罠効果

五つの試練にでてくる罠の効果。
まだ完全に検証していないので間違いを見つけたら修正お願いします。

  • ダメージを受ける罠の威力は、その階層の「宝箱の難易度」に依存。
    例:宝箱の難易度が「5」で、石弓の矢が発動した時は「5×1d8」のダメージ(5d8ダメージではない。このため、爆弾などはダメージ幅が極端になる)
  • 罠にかかっても「影響を受けない」事も。
  • 「/」で区切られている場合は、複数の効果の内、いずれか1つの効果を受ける事を表す。

デフォルト設定
名称 対象 効果 歴代シリーズのうち登場した作品
戦闘の監獄
五つの試練
#1-3 #5 外伝1
外伝2
外伝3 外伝4 ディンギル
罠はない
NO TRAP
なし なし
石弓の矢
CROSSBOW BOLT
解除者 ダメージ(難易度×1d8)
毒針
POISON NEEDLE
解除者
電撃
ELECTRIC BOLT
解除者 ダメージ/麻痺/死亡/灰
ガス爆弾
GAS BOMB
全員
爆弾
EXPLODING BOX
全員 ダメージ(難易度×1d16)
スペルブラスター
SPELL BLASTER
全員 MP減少/呪文忘却/死亡/灰
※呪文を覚えているキャラのみ対象
虹のきらめき
RAINBOW RAY
全員 ダメージ(難易度×1d8)/睡眠/毒/麻痺/石化/死亡/灰
女神の口づけ
VENUS KISS
誰か一名 年齢-1(限界13)/特性値+1/最大HP+X(上昇量はランダム)/石化/死亡/灰
マグネット
MAGNETICS
2006年版
誰か一名

Steam版
解除者
アイテム1つ消失
呪われているアイテムも含む
2006年版では装備中のアイテムや消耗品も消える
Steam版では装備中のアイテムと消耗品は対象外、「所持品を保護」があれば無効
警報
ALARM
全員 モンスター出現(エンカウント番号+1のものが出現)
テレポーター
TELEPORTER
全員 ランダムテレポート
※どの階層に転移するかはシナリオの設定に依存する
エディタで追加できるようになったもの
名称 対象 効果 歴代シリーズのうち登場した作品
戦闘の監獄
五つの試練
#1-3 #5 外伝1
外伝2
外伝3 外伝4 ディンギル
スタナー
STUNNER
解除者 麻痺
メイジブラスター
MAGE BLASTER
魔/司/侍 麻痺/石化
プリーストブラスター
PRIEST BLASTER
僧/司/君 麻痺/石化
石のつぶて
JAX SLING
解除者 ダメージ
悪魔の目玉
DAEMON EYE
全員 石化
サイオニック
PSIONICS
誰か一名 特性値-1(職業ごとに固定)
(戦、侍=力/魔=知恵/僧、司=信仰心/盗=素早さ/君=生命力/忍=運の強さ)
ビックリ箱
ASTRAL CUBE
誰か一名 特性値-1(何かを失った)/年齢+1(影響を受けた)
火薬樽
POWDER KEG
全員 ダメージ
げんこつ
FIGBY FIST
誰か一名 死亡
コブラののろい
DRAGON'S ASP
全員 麻痺
高圧電線
HIGH VOLTAGE
全員 死亡/灰
マジックドレイン
MAGIC DRAIN
全員 MP減少
亡霊の手
GHOST HANDS
誰か一名 瀕死(現在HPを1~8にする。既に瀕死の場合回復することもある)
亡者の群れ
GHOSTS ATTACK
全員 瀕死(現在HPを1~8にする。既に瀕死の場合回復することもある)

危険性考察

+ ...

危険性:無し

無害:罠はない

完全に無害。
フロアの罠解除難易度が低いとこれが多くなる。
序盤は罠の種類も多く設定しづらいので、「地下一階の宝箱の罠がほとんど無い」という場合が起こりえる。

危険性:極小

アイテムを失う:マグネット

2006年版では最凶最悪の罠だった。
装備品、シナリオに必要なアイテム、一度しか入手できないアイテムなどおかまいなしに消してしまう。
下手をすればシナリオを破綻させる可能性があるし、シナリオクリア後の稼ぎフロアでもレアアイテムが失われるのはゲームの目的に反している。

あまりにも酷すぎたのでSteam版では弱体化され、
  • 罠の対象になるのは解除者のみ
  • 装備しているアイテムと、巻物や薬などの消耗品は対象外
  • 「所持品を保護」の魔法効果が付いたアイテムを持っていれば完全に無効
という事になった。
「所持品を保護」のアイテムが無いシナリオでも、盗賊に持たせるアイテムを装備品と巻物・薬だけで10個埋めておけば全く怖くなくなる。

HP減少:亡霊の手、亡霊の群れ

「絶対に死亡はしない」という特徴がある。
亡霊の手は最初のフロアから使えるし、亡霊の群れはマディアル2回で全快される。
状況次第で即死・全滅が起きるダメージ系より安心して対処できる。
ただし、ダメージ床地帯で亡霊の群れが出たらいきなり全滅する事に注意。

能力低下:サイオニック、ビックリ箱

嫌がらせの効果しか無い。
しかし、パーティーを罠一発で壊滅させるような危険性を持たせず、プレイヤーに着実に打撃を与えられるとも言える。

危険性:小

毒:毒針、ガス爆弾

毒消しやラツモフィスの用意が無い場合、多くの場合は死を意味する。
しかし、五つの試練は毒消しの大量保有が可能なシステムであり、準備さえあれば実質無害である。
商店に在庫無限で毒消しが用意されているシナリオも多い。

