上で聞きながら一生懸命美味しい美味しいチ○ポ
ぺろぺろしゃぶしゃぶしてたんだからのー、ビンビン来てるぞー来るぞー来るぞ来るぞ来るぞーっ!」

「はっ、はいっ、ああっ、まだまだお若いビンビンのおっ一杯ぺろぺろしゃぶしゃぶうっ
ああっ来る私も来るはあああっ、ああ来る来る来るうっ……」

来る。又来る。全く、今時どこの三流ポルノがこんなアホなシチュを、と、ほんの僅かに脳裏にかすめても、
これには勝てない事を主任はその身をもって嫌と言う程思い知らされている。

「…来るっ、来るうっ狂…いっ…あ…あっ…あああっ!!!あっ…」

  *  *  *

ようやく真っ白な世界から生還した主任は、
本当はぴくりとも動かしたくない肉体を叱咤してのろのろと動かす。
汗みずくになった身は手近でシャワーが使える様に会長が手配している。

鈴木HD代表取締役会長室に針とボタンの常備と言うのもなんだと思う事もあるが、
剥き出しの腕で床まで垂れたヨダレを拭うと、今はとにかく首輪を外し、
毎度の如く吹っ飛んだボタンを付け直したブラウスとジャケット、スカートを身に着けてから、
応接セットで紅茶を一杯。

それから、コンパクトを開き、手櫛を入れる。
今回は一応ブラウス代、下着代その他になる事もある諸経費として置かれた万札一枚を財布にしまい、
会長が紅茶を傾けている間に、その紅茶を入れた主任は一礼して会長室を後にする。
本来彼女が使う場所ではないシャワーを浴び、以下同文エレベーターに乗りながら、
彼女はとんと壁に背中を預けて嘆息する。

どれぐらい前だっただろうか。とっくに分かっている事だが、
今考えれば、この巨大企業で仕事の流れで一介の主任と会長が二人きりで高級ホテルのディナー、
と言うのも実におかしな話だった。

そのまま、どういう訳か部屋まで同行してそのままベッドに押し倒された。
鈴木HD本社正式採用と言う時点で、学歴など当たり前。

いくら自分がまだまだ下っ端で相手が自社にして超一流企業の代表取締役会長だからと言って、
今時ここまでの暴挙をされたら
相手がどこの何様であろうが後で法的手段に訴える、ぐらいの知恵もプライドもある。
自分ではそう思っていた。

しかし、その後に起こった事は、彼女の想像を絶していた。
嗚呼思い出しただけでこれほどまでに滴らせ溢れ返る熱い蜜よ。

気が付いた時には自ら跪きむしゃぶりついてとろける表情で飲み干していた。
このスレですら憚られる痴語淫語の限りを尽くして哀願しながら尻を振り、
自分から上にのしかかって自らの手で抉り込んで甲高い歓喜の声で喚き散らし、
その他諸々肉欲情欲淫乱痴態の限りを尽くした挙げ句に白目を剥き泡を吹いて床に大の字になっていた。
その全ては固定されたビデオカメラで撮影されていたのだが、最早、脅迫など必要とはしなかった。

我が国における優良一部上場企業の何分の一かを事実上その構成体とする、
鈴木財閥と呼ばれる企業体、その中枢である鈴木HD。

堂々そこに入っただけの実力の持ち主、只のガリ勉ではない。
入る前も入った後も、一通りの経験はして来たつもりだ。
それは、恋愛、男女関係にしても。女として見劣りするとは思えない。
これまで彼女と関わって来た人々、特に男性の言動を客観的に振り返ってもそれは確かだった、筈。

しかし、あの時から、そんなものは児戯に等しいものに過ぎなくなった。
「ソノウソホント」で淫乱モードに入った肉体を持て余す経験などそうそう出来る事ではないから
それは仕方がない事であり、である以上、そんな事である事に想像が及ばないのも又必然の事。

とにかく、そんな詰まらない女ではない、と思っていたが、
堅い女ほどヤクザにはまるとかDV男から離れられないと言うのはこういう事を言うのかと、
ちょっと時間をおけば元来頭のいい彼女としてはそう振り返りたくなるぐらい、
そんな散々な目に毎回毎回遭されながらも、それでいてやっぱり離れられない。

何よりかにより、マシンガン連打で息も絶え絶えボロ雑巾にされたかと思うと、
それを思い出して自分で慰める事幾日か渇望して渇望してやまなくなる絶妙のタイミングまでインターバル。
そうやってこうやって、結局、あの時の事この時の事前回の事が忘れられない内に、
今又忘れられないぐらいに喘ぎ悶えよがり来るってのたうち回って忘れられなくなる。この繰り返し。

