乙の下着に手をかけ、ゆっくりと下ろし始める。
「ひゃぁん…や、やめてくださぁい…」
恥ずかしそうに抗議する乙の姿に、俺は笑いをこらえながら答えてやる。
「恥ずかしいともっと大きくなりやすくなるって言っただろう? さあ、これからもっともっと、恥ずかしい目にあってもらうからね…」
なるべく優しい声を出し、乙の下着を脱がせようとすると吾や小波も乙の足を動かして協力してくれ、するりと下着が足から抜かれる。
「…おや?」
見ると、その下着には薄く染みがついていた。よくよく見ると、秘裂から垂れたものよりも先ほど注入した浣腸液が漏れただけのものの方が多いようだが…
とりあえずはこれを利用しようと、振り返らず栞に声をかけた。
「栞ちゃん、ちょっと見てみて。乙ちゃんの下着に染みがついてるよ」
栞の表情はわからない。しかし、ゴルゴンの首の効果で手足が固められている以上、上体を起こすことすら難しいはずだ。吾ですら苦労していたからな…
…というわけで、俺はそれをいいことに好き勝手なことを大声で言い、栞に吹き込んだ。
「おしっこ漏らしちゃったわけでもないのに、どうしておぱんつに染みがついちゃってるか…年頃の女の子にとって、これがどういうことか、当然わかるよね?」
俺がおどけたように問いかけると乙は小さく「う…」と唸って真っ赤になって俯く。栞の表情はわからなかったが、コクリと小さく頷く動作が確認できた。
「…と、いうことは・だ」
俺は大げさに声を上げ、乙のお腹に指を這わせ、虫でも這うかのような動きで指を駆け上らせてゆく。
「ひうっ…!」
ピクン、と乙が反応するが、構わず指を動かし、やがて駆け上った指は乙の唇に触れる。
「やっぱり乙ちゃんは大好きな栞ちゃんに見られると嬉しいんだね。じゃなかったらだれかれ構わず見られると感じちゃう変態さんだったんだね」
乙の口に指を軽く差し込み、断定型で喋る。前話でも述べたがこの指先には『スナオン』が塗ってある。
「ぁぁ…や、やっぱり私………? え、『違う、そんなことない』って…ありがとう、栞ちゃん…」
見えなかったが、栞がまたなにやらフォローを入れたらしい。このままでは栞のせいで手間取ることになるかもしれない…なんとかしよう。
「えっ、乙ちゃんは好きな人に見られてるから嬉しいっていうわけじゃない、って言うのかい? だったら間違いなく乙ちゃんは変態さんだよ。誰にでも見られて感じちゃうんだったら。そしてこんな乙ちゃんを見て股を濡らしちゃってる栞ちゃんもね」
俺は目を細め、催眠グラス越しに栞を見る。
栞は図星とばかりに内股になる。
「!?」
しかし、彼女はそこでやっと足が動かないことに気がつく。膝は動いたのだが、そこから下が動かないのだ。
「恥ずかしがることは無いよ、さっきも言っただろう? 女の子同士でもいいじゃない……あれ? どうかしたのかい?」
そこで俺はすっとぼけて、初めてそれに気付いたように声をかける。

