第3話-2

 葉月薫流が目を覚ましたのは、布団の上であった。自分は確か、お風呂場で……
「やだっ、なんで部屋に……あれ?」
自分がパジャマを着ていること、布団が敷かれていることに、混乱する。浴室の電気も消してあった。
 誰がやってくれたんだろう……それとも、あれは夢だったのだろうか? 夢だとしたら、あんな夢を見るなんて……
「疲れてるのかな……」
腑に落ちない感もあるが、明日も学校があるのだ。今日の授業の復習をして、明日の準備もしておかないと。

 近藤睦樹は、やはり壁に寄りかかって彼女の様子を見ていた。パジャマを着せたりなど『世話やきロープ』の力を借り 手早く終えることが出来た。あの様子を見るに、夢か何かだと思っているだろう。
 だが、あんな痴態を見せられた俺としては夢では済ませない。あのモチモチでスベスベの肌を味わった身としては!
(そういえば、電車の中では楽しめなかったんだよなぁ……麗南の制服着たこの子とヤりたかったなぁ)
しかし、今から制服着せるのは現実的じゃない。ひみつ道具を持ってて現実的も何もないだろうが、
やはり恥じらいは欲しいし、この子が羞恥に染まる様を楽しみたいのだ。
 今からできるプレイ……夢、夢か……よし、やってみるか。
 彼女が寝静まった頃、俺は『夢コントローラー』を取り出した。これで彼女の夢を電車で痴漢されてる時の夢に変える。さらに俺は『分身ハンマー』を取り出す。これで夢に入り込み痴漢したい自分と、そのために夢をコントロールし監視する自分とに分身する。『夢はしご』で自分の夢に連れ込むのもいいが、まぁこっちで夢を操ってるから俺の夢みたいなもんだ。さぁ~て夢の中でめちゃめちゃにしてやるぞ~。
…………
 サラリーマンの帰宅ラッシュで混雑する電車の中、麗南の制服に身を包んだ彼女がいた。群がる痴漢どもを一蹴し、彼女を助ける。
「あっ……あの時の……」
あぁ、夢の中とはいえ覚えていてもらえてるのは嬉しいなぁ、お礼にしっかり可愛がってあげないと。
 電車が駅に止まる、今度は逃がさない。彼女の身体を隠すように、しっかりと抱きしめる。上質の抱き枕のような、ふんわりとした抱き心地。
「えっ、あ、あの、降りなきゃ……あの、ダメですよ、こ、こんなの……」
恥ずかしそうに震える彼女を無視して、電車が動き出すのを待つ。
「どうしてダメなの?」
「その、い、いきなり、こういうのは……ひゃうっ」
彼女の耳に、軽く息を吹きかけてやる。腕の中で、彼女の全身がピクンと震える。キュッと目を閉じて、感じている顔が可愛い。どんどん苛めたくなってくる。
 膝丈より少し短いスカートの中に手を入れ、太ももの裏側やヒップをさわさわと撫で回す。
「やっ、あ、ダメ、ダメです。どうして……助けて、くれたのに……」
俺の手を遠慮気味に払いながら、彼女が泣きそうな顔で俺を見上げる。
「そんな顔しないでよ……薫流ちゃんを誰にも渡したくないんだ、俺だけのモノにしたい」
予想外の言葉だったのか目をぱちくりさせた後、みるみる彼女の顔が朱に染まっていく。
「可愛いな、耳まで真っ赤にして……」
太ももを撫でていた手を上に動かし、ショーツ越しにヒップの谷間を撫であげる。
 彼女は腰を前に引いて逃れようとするが、俺は手を離すことなく指だけをクイクイと動かして後ろからショーツ越しに彼女の秘所を刺激する。さらにショーツを引っ張り、食い込ませ、グイグイと刺激を与える。
「やん、あっ……ダメ、お願いします、やめてください……」
彼女の耳に少し長めに息を吹きかけてやる。それと同時に、ショーツ越しに彼女の秘所に指を押し付ける。
「ひゃあぁぁうぅっ……!」
つま先立ちになりながらビクビクと身体を震わせて、彼女は俺の胸に顔を押し付ける。少し声が大きかった。
「大きな声出すと、周りに気づかれるよ」
俺の言葉に彼女は恥ずかしそうに俯いて、自分の右手で口を塞いだ。