経営者としては決して甘くなくても個人としては良識ある紳士、よき夫、よき父であるよき家庭人。
ついこの間まで自分も含め誰もがそう思っている、様に見えた雲上人。
そんな紳士のどこに、野卑なまでの非道徳、そして破壊的な程のパワーがあったものか。

一流企業に属するエリートの一人として驕らずとも誇り高く、そして常識人だと、
生身の女として人並みに嗜みはしても最低限の理性をもって溺れる事など、そう思っていた、
その内面のどこにこの様な淫奔の血が脈々と流れていたものであらうか。

そして、そんなバケモノじみた二面性の相手にどう対処すべきか。
頭脳明晰、世間知らずではない筈の彼女でも分からない、分かる筈が無い、異常過ぎる。
ただ一つ分かっている事は、現状では圧倒的に支配されている事、そこから脱ける術が無い、
正確にはその気が全く起こらない、と言う事は焼け付く様に自覚している。

今、出来るのは、エレベーターの扉が開けば、
会長の計らいで不審に思っていない上司部下の前に彼ら彼女らの知っている自分の顔を見せる事。
そのために改めてコンパクトを開く。

会長室に入って早々に首輪一つの姿であの堂々たる執務机の下に潜り込み、
頭上から真面目腐った報告を頭上に聞きながら、堂々たる反り返りを見せた肉の幹に
そのほとんどをこすり付ける事ですっかりはげ落ちたルージュを引き直す。

  *  *  *

「はいはーい」

「フリーサイズぬいぐるみカメラ」製着ぐるみに身を包んだ俺様が、
返答と共にパタパタと歩みを進める。
廊下を進み、こじゃれた山荘の玄関へと到達する。

「あー、これなんですけど…」

インターホンで決まり文句を確認した俺様が木製のドアを開け、そこで訪問者を出迎える。
若い男の訪問者に二言三言確認し、小さな段ボールを受け取る。
訪問者の背後では、静かな山の夜の中でバイクのエンジンが低く響いている。

取りあえず受け取った段ボールは「チッポケット二次元カメラ」で撮影し、
外部で一年が経過しても中では一分しか経過しない時間進行となっているリビングに向けて
その効力を解除するために「きょうじき」を使用する。

  *  *  *

「届いたか?」
「ええ、届きました、踏み込みますか?」

山荘の周辺で、バイクを傍らにした男が無線機に問いかける。

「ダメだ、相手の数が多すぎる。まだ車が動かない」
「こちら二班、こっちも渋滞に飲まれた。抜けるのはもう少し掛かる」

バイクの傍らで無線を置き、天を仰いだ。

  *  *  *

「そう、雄三さん都合悪いって」
「ええ。帰国予定だったんだけど、空港がストで一日二日遅れるって」

山荘のリビングで、鈴木綾子は少し残念そうに言いながらワイングラスに手を伸ばす。

「ホント、残念よねー」
「そうそう、ラブラブのフィアンセからかってやろうってさー、
手ぐすね引いて待ってたのにー」
「もーっ」

友人たちの賑やかなお喋りを、綾子はのんびりと聞き流しグラスを傾ける。

「けどまー、海外でも評価高いって事でさ、
色々聞いてるけどいいんじゃないの、鈴木家の婿殿としてもハクついてるって事で」
「そうなんだよねー、綾子も来年は結婚かー」

遠慮の無い男友達の言葉に、綾子の目の前で女友達が天を仰ぎ、綾子が細い目に苦笑を浮かべる。

「鈴木の跡取り娘だもんねー。
あーあー、会社も結構不況直撃だしさー、こっちもいいトコ永久就職ないかねー」

と、思って口にする某一流企業のOLであったが、ええしの坊ん坊んいとはんの集まりらしく、
夕食後、安物とは言い難いワインを傾けながらの一時には余り切実感はない。

「フィアンセ不在って事で、残り少ない独身生活今日はパーッと行こうパーッと」
「オッケー、ジビエもワインも準備万端、たまにはバカ騒ぎいってみよーってさ」

気のいい気の置けない仲間達の中で、綾子は穏やかに微笑みグラスを置く。
いかにも今風、ちょっと軽めに見える妹の園子とは対照的に、
綾子はそれが園子の姉らしいと言えば実にお姉さんらしい、
そして鈴木財閥のご令嬢らしいのんびりとした性格をしている。
それが穏やかで芯の強いしっかり者と、友人たちからも信頼されている。