「どうしたの栞ちゃん…えっ? 『あ、足が…それに手も?』た、大変ですぅ! 先生、栞ちゃんがっ、栞ちゃんがぁっ!」
案の定騒ぎ出す乙。乙はパニックになりながらも何とか俺に症状を伝えようとし、吾は何かに気付いたような顔をし(恐らくは自分と同じ目にあっていることを直感した)、小波はニヤリと笑った。
俺はいやらしく目を細め、手で乙を静止すると栞に話しかける。
「待って。ねえ栞ちゃん。今、『乙ちゃんは栞ちゃんに見られて嬉しいっていうわけじゃない』って言われた時…心が痛まなかった?」
図星とばかりに栞は目を見開く。俺は便乗して栞の耳元で囁いた。
「心が痛んだんでしょ? 大好きな乙ちゃんに嬉しくない、誰でもいいって言われたみたいで…
 ねえ、何度も言うようだけど、女の子同士だから、って言うのは気にする必要はないよ。人を好きになるのはとても素晴らしいことだと思うし、どうしても世間体や人目が気になるなら、いつでもここに来ればいい。
 いつでもここで、好きなだけ触れ合い、見られ、見て見られ触れ触れられ愛し合えばいい」
俺の元へ来るように言葉を選び、さらに続ける。
「俺にはわかってるよ。だけどここでは人目を恥ずかしがる必要はない。どうしても気になるって言うんだったら、治療だと思えばいい」
俺は栞の目を見て言葉の染み込み具合を確認しようとしたが結局表情が読み辛いためわからず、すぐに乙の方へ向き直った。
「お待たせ。それで、栞ちゃんがどうしたって?」
「あっ、そ、そうですぅっ!」
乙はすぐさま、慌てながらも栞の両手両足の先の方が動かなくなったということを俺に告げてきた。そのときの彼女は明らかに自分があられもない格好をしているということも忘れていた。
「そうか…それは大変だ。もしかしたら、この部屋の空気に当てられたのかもしれないね」
「空気…ですかぁ?」
乙が首をかしげる。俺はさらに嘘をつく。
「うん、何しろこんな普通じゃないことが出来るわけだからね。それに治療を行う部屋って言うのは、普通じゃない。ここに来て馴染めない間はそういうこともあるかもしれないさ」
うん、嘘は言ってないぞ。雰囲気に当てられて身体がすくむことぐらいある『かもしれない』からな。俺は予想を言っているだけであって嘘は言ってない。
「じゃあ、ちょっと刺激を与えてみよう。何か変わるかもしれない。乙ちゃんをこっちに」
抱え上げられたまま運ばれる乙。やがて、幼女のしーしースタイルにされた乙が栞の顔の上に移動させられる。
「………」
仰向きでベッドに寝転んでいる栞の顔の上に、乙の秘所が寄せられる。
「どーお栞ちゃん、何か変化は? 気分は? 正直に言ってみて」
すっとぼけて聞くが、俺が『ゴルゴンの首』を解除しないとどうにもならないのだからどうなるものでもない。
「………」
栞が小さく口を動かすと、乙が顔を赤らめて復唱し始める。やはり復唱が条件反射の域まで達しているのだろうか。
「『乙の綺麗なところがひくひく動いてます』って…いやぁぁだめですぅぅ…」
首を横に振り、手で顔を隠そうとするがやはり先輩二人に手を掴まれたままの乙。
その真っ赤になった顔も隠せないまま、やがて乙の秘所は栞の顔の上に降ろされ、栞が舌を伸ばせば届くほどの距離で止まった。
「さあ…どうする、栞ちゃん? 大好きな、どわぁい好きな栞ちゃんのアソコを自由に出来るよ…」
俺の言葉を聞いた栞が、ぼーっとした目で乙の秘裂に舌を伸ばそうとして、しかしそこでためらう。
よく見ると、今の行動が恥ずかしかったのかほんのり頬が赤く染まっている気がする。
そこで俺は、もう一押しかけてみた。

「もしかしたら…君が本当に乙ちゃんのことが好きで、彼女のことを無茶苦茶にしたいと思うほど好きで好きでたまらないのなら…………………………………
 …今すぐにでも君の体は、君の思うがままに動くようになるかもしれない」
そう言って、四次元ポケットに腕を突っ込んでその中で『ゴルゴンの首』の箱に手を差し込み髪を引っ張り、効果を解除する。
「……っ!」
「ひゃぁぁぁぁっ!」
ガバッと勢いよく栞の首が上がり、乙の股間にむしゃぶりつく。
「…っ! …っっ! …っっ!!」
「ひゃっ! ひゃぃぃっ!? ひゅぐぅぅぅっ!?」
そのまま無我夢中といった感じで、乙の股間を吸い続ける栞。
動くようになった腕は乙の腰を掴み、離れないようにがっちりと固定している。
「…っ! …っ! …ぉっ! …ぉっっ!」
「ひゅいいぃぃぃぃっ! そ、そんな、何度も、名前、呼ばれたらぁぁぁぁぁっ!! 変になるぅぅ! 変になっちゃいますぅぅぅ!!」
どうやら栞は乙の名前を何度も何度も呼びながら彼女の秘所を吸い続けているようだ。

