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BADED1
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1)冗談はよして

隆の言葉が頭の中で反芻する。
混乱した頭でようやく理解できると
顔がみるみるうちに赤くなっていった。

「じょ…冗談はよしてよ」
笑って言うはずの声が上手く出せない事に、
うるさい心臓の音に愛菜自身戸惑う。

告白した隆の方は、黙ったまま
真剣な面持ちでこちらを見つめていた。
二人の間に沈黙が流れる。
隆は何も言わない。
愛菜は手持ちの鞄を掴むと立ち上がった。

「私は隆と水野先生のこと聞きに来たのに!
何か悩んでるんじゃないかって心配してたのに。
そんなことではぐらかすなんて。バカにしないでよ!」
自分でも思っていない言葉に驚き、唖然としたが、
そのまま立ち去ろうと出口に向かう。
「待てっ」
後ろから隆に腕を掴まれた。


1)振りきって帰る
2)そのままでいる
3)振り返って殴る

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3)振り返って殴る

ドカッ!!!!!
愛菜が振り向いた瞬感隆の顔面に愛菜の鉄建が炸裂した。

隆「いってーな!!!!人がまじめな話してんのに何すっ・・・!!!」
隆は息を呑んだ、愛菜が泣いていたからだ。
幼馴染で付き合いの長い隆でさえ愛菜の泣き顔をあまり見たことがない。
そんな気丈な愛菜が目の前でぼろぼろ泣いているのだから驚くのも当然だ。

隆「おっおい・・」
愛菜「なんで・・・」
隆「え?」
愛菜「なんであたしの事好きなら先生とキスなんてしてんのよ・・・」
隆「それは・・・」
愛菜「馬鹿!!最低!!スケベ!!エロ魔人!!キス魔!!死んじゃえ馬鹿!!!
   ・・・・・嘘・・・死んじゃえは嘘・・・死んじゃ嫌だ・・・嘘だから」
隆「・・・うん。」

そう言って隆は愛菜を静かに抱きしめた。
愛菜「良い訳位してよ・・・このままじゃ隆がよく分かんないよ」
隆「うん・・・話す・・・全部お前に話すから・・・」

???「何・・・やってるんだ・・お前ら・・・」
抱き合ってる二人のめの前に現れたのは・・・

1)春樹
2)一郎
3)修二

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1)春樹

「春樹……。」
愛奈は隆から慌てて離れる。
「うわっ。」
「春樹、ど、どうしたの。」
春樹は慌てて目線をそらしうろたえていた。
「えっと、ごめん。姉さんが心配で後追いかけて……。
 そっか姉さんは隆さんと付き合って、俺知らなくて。」
「ち、違うの春樹!!隆となんて付き合ってないわよ。」
「そんな力いっぱい否定しなくても。」
隆の傷ついた声が耳に入ったが春樹の表情の方がつらそうでたまらず春樹に駆け寄った。
「とにかく、今日は帰るわ隆。私も混乱してるし……行きましょう春樹。」
「あぁ、でも俺の気持ちは本当だからこれだけは、本当に。」
隆の言葉、真剣な表情に春樹は体が震えた。
春樹の視線は隆を一瞥し、愛奈へと移動する。
「隆さん……。」
「隆、じゃまた明日学校で。」
「隆さん失礼しました。」
いつもは誰にでも明るく接する春樹の声と表情が冷たく隆に突き刺さる。
「は……るき。」
「行こう、姉さん。」
「……えぇ。」
帰り道、先ほど修二と水野と出会った公園に差し掛かり愛奈は足を止めた。
公園に目をやるとすでに水野の姿はなかった。
「なにを考えているの、姉さん。」
「えっ。」
春樹の冷たい声が後ろからかけられ、
愛奈はいつもとは違う弟の姿にようやく気づく。
「隆さんのこと……考えてたの。」
愛奈は春樹の変化に戸惑いながら言った。

1)春樹、ちょっと怖い。どうしたの?
2)隆のことじゃなくて水野先生のことを。
3)うん、実は隆に告白されて……。

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1)春樹、ちょっと怖い。どうしたの?

