さて、いよいよユニットにいろんなつけてみましょう。これで使い勝手が大幅に変わってきます。vassalの一番の肝といっていいでしょう。今回は最もお世話になる機能のうち三つ。
Layer
mask
prototype
です。
前に紹介したユニットの設定画面ですが、基本的に左の一覧から追加したい機能を選び選択、真ん中のAdd→を押して追加するというのがスタイルになります。逆に設定を消したいときは右の一覧から選択して、真ん中の←Removeを選択して消します。
※注意
ここからショートカットキーを設定するようになります。このショートカットキーは
同一ユニットの中では重複して選択すると無効となり、メニューそのものが表示され
なくなります。デフォルトで重複しいるショートカットキーもあるので気をつけてく
ださい。
Layer
これがレイヤーの設定画面です。そもそもLayerってなんだよ?という質問があると思います。画像ソフトを使った事のある人ならわかると思いますが、基本画像の上に別な画像をのせて表示する機能です。これを使うと(メニュー上「裏返す」とかいう表示にはしていますが・・)ステップロスした画像を呼び出して上にのせる事で我々の言うステップロスした状態にしたり、マーカーの数字を変化させたりすることができます。つまりもっとも使用頻度の高い機能とも言えます。
name
エディタ上での名前です。特に意識する事はありません。後に条件分岐などに使うこともありますがその時は設定が必要になります。
Always active?
ここにチエックをいれると常にレイヤーが機能することになります。
Loop through levels?
複数段階のレイヤーを設定した場合、最初と最後の段階がくっついてループ状になるかどうか?という設定です。
Activate
このコマンドを選択するとレイヤーが機能します。もう一度選択すると機能が停止します。先に説明したAlways
Activeを選択しているとこの機能は非表示になります。
Increase
複数段階のレイヤーを設定した場合、段階番号を加算するように表示を切り替えます。
Level1→Level2→Level3・・のような表示に切り替えます。
Decrease
上記の逆になります。段階番号を減算するように表示を切り替えます
Reset to Level
Resetを選択した場合に、どの段階番号へ戻るかを設定します。
Randomize
ランダムにレイヤーの段階を表示します。
Add Level
ここでレイヤーの段階を増やす事ができます。白い蘭をダブルクリックすることで画像を選択できます。
Remove Level
上記の逆に、特定の段階を削除できます。
mask
maskとは、例えばカードの裏面やダミーマーカーなんかに使われる機能で、相手もしくは自分に対して見える・もしくは見せない機能のことです。ダミーマーカー、チット引きやカードを使うゲームでは必須の機能です。
上記が設定画面になります。中央のプルダウンメニューを選択した状態です。
白い空欄が二つあると思います。いつものようにダブルクリックで画像を選択してください。
何故二つあるのかといえば、上が相手方に見せる画像、下が自分に見せる画像の設定になります。
例えばダミーマーカーのシステムの場合、相手には表面を、自分には戦力の書いてある面をみせるようにしたい時があります。
またいちいち手札枚数を知らせるのが面等なので、自発的に確認したい時などカードは見せたいけど内容までは見せたくない時があります。
そんな場合上の相手に見せる画像には通常の表面を設定し、下の自分に見せる画像には透明の画像を設定します。
そうすることで、相手には内容を見られず自分は常に内容を確認できるようになります。
大変便利な機能なので、うまく使ってください。ただ単に透明な画像を設定すると表なのか裏なのか自分でも分からなくなるので、私は外側に黄色い縁取りをした透明画像を設定しています。
※注意
デフォルトで設定されている、ctrl+Mは他に重複しているコマンドかあります。再び書きますが同一ユニットで重複して設定しているどちらかが機能しなくなります。気をつけてください。