今までの無表情からは想像すらできない勢いで、弾かれたように動き、吸い続ける栞。
「あああぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!」
一分だろうか、それともほんの数秒だったのだろうか。やがて乙は大きく声を上げると、身体をガクガクと震わせ、ガクッと身体から力が抜けたように動かなくなった。倒れなかったのは吾たちが今も彼女の体を支えているからだ。
「なんだ、もうイッちゃったんだ」
吾が心なしか楽しそうな声で言い、小波と一緒に乙の身体を引き上げる。
「ぁ…」
乙は惚けたような表情で、人形のように力なくだらりとしている。
「でも、ちょうどいいかも知れないわね。ご…先生、まだ何かあるのでしょう?」
小波がそう言い、俺に視線を向ける。吾も期待を込めたような目で俺を見る。
…そんなにお前らもこいつらのあられもない姿を見たいか。
「そうだね…さて、乙ちゃん、栞ちゃん」
俺は二人の顔を見て声をかける。
「君達はお互いのことが好きだ。本当に大好きだ。恋してるといっていい。それは間違いないね」
二人は顔を見合わせる。好きは好きだが、俺の言う好きとは違う気がする、といったところか。
だがしつこいようだが『催眠グラス』の前では…
「君達はお互いのことが好きさ、そして二人を結びつけた僕の事も大好きさ。さあ、君たちお互いをもっと、そしてそれと同じくらい僕の事も…好きになれ」
俺は『ヤリトゲ』を取り出し、二人を…乙の尻と栞のはだけたスカートから覗く内股を刺した。

「痛っ!」
「…っ!!」
二人はチクッとした感覚に一瞬顔をしかめるが、お互いの瞳を見つめるとすぐにおとなしくなる。
栞は潤んだ目で乙の瞳を見つめ、乙も栞の目を見つめる。
そして栞の顔が、徐々に、再び乙の股間に近づき……

「はい、そこまで。」

そこで二人の動きを止めさせた。
「えっ…?」
「…?」
その二人だけではなく、吾や小波も驚きの声を上げる。
「どうした? 今日のところはこれで終わりだよ」
俺はニヤニヤと彼女らを見る。
「今日はこれでおしまい。言っただろう、日日をかけてゆっくりとやっていくって」
「で、でも先生、栞ちゃんがまだ…」
乙の抵抗にもピシャリと言い放つ。
「明日もまた来るんだよ。栞ちゃんは明日してあげる。そうだな…あとは、明日のうちに君達の間で少し、準備してきてくれないか?」
僕も協力するから…と付け加えると、素早く栞の下着を引き下げた。
栞は反射的に俺を振り払おうとしたが…

ドスン!

「…ぇ…っっ!!」
吾が乱暴に掴んだ乙の体を栞の腹の上に落とし、それを阻止した。
「駄目だよ犬飼…先生のすることに逆らっちゃ…」
俺はスモールライトで小さくした『ほんわかキャップ』を、栞の尿道の入り口に取り付けた。『ほんわかキャップ』は尿道の経ギリギリの大きさに調整してあり、さらに『ゴマロック』を利用して取れないようにする。
「これでよし…」
俺のしたことの意味がわからないのか、疑問の表情で俺を見る栞と乙。
「準備というのは簡単だ。君達の間で明日、いつでもいいから恥ずかしいことをしてきて欲しいんだ。そこで、栞ちゃん…君に、ひとつして欲しいことがある」
俺は栞の耳のすぐ傍に顔を近づけると、乙に聞こえないように小声で呟いた。
「君のおしっこを、乙ちゃんに直接飲ませて欲しい」
「っ!!」
俺の言葉に驚く栞。だが、そこへ彼女の判断力を無くすべく追い討ちをかける。
「大丈夫、今の君のおしっこなら、乙ちゃんは美味しいって言ってくれるさ」
「………?」
栞は何やら口を動かしたが、聞こえないので『サトリヘルメット』を使って聞くことにする。