  *  *  *

「石ころぼうし」と「四次元若葉マーク」を装着してトイレに侵入した俺様は、
用を足してトイレを出ようとした鈴木綾子に「グッスリガス」を嗅がせる。
綾子が蓋の閉じた便座に座り込んだ所で、
俺様は「チッポケット二次元カメラ」の写真を床に置き、湯を垂らす。

直立不動で硬直した、「クローン培養基」製鈴木綾子クローンの肉体が写真から実体化する。
寝息を立てる綾子のスカートの上とクローンの足下に「入れかえロープ」の両端を置いた俺様は、
そのクローンを「瞬間固定カメラ」で撮影して固定を解除し、
「シナリオライター」で手近な「入れかえロープ」の両端を二人同時に握らせる。

シナリオ通り、同時にほんの少しの間だけ握り、同時に離したのを見届けた俺様は、
すぐそばに立つクローンの肉体に「ペタンコアイロン」を押し付けて
瞬時に完成する即席人間ノシイカを一度「四次元ポケット」にしまいこむ。

  *  *  *

「石ころぼうし」と「四次元若葉マーク」を装着してリビングを訪れた俺様は、
「シナリオライター」を使ってそこにいる男三名女二名の若きブルジョアどもに
「いいとこ選択しボード」を使用させ、若干の知能と引き替えに磨いた美貌を
「モンタージュバケツ」を使って全くの無駄に元の顔へと引き戻す。
そして、その間の記憶を「ワスレンボー」で消去しておく。

  *  *  *

「オッケーオッケーオッケー、レッツダンスレッツダンスレッツダーンスッ!!」

回転するレコードの前で即席サラマワシと化した若きブルジョア男性の叫びと共に、
山荘のリビングでは熱狂的なダンス・パーティーが開催されていた。

「たましいふきこみ銃」で俺様のたましいを炊き込まれ、
「かたづけラッカー」を吹き付けられた「さいみんグラス」を装着したサラマワシは、
パーティーが興に乗った所で跳ねる様に姿見の前に立ち、

「たましいふきこみ銃」で俺様のたましいを吸い出されてからも、
「身がわりマイク」により自分の口から発せられるアジテーションに酔い痴れて
ご機嫌なレッツダンシングで乱入を成功せしめる。

そうやって激しいビートで踊りながら、その合間に俺様が用意した
緑色のシガレットをふかし錠剤や角砂糖を口に放り込むが、
その「シナリオライター」の導きを不審視する思考能力など残されていなかった。

「はーい、お待たーっ!!」

そこに、トイレから戻った綾子も手を振ってダンスに加わる。
普段は穏やかな常識人に見える綾子が、熱いビートに合わせて体を擦り付ける様にダンスに熱狂する。

「イッッエェェェーーーーッッッ!!!」

激しい一踊りを終えた綾子は、奇声と共にトンとテーブルに飛び乗ると、
ブラウスの上に着ていたベストをぽーんと脱ぎ捨てる。

腰を振り振りロングスカートを下ろし、下半身をブラウスで囲むだけとしてパーッと両手を広げる綾子に、
ダンス会場と化していたリビングに口笛と歓声が響き渡る。
音楽がムーディーなものに変わり、綾子がポニーテールのリボンを解く。

ゆるゆると体を振りながら、綾子はゆったりとしたブラウスのボタンを外し、ついに、脱ぎ捨てる。
綾子の指が背中に回され、派手ではないが質のいいベージュのブラは
楽しそうににこにこ微笑む綾子によってあっと言う間に摘み上げられた。

瑞々しく実った乳房をぷるんと揺らし、ぽーんとブラを投げ捨てた綾子が
くいっ、くいっと腰を振りながら、同色のショーツを下ろしていく。
ショーツが足下からも離れた時には、綾子はテーブルの上に腰を下ろし、
細い瞼の間から悩ましい光を覗かせながらむっちりと熟れた太股を向け、形のいい脚を曲げ伸ばしする。

「はんっ、はん、はんんっ」

ついに、上品なくらいに生え揃った秘毛が下々の面々に正面から露わにされ、
そこに両手を突っ込みかき回し始めた綾子は、立て膝の姿勢から段々と姿勢を低くしながら、
ゆっくりと脚を開いていく。

満開に開かれた時、そこは、テーブルに伝い落ちる程に濡れそぼっていた。
熟れた佇まいを見せながらもまだまだピンク色の初々しさを覗かせる花弁は、
たっぷりと蜜を含んで何かを、明白なものを待って誘っている。