状態異常:スタナー、メイジブラスター

一応の被害はあるが「絶対に死亡はしない」「治療担当は麻痺・石化せず無事に残る」という特徴がある。
単に治療魔法のMPをいくつか減らすだけに終わるだろう。
昔は罠が発動したらほぼ必中だったが、五つの試練では結構外れる。全くの無害だったという結果もよくあるほどで、昔ほどの脅威では無い。

治療担当が状態異常:プリーストブラスター

治療できる者が全員倒れると対処不能になる可能性がある。
しかし、ディアルコの薬を僧侶に使うだけで対処が可能な場合も多く、準備さえあれば実質無害である。
「絶対に死亡はしない」という点がスペルブラスターとの大きな違い。
昔は罠が発動したらほぼ必中だったが、五つの試練では結構外れる。全くの無害だったという結果もよくあるほどで、昔ほどの脅威では無い。
実は昔はロードには絶対当たらないという信じられないような仕様があったが、五つの試練ではちゃんと喰らう。

危険性:設定次第

ダメージ:石弓の矢、爆弾、石のつぶて、火薬樽

ダメージによっては死亡する場合もある。デフォルト設定ではダメージが大きいので危険。
地下一階の石弓の矢でHP全快の盗賊が即死したり、爆弾を喰らって突然パーティーが全滅する場合すらあり得る。
シナリオエディタver1.5ではダメージの調整が可能になった。

移動:テレポーター

最悪の場合は石の中に突入してパーティー全員ロスト。
典型的には同一階層のどこかにランダムテレポートだが、難易度調整目的やシーケンスブレイクを回避するために
確実に地下一階や脱出専用フロアに移動するだけだったりもする。その場合は実質無害。
テレポーターでしか行けない隠しフロアが用意されていたり、先のフロアに進むためにランダムテレポートを使う必要がある場合も。
マップにどれだけ壁マスが設定されているかと併せてシナリオの設定によって危険性は大きく変化する。

戦闘:警報

とてつもない強敵と戦わされてなすすべもなく全滅という場合もあり、あまり強さが変わらない敵と戦うだけの事もある。
シナリオの設定によって危険性は大きく変化する。

危険性:大

一人が死亡:電撃、女神の口づけ、げんこつ

通算死亡回数を気にする人にとっては即リセットもの。
そうでなければ生命力の低下や加齢はイハロンで取り戻せるため、実は致命傷ではない。
女神の口付けに至っては、ある程度レベルが上がるとほとんど有益な効果ばかりになるため
退路が確保されている状況なら単なるご褒美化したりも……。

複数が状態異常:スペルブラスター、虹のきらめき

状態万全のパーティーが突然全滅する可能性がある。安易に使用するべきではない。
スペルブラスターは6人全員が魔法を覚えていても1~3人くらいは全く影響なしになることも多く
魔法を覚えていないキャラがいるなら全滅は確実に回避できる。
しかし死亡しなかったとしてもMP減少の値は強烈、呪文忘却は重要呪文に刺さるとレベルアップするまで影響を引きずるなど
これをきっかけに全滅に至るほど危険であることに変わりは無い。
虹のきらめきはまだダメージを受ける/毒/睡眠で済むキャラもおり、これだけでいきなり全滅する可能性は低いが、実際に起きた事はある。

MP減少:マジックドレイン

迷宮の奥深くまで進行していた時にMPを一気に失い、攻撃も回復もできなくなって手詰まりになる可能性がある。
しかし、ロクトフェイト使用アイテムを持っていたり、稼ぎに行っているだけなら帰還するだけでいい。
シナリオ進行中は手詰まりの可能性があり、稼ぐときにはほとんど無害であると考えると、この罠を起用するのはお勧めできない。

危険性:極大

複数が状態異常:悪魔の目玉、コブラののろい、高圧電線

状態万全のパーティーが突然全滅する可能性がある。安易に使用するべきではない。
スペルブラスターや虹のきらめきと違って「ダメージや呪文忘却で済む」という事も無く、本気で「状態万全のパーティーが突然全滅」が発生する。
ウィザードリィの「全滅」は他のゲームとは訳が違う。キャラクターやアイテムの消失、迷宮の構造によっては救出が極めて困難、もしくは不可能という場合もある。
これらの罠を出すのなら、アイテム効果「死体の保護」や、「全滅しても死体で城に引き上げる」オプションルールと組み合わせて使うべきだろう。
(このオプションルールはプレイヤーが選択するものでは無く、シナリオ作者が自作のシナリオに適用するもの。プレイヤーが「全てのシナリオでそうしたい」と思っても不可能)

シナリオエディタver1.5のためのメモ

  • 指定できる罠の数は、「罠はない」を含めて12種類。#1は10種類、#5は16種類、外伝1と外伝2は11種類、外伝3は14種類、外伝4は16種類、ディンギルは13種類。
  • APPLE版#1のブレードとスプリンター、外伝4の玉手箱は存在しない。
  • 石弓の矢や爆弾などのダメージを変更可能。
    罠の難易度を上げれば爆弾の威力が高すぎ、爆弾の威力を基準に設定すると罠の難易度が楽になりすぎる問題を解決できる。
  • 石弓の矢と石つぶて、爆弾と火薬樽を同時に採用することができる。
    ダメージに差を付ければ、序盤のダメージ罠と終盤のダメージ罠の破壊力を変化させることができる。


最終更新:2024年03月15日 02:22