「さっき、姉さんが電話で話してた内容、少し聞こえたんだけど」
「…うん」
「隆さんが、先生とキスしてたって。水野先生って、あの音楽の先生だよね」
「…うん」
「びっくりしたよ。隆さんとは付き合いも長いし」
「そうだね。私も、びっくりした」
「…じゃあ、どうして」
隆は急に語気を強めた。
「どうして姉さんと隆さんが抱き合ってるんだよ!水野先生とキスしてたんだろ?
 付き合ってるんじゃないのかよ!?」
いつになく真剣な春樹の瞳に愛菜は言葉が出ない。
「春樹…」
「姉さんが辛い思いするの、黙って見てるなんて俺にはできないからな…!」
その時、愛菜の頭に浮かんだのは…

1.春樹がこんなにも私を大切に思ってくれてたなんて知らなかった
2.そうだよね…これ以上あの人達に関わるのはよそう…
3.事態は良くわからないけど、隆が苦しんでるのをほっとくわけにはいかない!

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2.そうだよね…これ以上あの人達に関わるのはよそう…

「ありがとう、春樹。大丈夫だから。さ、早く帰ろう」
納得できない顔でいる春樹の手を引き、家路を急いだ。


早朝。眠い目を擦りながら、とぼとぼと学校へ向かう。
愛菜は昨日の一件で一睡もしていなかった。
また、いつも朝から、うるさく口を出してくる春樹が
やけに静かでよそよそしい態度をとってくることも
少なからず愛菜の気分を落ち込ませていた。
「おはよう」
愛菜に声を掛けてきたのは


1)水野先生
2)一郎
3)修二

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3)修二

「ねえ、今日こそ放課後俺とデートしない?」
「ちょっと、修二くん! 私達との約束は?」
「修二先輩酷いです!」

修二の両側にいた後輩らしき女の子たちが修二を睨むが
その目は本気で怒っていない。
彼がそういう男だと知っているからだ。

いつもと変わらない修二の態度…
昨日の光景は何だったのか。少し引っかかりはしたが、
ヘラヘラと後輩に弁解している修二の姿を見ていると
バカバカしさを感じる。
愛菜は女の子たちに問い詰められてる修二を無視して教室へ向かった。


隆と会ったらどうしよう…昨日からそればかり考えていた愛菜だったが
隆はその日学校へ来なかった。
学校に来なければ来ないで気になってしまう。

1.電話する
2.メールを送る

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2 メールを送る

「メールくらいなら大丈夫かな……。『隆、どうしたの?
風邪でも引いた?』っと。送信」
手早くメールを打ち、愛菜は携帯電話を閉じた。しばらく
してから明るい着メロがメールの到着を告げた。電話を
開けばそこには

1 隆からの返信メール

2 知らないアドレスからメール

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1 隆からの返信メール

メールを見て私は駆け出した。
それは隆のお姉さんからのメールで
隆が交通事故に遭い、病院に運ばれたという衝撃的な内容だった。

メールに書かれていた病院は
偶然にも学校からはそれほど離れていなかった為
私は10分後には病院に到着していた。

きっと軽い怪我に違いない、絶対にそうに決まってる…

自分にそう言い聞かせて恐ろしい想像をかき消そうとする。

しかし、私を待っていたのは眠った隆に縋り付きながら
号泣する隆のお母さんだった。
呆然とその場に立っていることしか出来ない私の肩を誰かが叩く。
振り返った私が見たのは、隆のお姉さんの美由紀さんだった。

1、美由紀と話す
2、隆のもとへ駆け寄る

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1、美由紀と話す

「あ、あの…」

何か言おうと唇を開いてから、何を言うべきなのかわからないことに気付いた愛菜は愕然とした。
病室には隆の母親の泣き声だけが響いている。
ヒステリックなその声は、愛菜の脳にわんわんと打ちつけるように反響する。
なんだか、ひどい眩暈を感じた。自分がこの世界に立てていないかのような。