白く、ほっそりとした指がそこをかき回し、普段は聞く事の出来ない、
綾子の熱く盛った声がリビングの空気を揺らす。

「はんっ、はん、はんんっっっ!!!」

膝を着いた両方の腿とテーブルで三角形を形成し、両手の指でぷっくり膨らんだ蜜まみれの突起も
その蜜の源への道も激しく擦り立ててやまなかった綾子が、
まだまだきゅっと上向いた乳房をぷるんっと揺らし、唇の右端からつーっと一筋伝わせながら
全身をピンッと反らし一声熱い牝の鳴き声を響かせた。

  *  *  *

「オッケーッ、カモーンカモンカモーン!」

テーブルの上でガックリと脱力した綾子だったが、再起動するやその場で大股を開き、
にいっと笑みを浮かべてくいっくいっと手招きを始めていた。

緩くウェーブした髪の毛をぞろりと垂らし、誘う様な、ではなく誘っている以外の何者でもない綾子の仕草。
ここにいる男共もそこそこ毛並みのいい、基本的には余り不自由というものを知らない面々。
アホボンと言う程ではない節度は持ち合わせていても女、それもいい女を知らない訳ではない。

だが、普段は実に穏やか、実際活発な妹がいるのだが穏やかで理性的なお姉さん、
育ちのいいお嬢さんそのものの綾子が相手であるだけに、
普段であっても病院に連れて行く前に友人以前の雄として理性を吹っ切ってしまいそうな、
まして、思考能力大削減の野郎共には余りに妖艶すぎる。

ついに、男友達の一人がテーブルに上がり、もどかしげにベルトを捨ててズボンも下着も下ろすや、
どろどろに熟れきったそこにビンビンとんがったのをずぷりと滑り込ませた。

「はあぁーんっ、いいっ、いいわぁー、チ○ポ、チ○ポ入ってる硬いの入ってるうぅーっ!!」
「おっ、おおおっ、おおおおっ!!」

全裸で、蛙引っ繰り返る状態で待っていた綾子があんあん鳴いてテーブルを揺らして絶叫し、
その上で下半身だけ剥き出しの野郎がぎしぎし腰を振り、うめき声を上げる。
むくりと身を起こし、綾子がふっと見せた微笑みは、下の野郎のハートとチ○ポを鷲掴みにした。

「んっ、んふっ、んふふっ、んっ…」
「おっ、おおっ、おっ…」
「ん、んんっ、んおおっ…」

頬に垂れた髪の毛を時折払いのけながら、
綾子がテーブルの上に立つ男友達が剥き出しにしておっ立てたものを
じゅぽじゅぽと口から出入りさせるたびに男はうめき声を禁じ得ない。
綾子が腰を下ろしたその下には別の男友達が横たわり、
その下から突き上げる男が、綾子の腰の動きと共に熟れた女性をぐちゅぐちゅとかき回す。

「エロエロになーるエロエロになーる…………と…………の肉体は
エロい事を求めて熱く火照って我慢できない…エロエロになーる…」

なんぞと別室でうそぶいている奴がいる事など、
ましてや、その口に装着している「ソノウソホント」の存在など知る由もなく、
ノリに任せてぽかんと見ていた二人の女も頬の熱さ、
何より濡れ方がもうどうにも止まらないレベルになりつつある事を自覚し始めていた。

「シナリオライター」は只のきっかけだった。
隣り合わせた女友達の指がブラウスのボタンを外し、シャツをまくり上げブラのホックを外し、
友人の若い乳房を揉みしだきピッと尖った蕾を口に含むと、最早歯止めはきかなかった。

「はっ、はんんっ、……いいっ……」
「ああっ、私、私も……いいっ……」

さすがにショーツの中への立入には「シナリオライター」の踏ん切りを借りたが、
隣の友人のスカート、ショーツの下に手を忍ばせ、
細く繊細な指が熱く潤んだ硬い突起やその源をかき回す。
ツボを心得た指の動きに合わせ、同性の友人の名を呼びながら、
時に歓喜し時に哀願するそんな甘い声が男共の闘いに負けずにリビングに流れる。

「そうっ、ああっ、もっと、そこ、そこもっとおっ」
「私、私のも私のオマメもお願いああっ」
「んー、んんーっんーっ、んー…ぷはああぁ熱い濃いぃ…はおあああっ!!!…」

いつしか、テーブルの上に仰向けになった男友達の上で、
そこから屹立した男性をじゅくじゅくに熟れ切った
自らの蜜壺に抉り込み腰を揺り動かしていた綾子の両サイドに男が起立する。