 彼女の様子に気をよくした俺は、ブラウスのボタンを中ほどから3個外して、ブラウスの中に左手を入れた。さらに彼女を後ろから抱きしめる格好になるよう身体の向きを変えさせる。
 ブラジャー越しに胸を鷲掴みにして、痛みを与えないようゆっくりと揉みしだく。華奢なようで、意外と豊満な乳房をマッサージするように、指と手の平を使って愛撫する。さらに右手もブラウスの中に入れ、くびれた腰やお腹をさわさわと撫で、指先でくすぐる。
「ひゃぅっ……んくっ……お、お腹はダメですぅ……」
どこを触っても可愛い反応をしてくれる。敏感じゃないとこがあるのかというくらいだ。
「ふぅ……んっ……くっ……」
お腹は相当弱いらしい。必死に自分の手で口を塞ぎ、額に汗を浮かべギュッと目を瞑って耐えている。
 俺は両手を彼女の胸に持っていき、ブラジャー越しにキュッと乳首を摘む。
「あっ、ん……!」
彼女の身体が跳ね上がる。乳首を摘み、指で転がし、円を描くように撫でる……繰り返すうちに、ブラジャー越しにも乳首が固くなってくるのがわかった。
「乳首、気持ちよくて立ってきたね。やらしいな」
「ち、ちがっ……んっ、違い、ます……」
ブラジャーをズラし、柔らかな乳房を直に堪能する。指でグニグニと揉みしだき、手の平で乳首を刺激してやる。
「はぅぅ……胸、しちゃダメです……」
揉むたびに彼女の口から甘い吐息が漏れ、もちもちの柔肌がじっとりと汗ばんでくるのを感じられる。
「あ、こっちの方が好きなのかな?」
俺はブラウスから右手を抜き、スカートの中に入れてショーツ越しに秘所を刺激してやる。
「あんっ! ん、ふっ……そこも、ダメぇ……」
思わず漏れた声を、手で塞いで必死に抑え込む。そんな彼女を、俺は左手で胸を揉み、右手で秘所を弄って刺激し続ける。その内に、彼女が俺の右手を必死に押さえだした。
「もう、ダメです、やっ、これ以上は……!」
「ん~そうだね、ココ、濡れてきたもんね、もう焦らすのはやめようか」
彼女の顔が再び真っ赤になった。彼女のショーツは溢れ出た愛液でしっとりと濡れている。
 俺は彼女のショーツの中に右手を入れ、濡れそぼった秘所に指先を当て、ほぐすようにその周囲を撫で回す。
「はぁ、んぅ……! そんなとこ、触っちゃダメですぅ……!」
包皮に隠れているクリトリスをコリコリと刺激してやると、彼女の身体がビクビクと跳ね上がる。
「あ、いいね、その表情。大人っぽい、感じてる女の顔だ」
「そ、そんな、こと……ん、ふぅっ……!」
「うん、やっぱ可愛い。もっと感じてる顔見たいけど……周りの人が見てるよ」
彼女はハッとなって手を戻し、口を塞ぐ。右手への邪魔がなくなった俺は、さらに激しく右手を動かした。
 わざとピチャピチャと湿った音を立てるように指を動かし、彼女の羞恥心を煽ってやる。 電車の走行音にかき消されて、おそらく自分達くらいにしか聞こえていないだろうが効果は抜群だった。
「んぁ、んぅぅ……お願い、します……こんな、聞こえちゃぅ、恥ずかしいです……」
頃合かな……そう判断した俺は、処女膜を傷つけないよう細心の注意を払って中指を秘所に浅く挿し入れた。
「んふぅっ! っん、はぁ、あ、ゆ、指……だめ、だめぇ」
「っ……さすがにキツイな……こんなことされるのは初めて?」
質問しながらも、俺は指を軽く前後させ、小刻みに震わせながら、人差し指でクリトリスを刺激する。
「はぁ、ん、初めて……です。もう、許して……ください……」
「そう、じゃ俺の指が初めてなんだ。自分で触ったことは?」
彼女は俺の右腕に顔を隠すようにしてしがみ付き、ふるふると首を横に振る。
「じゃあ、イッたこともないの?」
「ふっ、ぁぁっ……そんな……し、知らないです……」
「そっか、じゃ俺の指でイッちゃおっか」

 左手で彼女の顎をクッと上げて、唇を奪う。身長差があるから少しやりにくいが、贅沢はなしだ。
「んんんっ!? んむぅ……ぷはっ、やっ、キスは、ダメ……」
「キスも初めてだった?」
