ギーシュを介抱しているモンモランシー達を尻目に、ギアッチョはシエスタと
マルトー達の元へ向かっていた。
「・・・よぉ」
マルトーは何を言っていいのか分からないようだった。ギアッチョはメイジ
なのか?ならばギアッチョは貴族なのか?それならオレ達の敵なのか・・・?
無数の疑問が彼の頭の中を駆け回っていた。
「ギアッチョさん・・・ ・・・お疲れ様です」
同じく何を言えばいいか分からないらしいシエスタが、とりあえずねぎらいの
言葉をかける。
「・・・ああ 見せたかったのは今の・・・オレの力だ 詳しいことは今度――機会があれば説明するがよォォ~~・・・ オレはこの世界の人間じゃあねえ」
突然のギアッチョの告白に、マルトー達は眼を丸くする。
「この能力は魔法じゃあねえ 「スタンド」っつーオレの世界の力だ
黙っていたことは謝るぜ・・・だが オレをよォォーー 軽蔑する前に一つだけ聞いてくれ オレは『平民』だ 世界が違ってもこれだけは変わらねぇ・・・
身分の話じゃあねー おめーらと同じ・・・『上』の圧政に立ち向かう人間なんだ」
少々混乱したようだが、シエスタとマルトーは黙って話を聞いていた。
「・・・言いたかったのはそれだけだ こんなことしなくても黙ってりゃあよかったのかもしんねーが・・・ 仲間だと思ってくれてる人間を騙し続ける
なんてことだきゃあしたくなかったんでよォォ~~」
そう言い終えると、ギアッチョは咳払いを一つして先を繋いだ。
「・・・ま そーいうわけだ オレを嫌うなら遠慮はいらねー 文句を言うつもりも――」
「何言ってるんですかっ!!」
さえぎったのはシエスタだった。シエスタは一歩前に進み出ると、ギアッチョの手を取って言う。
マルトー達の元へ向かっていた。
「・・・よぉ」
マルトーは何を言っていいのか分からないようだった。ギアッチョはメイジ
なのか?ならばギアッチョは貴族なのか?それならオレ達の敵なのか・・・?
無数の疑問が彼の頭の中を駆け回っていた。
「ギアッチョさん・・・ ・・・お疲れ様です」
同じく何を言えばいいか分からないらしいシエスタが、とりあえずねぎらいの
言葉をかける。
「・・・ああ 見せたかったのは今の・・・オレの力だ 詳しいことは今度――機会があれば説明するがよォォ~~・・・ オレはこの世界の人間じゃあねえ」
突然のギアッチョの告白に、マルトー達は眼を丸くする。
「この能力は魔法じゃあねえ 「スタンド」っつーオレの世界の力だ
黙っていたことは謝るぜ・・・だが オレをよォォーー 軽蔑する前に一つだけ聞いてくれ オレは『平民』だ 世界が違ってもこれだけは変わらねぇ・・・
身分の話じゃあねー おめーらと同じ・・・『上』の圧政に立ち向かう人間なんだ」
少々混乱したようだが、シエスタとマルトーは黙って話を聞いていた。
「・・・言いたかったのはそれだけだ こんなことしなくても黙ってりゃあよかったのかもしんねーが・・・ 仲間だと思ってくれてる人間を騙し続ける
なんてことだきゃあしたくなかったんでよォォ~~」
そう言い終えると、ギアッチョは咳払いを一つして先を繋いだ。
「・・・ま そーいうわけだ オレを嫌うなら遠慮はいらねー 文句を言うつもりも――」
「何言ってるんですかっ!!」
さえぎったのはシエスタだった。シエスタは一歩前に進み出ると、ギアッチョの手を取って言う。
「ごめんなさい ギアッチョさんの力を見たとき、私も正直あなたを疑ってしまいました・・・でも今こうして話すと分かります 『仲間』を失うリスクを冒して
まで自分の力を見せたギアッチョさんの『覚悟』が」
シエスタはマルトーに顔を向ける。マルトーはがしがしと頭を掻くと、
「おおよ!男の『覚悟』に報いねぇのは男じゃねえ・・・そして平民じゃあねえ!
疑ってすまなかった あんたはまさに『我らの剣』だ!なぁ友よ!」
そう言ってばしばしとギアッチョの背中を叩いた。
まで自分の力を見せたギアッチョさんの『覚悟』が」
シエスタはマルトーに顔を向ける。マルトーはがしがしと頭を掻くと、
「おおよ!男の『覚悟』に報いねぇのは男じゃねえ・・・そして平民じゃあねえ!
疑ってすまなかった あんたはまさに『我らの剣』だ!なぁ友よ!」
そう言ってばしばしとギアッチョの背中を叩いた。
その様子を、ルイズは遠くから眺めていた。その隣にはキュルケとタバサ。
「・・・なによあなた 何かうれしそうじゃない?」
キュルケがルイズの顔を覗き込む。ルイズは少し照れたようにキュルケを睨みながら、
「当然でしょ 私にも『仲間』が出来たんだから!」
と言う。その綻んだ顔を複雑そうな眼で見ながら、キュルケは呟く。
「・・・あ、そ ・・・・・・まぁ今回は引き下がってあげるわ ギアッチョ」
何か言った?と言うルイズをキュルケは「うかれすぎて耳がおかしくなったんじゃあないの?」とからかい、それにルイズが反論し――きゃいきゃいと騒ぐ二人を、タバサはやれやれといった眼で見つめていた。
「・・・なによあなた 何かうれしそうじゃない?」
キュルケがルイズの顔を覗き込む。ルイズは少し照れたようにキュルケを睨みながら、
「当然でしょ 私にも『仲間』が出来たんだから!」
と言う。その綻んだ顔を複雑そうな眼で見ながら、キュルケは呟く。
「・・・あ、そ ・・・・・・まぁ今回は引き下がってあげるわ ギアッチョ」
何か言った?と言うルイズをキュルケは「うかれすぎて耳がおかしくなったんじゃあないの?」とからかい、それにルイズが反論し――きゃいきゃいと騒ぐ二人を、タバサはやれやれといった眼で見つめていた。
青銅のギーシュ―― 己の魔法で倒されるという最も屈辱的な方法で敗北。しかし
ケティに殴られたシーンを誰も見ていなかったので二股はバレなかった。そこの
ところはラッキーな奴。(再起不能?)
ケティに殴られたシーンを誰も見ていなかったので二股はバレなかった。そこの
ところはラッキーな奴。(再起不能?)
<==To Be Continued...