米国大使館機密公電文書 和訳


米国大使館 機密公電文書


ウィキリークスは、米国大使館から漏洩した251,287通の公電文書-歴史上最大規模の機密文書群-のパブリックドメイン公開を、11月28日(日)より始めました。これらの文書によって、全世界の人々は、これまでに明かされることのなかった米国外交の内部事情について見識を得るでしょう。

1966年から今年2010年2月までの公電には、世界中274の大使館とワシントンDCにある国務省との間で交わされた機密の通信内容が含まれています。15,652通については、極秘(Classified Secret)として取り扱われています。

大使館の公電文書は、この先数ヶ月に渡って段階的に公開される予定です。なぜなら、公電文書で扱われているテーマは、極めて重要性が高くまた地理的広範囲に渡っているので、こうする以外に、誰もこの資料の対応をすることができないためです。

公電文書は、同盟国や国連内に米国によるスパイ活動がどの程度まで入り込んでいるのかを明らかにします。この公電文書によって、米国が"従国"の腐敗と人権侵害を黙認したこと、中立の立場とされてきた国々と裏取引をしていること、米国企業の為のロビー活動をしていること、外交官が交渉相手に有利な立場に立つために使う手等が明るみに出るでしょう。

この文章公開によって、ベールに包まれていた米国の裏の顔と表の顔の矛盾が明らかになります。結果、民主主義世界の市民は、政府に市民の意思を反映させたければ、舞台裏で何が行われているのかを開示する要求が求められるのだと知ることでしょう。

米国の子供達は学校で、合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンは嘘を付かなかったのだと教えられます。もし、それより後の政府が同じ原則を守り通していたのなら、今回の情報洪水は一時の恥に過ぎないでしょう。ところが、今回の情報漏えいに対して米国政府は、最も腐敗した国を含め世界中に警戒の呼びかけを続け、今後公開されるであろう暴露情報に対しての盤石な対策をとってきています。

全てで、251,287の文章、261,276,536語という長さです。現在最大の機密文書公開 "イラク戦争記録"の7倍にものぼります。

公電は、1966年12月28日から2010年2月28日までの、274の大使館・領事館・外交ミッションが含まれます。

Groups to contact for comment (本家サイト該当ページへリンクしています)
http://213.251.145.96/articles/2010/Groups-to-contact-for-comment.html

データの検索方法

例えばあなたの国の内部で起きた事など、あなたが覚えている出来事で検索してみて下さい。日付順でも閲覧できますし、あなたに近いと思われる情報源から検索してもいいでしょう。
興味を持った出来事を選び、それについて他の人に伝えてください。twitterやreddit, メール等、周囲の方々に取ってよい方法を用いてください。
twitterや他のSNSでは、#cablegate あるいは特徴的なレファレンスID(例えば #66BUENOSAIRES2481)をハッシュタグとして使ってください。

主要な図表

  • 15,652通の極秘 (SECRET)
  • 101,748通の機密 (CONFIDENCIAL)
  • 133,887通の未分類 (UNCLASSIFIED)

  • 最も議論されている国はイラク - 15,365(うちイラクからの公電文書 - 6,677)
  • 最も公電文書が出所が多いのはトルコのアンカラ  - 7,918
  • 米国務長官室からの文章 - 8,017

米国務省のラベルシステムに基づく分類で、最も頻繁に議論された議題は、
  • 国外の政治関係 - 145,451
  • 内政問題 - 122,896
  • 人権 - 55,211
  • 経済状況 - 49,044
  • テロリスト及びテロリズム - 28,801
  • 国連安全保障理事会 - 6,532

公電文書のデータにおけるグラフ

(本家サイトの該当ページからご覧いただけます)

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この文章は、このサイト上の reddragon によって翻訳されました。
最終更新:2010年12月14日 01:58
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