『(さっきの…輪っかのせい…?)』
「そう…だけど何よりも、乙ちゃんなら大好きな栞ちゃんのおしっこなら飲んでくれるさ…だって、乙ちゃんは栞ちゃんが大好きだからねぇ」
『(でも…)』
「変態呼ばわりされるのが怖いのかい? 大丈夫…俺がそんな事言わせないさ。これは必要なことなんだから」
『(胸を…大きくするのに?)』
「そうだよ。大丈夫、そんなことは俺が言わせないさ」
と、男らしい台詞で締めると『サトリヘルメット』を外し、栞を解放する。
続いて吾らに命じ乙を離させ、二人を立ち上がらせた。
「じゃあ乙ちゃん、何をすればいいのかは栞ちゃんに言っておいたから。逆らっちゃいけないよ」
「はい…」
「………」
乙も栞も俺の言うことを疑いもせず頷く。さらに、栞に視線を送ると一言付け加えた。
「乙ちゃん、びっくりするような内容かもしれないけど、逆らっちゃいけないよ。栞ちゃんに何を言われても。そう…言うならば、彼女の言葉は俺の言葉なんだから」
「…!」
栞は俺の言葉で何やら不埒なことを考えてしまったようだ。そしてそれこそが俺の狙いだった。
「ありがとうございました~」
「……」
乙は元気に、栞はボソッと言い、二人は帰っていった。
ちなみに栞はさっき爆乳化した際、ブラが弾け飛んで壊れてしまったためノーブラである。
小波には今の二人を送らた。すっかり淫乱と化したあいつのことだ、きっと今頃は「胸が大きくなるため」と言って栞にセクハラでもしているに違いない。
そして俺は一人部屋に残った吾の方を見る。
「…どうした?」
「…あ…な、なんでもないよ!」
両手を振り、慌てて取り繕う吾。隠しているつもりなのだろうが、責めて欲しいこと、あるいはご褒美を求めてることが丸わかりだ。
改めて彼女の体を嘗め回すようにして見る。
乙らをここへ呼ぶため慌てて制服に着替えたため、その体は部活のあとシャワーも浴びずにいた。そのため、近づけば汗の匂いがしてくる。
「新しい奴隷を連れて来たご褒美でも欲しいのか?」
汗が染み込み、透けかけた制服(特に胸)を見ながらバカにしたように声をかける。
「ど、奴隷って…ボ、ボク、そんなつもりじゃ…」
「じゃあどんなつもりだったんだ? 自分の変わりに責められてくれる別な奴隷を見繕ったつもりだったんじゃないのか?」
「ち、違うよ! ボ、ボクは…」

(まさかあの二人がのんきにあんなこと言うものだから、ボクと同じ目にあって欲しいと思っただけなんていえるわけないじゃないか!!)

「そ、そう! ボクはただ、お前が怖いから先輩の言うとおりにしただけだ!!」
この時、吾が何を考えているのかは俺にはわからなかった。この時も『サトリヘルメット』をつけていれば…ネタに出来たのかも知れないが。

「ふんっ…」
俺は鼻を鳴らし吾に近づくと、ガシッと大きなポニーテールを掴み上げる。
「いっ…! 痛いっ…」
「俺が怖いとか言うわりに、敬語の一つも使えないんだな?」
「ひっ!」
しまった…! と思った頃にはもう遅い。
「来い。お前みたいな馬鹿にはお仕置きが必要みたいだからな。体育会系らしく、体で覚えさせてやる。もっとも、体のほうはもう覚えてるみたいだがな…」
吾は髪を引っ張られ、、部屋の中央に引きずられていった。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年11月12日 17:47