「愛菜ちゃん」

そっと手を引かれ、愛菜はぼんやりと目の前に立っている美由紀を見た。
泣き腫らした赤い目の彼女が、ぎこちなく唇を上げる。痛々しい笑顔。

「ちょっと、廊下出よう? お母さん、一人にさせてあげたいんだ」

掠れた声でそう言われ、愛菜はこくりと頷いた。
そのまま手を引かれて病室を出る間際、
そっと肩越しに振り返った白い室内は、滲んでよく見えなかった。

愛菜が後ろ手で扉を閉めたと同時に、
背を向けていた美由紀がくるりと振り返り真正面から愛菜を見つめた。
そして低く震え、引きつった声で呟いた。

「愛菜ちゃん……もしかしてあなたの学校に、水野 咲という教師が……いる?」
「……え?」

1.どういうことなのか、積極的に事情を訊く。
2.もう関わらないと決めたので、水野という名前の教師はいることだけを答える。

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2.もう関わらないと決めたので、水野という名前の教師はいることだけを答える。

「ええ、うちの学校の先生ですが…。
そんなことより隆の容態は?お医者さんはなんて?」

実際、今は水野先生のことより隆自身のことが心配だ。
「あ…ええ、そうよね」
愛菜の言葉に、美由紀もハッと我に返ったようだった。
美由紀が言うには、隆は今は意識がなく昏睡状態で、とにかく命はとりとめたので、
あとは意識が戻るのを待つしかないとのことだった。

「しっかりして下さい。
今は隆が早く目覚めるよう皆で信じて見守りましょう。ねっ」
「ありがとう、愛菜ちゃん…」

美由紀と話していると、向こうからバタバタと人がかけて来る足音が。
振り返った愛菜は思わず叫んだ。

1.「水野先生!?」
2.「修二くん!まさか私のこと追いかけて来たの?」
3.「春樹、どうしてここへ…」

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2.「修二くん!まさか私のこと追いかけて来たの?」

「くそっ…遅かったか」
修二がガン、と音を立てて病院の壁を殴る。
愛菜の存在を知ってか知らずか、その表情はいつもの能天気なものとは違う。
(修二君の顔…昨日の夜見たのと同じ…?)
愛菜は困惑しながらも、壁に押し付けたままの修二の拳が震えているのに気づいた。
(隆の事故は…偶然じゃなかったとでも言うの?)
修二に声をかけるべきかどうか迷う愛菜。その横を美由紀がすっと通りぬけた。
修二の肩に手をかける美由紀。
「あなたは、悪くないわ…いつかこういう日が来ることを、私もあの子も理解していたのだから」
「でも、俺が…俺が、もっと早く気づいていれば!」
(二人は知り合いなの?…ていうか、二人は何を話しているの?)
困惑に反応するかのように、色々な言葉や情景が愛菜の頭の中を駆け巡った。
『隆君のこと、ちゃんとつかまえてるんでしょうね?』
『全部、お前に話すから…』
突然、愛菜は体中の毛が逆立つような感覚をおぼえた。
(…まさか、隆は)
足が震える。
(私に秘密を話そうとして、それで…!!)
たどり着いてしまった結論を必死に否定しようとするが、それが無駄な努力であることは
愛菜自身が一番良くわかっていた。
(これから、私はどうしたら良いんだろう…)

1.美由紀と修二に全てを話して欲しいと頼む
2.耐え切れなくなり、その場から逃げ出す
3.自分なりに水野や一郎を探ることを決意する

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2.耐え切れなくなり、その場から逃げ出す

その場にいるのが耐えられなくて、私は逃げ出した。
何も聞きたくなかった。何も知りたくなかった。

けれど、逃げた私に待ちうけてたものは、容態が急変し
春樹が亡くなったという知らせだった。

『死んじゃえ馬鹿!!!』

彼に向けて放ったあの言葉が頭の中で幾度とくなく繰り返される

死んじゃえ馬鹿!!! 死んじゃえ馬鹿!!! 死んじゃえ馬鹿!!! …

あのときちゃんと話し合っていれば彼は死なずに済んだのかもしれない…
しかし、いくら後悔しても、彼は戻ってこない

BADエンド
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