片や綾子の柔らかな手でしゅっしゅっとしごき立てられ
片や綾子の唾液やらもっと白っぽい液体やらが溢れ出す唇からじゅぽじゅぽと激しい出し入れが続けられる。
ずりゅっと綾子の口から離れた時、綾子は両サイドから熱い粘液を浴びながら
その下半身でも男の欲情クライマックスを受け容れ、恍惚とした笑みと共に脱力していた。

  *  *  *

「いいっ、いいわっ、もっと、もっとはあああっはおおおおっ!!」
「あんっ、あんあんあんっ、いいっ、ああいいっいいいっ凄いああ凄い入ってる入ってるっ!!!」
「おーっ、おおっおーっ、ほおおーっ、おおおーーーーー…」

床で女同士まさぐり合うのに飽きたらず、邪魔なものを全て脱ぎ捨てていたブルジョア女二人も又、
気が付いた時には二人並んで壁に手を着き、尻を振って開いた脚の間からポタポタ滴らせて哀願する。

「シナリオライター」の助走ありとは言え、そこまで哀願する以上、
「石ころぼうし」を装着して事態の推移を見守る慈悲深い俺様としては、
当然、麗しき牝豚の哀訴に最も相応しきものを提供するまで。

元々考えも及ばぬ有様の低脳男子二名は、「シナリオライター」に突き動かされるままにバックから突入し、
パン、パンと肉厚な打撃音に合わせて発情した獣さながらの雄と雌の叫びをリビング一杯に轟かせる。
テーブルの上では、そこに横たわる男の上に這いつくばり口に含んでいた綾子が、
相変わらずぶるぶると食べ頃に売れた乳房を揺らし既にヤマンバもかくやの髪の毛を振り乱して、
自らの下の口に呑み込んだ男の上でひたすらに貪り喘ぎよがり狂うばかりだった。

「はっ、はあっ、はっ、はひっ、
いっ、いいっ、いいいいっ、はっ、はあああーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!……………」

  *  *  *

リビングでのハッピーオージーパーティーの後、
「予定メモ帳」の記載通りにシャワーを浴びてバスタオルを体に巻き付けた鈴木綾子は、
「シナリオライター」に導かれるままに山荘の一室に向かう。

「石ころぼうし」と「四次元若葉マーク」と「ふわふわおび」を装着して俺様に追跡され、
シナリオ通りにその部屋でベッドにどうと体を投げ出した鈴木綾子は、そこに置かれていた
ダイヤルセット済み「グッスリまくら」を自らの体で下敷きにして寝息を立てる。

その鈴木綾子の体から「女優」の「能力カセット」を抜き出した俺様は、
もう一つの「グッスリまくら」のダイヤルを回して床に置き、
先ほどトイレで作った「ペタンコアイロン」製人間ノシイカをその上に置いた俺様は、
ノシイカに霧吹きで湿気を与える。

ベッドと床で寝息を立てる二人の女、その両手近くに「入れかえロープ」の両端を置くと、
「シナリオライター」で同時に一瞬だけ握らせる。

バスタオル姿でベッドに横たわっているのは、魂、肉体ともに鈴木綾子オリジナル。
床で眠っているのは、肉体は「クローン培養基」製造鈴木綾子クローン、
魂は俺様が雇ったAV女優兼ストリッパー。
俺様は監督でありプロデューサーであると同時に、
業界人として絶対逆らえない筋からの絶対服従命令を発令する者である。

「入れかえロープ」で手に入れた鈴木綾子クローンの肉体も顔も、元々自分のものである。
撮影は「鈴木綾子」と言う役柄で、大筋のプロットを頭に入れてのノリノリアドリブゴーゴー、
全て隠しカメラで成り行きオッケー。
これが、俺様が「うそつ機」でこの売女に叩き込んだ脳内設定。

俺様としては、「物体変換クロス」でマークを付けておいた二つの「グッスリまくら」を回収してから、
床に寝転がる売女を「瞬間固定カメラ」と「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。
こちらの「メモリーディスク」による記憶の改ざんと
「入れかえロープ」による肉体の返還は後でゆっくりやる。
その前に、鈴木綾子オリジナルの方の記憶を若干いじっておく必要がある。

  *  *  *

山荘の周辺に、ハイカー姿の男女が静かに集結する。
既に車は近くに駐車してある。
集団は山荘の表を固め、裏を固め、耳にイヤホンを装着して合図を待っている。
一瞬の勝負になる。こちらに入っている情報からして水洗トイレで簡単に済む量ではないとは言っても、
押さえるものはしっかり押さえなければならない。
5、4、3、2、1