泣きそうな顔で、彼女はコクンと頷いた。
「ごめんごめん、でもこれ夢だから、今だけは俺のモノになっててよ」
「ゆ、め……?」
キョトンとしている彼女の唇を再び奪い、今度は舌を口の中へ挿し込む。
「んんんぅーーーーっ!?」
まさか舌を入れられるとは思っていなかったのか、ディープキスという行為に対して知識すらなかったのか、彼女は目を大きく見開いて驚いていた。舌から逃れようとするが、俺は逃がさないよう左手で顎を固定する。
 舌を深く挿し込み、彼女の舌と絡ませる。舌はもちろん、歯茎や頬の内側もねっとりと舐め回し、間近で彼女の表情を観察しながら舐めたり突いたりして感じる場所を探す。口の奥を突いてやると、彼女の眉がピクンと反応し、鼻にかかった甘い吐息が漏れた。見つけた、口の奥を集中的に攻める。顎を固定していた左手を彼女の頭の後ろに持っていき、抱きしめるようにして濃厚なキスを続ける。
 彼女の身体からじわじわと力が抜けていき、やがて俺に身体を預けるようになった。
「もう少し脚を開いて、もっと気持ちよくなるから」
彼女は惚けたようにトロンとした目で俺を見やり、恥ずかしそうに目を閉じながら素直に脚を肩幅くらいまで開いた。
 何も遮るものがなくなった彼女の秘所を、休んでいた右手で攻めたてる。激しく、しかし痛めないように細心の注意を払って快感を与えていく。彼女はもう抵抗せず、俺にしっかりとしがみ付いて快感を甘受している。
「いい子だね。さっきより濡れてるけど……キスで感じちゃったんだ?」
「んあっ、んぅぅ、やぁ、あぁん、そんな、こと……」
「素直じゃないな、身体はこんなに素直なのに。じゃ次は唾を飲み込んでみようか」
そう言って彼女の唇を奪う。彼女は逃げることなく、素直にそれを受け入れる。彼女の表情を観察していて気づいたが、彼女はキスをするとき必ず目を瞑るようだ。口の中をしゃぶり、秘所に刺激を与えてやるとピクンと表情が微妙に変化し、悩ましげに声が漏れる。彼女とのキスは飽きがこない。
「ンクッ……んっ、んぐっ、んぅぅ……ぅぅ……」
コクッと喉を鳴らして、流し込んだ俺の唾液を彼女は飲み込む。唇を離すと、彼女は大きく息を吐いて呼吸をする。
「えらいね、凄い良かったよ。次は薫流ちゃんにも舌を動かしてほしいな」
「んぅ……ぁぁ……できない……恥ずかしいです……」
「大丈夫、舌出して、最初は俺がしてあげるから、それに合わせてみて」
顔を近づけると、彼女はキュッと目を閉じ、口を開けて遠慮がちに舌を出した。それに俺の舌を絡ませる。
 舌先と舌先をチロチロと触れ合わせ、彼女が舌を動かすよう促す。右手はゆっくりと、優しく秘所を刺激する。辛抱強く続けていると、彼女も小さく舌を動かし始めた。それに合わせて、少しずつ舌の動きを大きくする。
「ん……んぅ……ぅん……」
俺が舌を動かすのをやめても、彼女はチロチロと舌を動かしている。秘所を刺激するたびに喘ぎ声が漏れるが、舌の動きを止めない。俺は右手を小刻みに激しく動かして、トロけきった秘所への刺激を強めた。
「はぁぅ! うぁ、んぅ……ふ、んぅ!」
「頑張ったね。最後は、思いっきりイッちゃおう」
彼女の首にキスしていき、耳にキスをする。彼女の身体がビクンと震えた。耳に舌を挿し込み、舐めてみる。
「ひゃあぁうぅ……な、舐めちゃダメ、あ、ん……なにか、くる、きちゃい、ます……!」
「それがイク前の感じだよ、膝が震えて、腰が重くなってきたでしょ?」
彼女の頭を支えていた左手を動かし、彼女のお腹を擦ったり、脇腹を揉んでやる。
「あぁん! ダメ、お腹ダメぇ、変に、なりそう……!」
彼女は腰を捩り、全身をくねらせて刺激から逃げようとするが、逃がさない。敏感な耳を舐め、クリトリスを擦る。
「ひゃあっ、あっ、やん、くるっ、きます、怖い、です」
「大丈夫、ちゃんと支えてあげるから。イクときは、イクって言って教えて」
彼女の背筋がピンと伸び、つま先立ちになる。秘所からはクチュクチュと湿った音が響き、溢れ出した愛液がブルブルと痙攣しだした彼女の太ももを伝って垂れていく。
「はぁ……ぁぁ……ィ、イクッ……!」
絶頂の言葉を発すると、限界を迎えた彼女の秘所が俺の指を締め付けた。

 俺の腕の中で、彼女は荒い呼吸に胸を喘がせ、俺の腕にしっかりとしがみ付いている。そこだけ違う空間のような熱気に包まれており、彼女の肌には珠汗がいくつも浮いていた。彼女の秘所からは、堰を切ったようにトロトロと愛液が溢れ出て俺の右手を濡らしている。
 愛液にまみれた右手を彼女の顔の前に持っていく。
「凄いねこれ、よっぽど感じてるかエッチな子じゃないとここまでならないよ?」
「や、だ……恥ずかしい、見せないで、ください……」
恥ずかしそうに顔をそらす彼女の口に、右手を持っていく。
「右手、薫流ちゃんのでビショビショだから、舐めて綺麗にしないと」
最初は躊躇っていたが、唇に指を当ててやると素直に俺の指をくわえて、舌を絡めてきた。
「ん……ふ……ぅん……」
時折、俺の顔色を窺うように上目遣いに見てくるが、俺と目が合うと恥ずかしそうに目を閉じる。
「そういえば自分でしたことないんだっけ……ほら、自分でしてごらん」
彼女の右手を取りショーツ越しに自分の秘所を触らせる。
「んぅ、ぅぅ……恥ふかひいれふぅ……」
「どこが気持ちいいかわかるでしょ、そこ指でイジって」
コクリと頷き彼女がもぞもぞと手を動かす。同時に、俺の指を引き続きしゃぶらせる。
「ぁん、んっ……く、ふ……んふぅ……」
 目を閉じて俺の指に舌を絡ませる。時折、彼女の眉がピクンと動き、甘い吐息を漏らしながら腰を震わせ、膝を擦り合わせる。左手はギュッと俺の服を掴み、右手ではグショグショになったショーツ越しに指をスリスリと縦筋に沿って動かし、時折クリを引っ掻く様に刺激している。
 ついつい苛めたくなってしまい、指を動かして彼女の舌から逃げたり、口の中を弄ってやる。
「上手だね、キスも上達早いし、薫流ちゃんエッチの才能あるのかもね~」
「ん、んんぅ、はぁ、ぁぁ……え、エッチなんかじゃ、ないです……」
そう言いつつも、彼女は上目遣いにトロンとした目を向けてくる。この子には言葉責めしてるだけでも楽しいだろうな……が、夢とはいえ、いや夢だからこそ、もう我慢できん!
 俺の理性が限界を迎えプッツンしかけたその時、周りの景色がぐにゃりと歪み、消え始めた。これは……夢が覚めるのか? 待て待て、これじゃまた蛇の生殺し………………
 そうこうしている内に、俺も分身体であるもう1人の俺に夢から起こされた。俺が目を覚ましてすぐに、彼女も布団から飛び起きる。キョロキョロと辺りを見渡し、夢であることを確認している。
「はぁ、ぁ……夢、だよね……うぅ~なんであんなこと、してる夢……」
彼女は恥ずかしそうに両手で顔を覆い、ふるふると首を横に振っている。そんな彼女を横目に俺は分身体を消し、後始末をする。あ~ぁ、やっぱ自分の夢に連れ込むべきだったかなぁ。
「違うもん……そんなことないもん……」
その彼女は、布団にすっぽり包まって必死に夢の内容を否定しているらしい。
(まぁ、堕とせそうってのがわかっただけいいか……)
個人的にはここから『タンマウォッチ』で時間を止めて彼女の布団に潜り込み驚く彼女の反応を楽しみながら言葉攻めと悪戯でイかせたあと『逆時計』あたりでもとに戻してどれが夢でどれが現実かわからない……とかやりたいところなのだが、理性が保てるうちに退くとしよう。
 それに、自分で麗南に侵入してみるのも悪くない。麗南なら、木馬の候補はいくらでもいるだろう。
 いつの間にか寝ついていた彼女に『ケロンパス』を使ってやり、俺はどこでもドアで自宅に戻った。彼女に習って、明日も彼女で楽しむための下準備をしておこう。


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最終更新:2007年09月17日 10:07