霧賀火澄@FEG様からのご依頼品


「第3の勲章登場」
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小助はつまんなさそうに腕を組んでいる。
かすみが今日の着用アイドレスは、高位西国人+猫妖精+パイロット+吏族。
かすみは小助に声をかける。
「こんにちは」
「……」
小助は沈黙を守ったままだ。
かすみは、
「……どうしましたー」
と言って小助の目の前で手をふった。
小助は、
「面白くない」
そして手を振るかすみに、
「なんだ?」
かすみは面白くないと言われ、
「Σなにがでしょう」
そしてなんだと言われ、
「ああ、いえなんでもないです」
かすみは小助の言葉を噛みしめる。
「面白くないですかー」
悩んでいるかすみ。
「えーと」
小助は、冷めた目でかすみを見ながら、
「お前、踊りながら糞ひねってみろ」
すかさず、かすみは小助を蹴った。
「無理ですよ!どっちかしかできないじゃないですかそれ!」
そしてかすみは、「というか」と言いかけて、にやりと笑ってよけた小助に蹴り返された。
かすみは地面に転がった。
「一応、弟子入りしたのでってぐはー!」
小助は少し機嫌が良さそうに、
「いいな。今の調子だ」
かすみは蹴られたところをさすりながら、
「何をするのですー」
と、かすみは起き上がって小助にタックルをした。
小助は冷めた様子で、タックルをひらりとかわし、
「じゃ、どっちかだけでいいや。さもなくばしね」
かすみはもちろん、
「嫌ですよ!?」
と言って小助を殴った。
かすみは強気に、
「むしろ滋賀さんがやってください」
小助はかすみの腕を掴んだ。
にやにやしてる。
かすみは腕をとられ、
「いやあの」
かすみは小助に腹を蹴られた。
小助にゲラゲラ笑われた。
かすみは蹴られて絶叫する。
「なにたくらんどるんですかってうにゃーーー!」
そして腹を押さえて、
「腹はいかんとですよー!?」
小助は冷静に、
「手をとめるな。殴る時は殴れ」
かすみは少し考えて、
「殴る時は殴るって、えーと」
小助をグーで殴った。そして避けられた。
小助は指示する。
「連続でやれ」
その言葉に答えてかすみは、
「正拳つきーーーー!」
右手でグーで殴った。しかし小助に頭を殴られた。
今度左で殴るかすみ。
「うにゃー!」
小助は半眼で、
「左からだ。技を敵に言うな」
かすみは自分の頭をなでて、
「痛いですよぅ!」
小助に技を言うのは駄目と言われ、
「駄目なんですかそれ」
そして、
「わりと皆さんやってらっしゃいますけど…わかりましたー」
と納得したふりをしてかすみ、右足ローキック。
小助は、
「右利きで右は必殺だ。左からだ」
かすみのローキックは小助にきまった。
喜ぶかすみ。
「わーいw」
小助はにやりと笑って膝で貴方の顔面を撃った。鼻血が出た。
かすみは、
「?右利きのひとが右で殴ると強いからってふぎゃーー」
と泣いた。
小助は何事もなかったかのように、
「ローはいいな。積極的に狙え」
かすみはそれでも、
「負けんですよ!?」左でジャブ、その後右ストレート!!
その後左で鼻血をぬぐった。
小助は満足そうだ。
かすみは止まらない鼻血に辟易しながら、
「にゅー」
と言った。
小助は、ハンカチをだしてかすみの顔を拭いた。
「ふにぃ!?ありがとうございばす」
小助はハンカチを手渡すと、
「冷やせ」
かすみはハンカチで鼻を押さえながら、
「うう」
持参のクーラーボックスから氷出して冷やした。
小助はかすみに興味をなくしたように外を見ている。
かすみは、鼻血がおさまったのを確かめると、
「ちょっとおさまったかもです ありがとうー」
そしてこちらを見ていないのを確認して、にやりと笑った。
小助は黙って外を見ている。
「・・・・・・」
かすみ、左ストレート。
そして、右足が利き足なので、右のミドルキック。
小助はかすみの左ストレートを手で掴んでそのまま投げた。
宙を舞うかすみ。
悲鳴が遠くなっていく。
「ぎにゃー」
窓から外に投げられた。
1階でよかった。
下手をすれば死んでいた。
外ではかすみが絶叫している。
「お空が綺麗だってここ外ーー」
かすみ、綺麗に着地。さすが猫妖精。
かすみは窓から再度室内へよじ登る。
「よいしょ」
小助はかすみを待っていた。
かすみ、いきなり顔面を殴られた。
かすみの悲鳴。
「ふにゃー!」
また外へ落ちた。
小助は、
「違う入り口を狙え。バカ」
かすみ、今度は着地失敗。
小助の言葉に、
「うう、確かに」
と言って殴られた所をさすった。
他の出入り口はと、辺りを見渡す。
普通に玄関がある。
学校、5階だてだ。
屋上もある。
かすみは、玄関から中へ入り、体育倉庫のある体育館に向かった。
爆竹と石灰を探す。
石灰は簡単に見つかった。
しかし、爆竹はいたずら防止か、ないようだ。
かすみは仕方なく、石灰だけを持っていった。
小助のいる教室に向かいながら、つらつらと思い出してみる。
スプリンクラーや消火器は、あっただろうか。
確か、あったはずだ。
次に、スプリンクラーの水道管がどこにはしってるか、調べる。
さらに、釣り糸かピアノ線かビーズ用テグスがあればそろう。
やってみよう。
かすみは気合いを入れて準備を始めた。
調べるのに半日かかった。
準備はできた。
まずスプリンクラーの水道を止める。
が、その前に。
そろりと小助がいた教室を覗くかすみ。
小助がいない…。
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翌日。
かすみは教室で小助を待っている。
「あーあ。やらかしたー」
しかし小助は来ない。
とりあえず小助を探すことにした。
まず学校をまわる。
学校にはいなかった。仕方なく、島の周囲が見渡せそうな高い場所へ行くかすみ。
小助の姿は見えない。
かすみは小助がいそうなところを考える。
神社かな…。
人の少なそうな場所…。
神社・海岸・公園を走ってめぐることにした。
かすみは神社で小助をみつけた。
小助は猫と遊んでいる。
小助の背後の斜め後ろぐらいへかすみは近寄った。
小助は猫を可愛がっている。
「にゃー」
唐突に、かすみ言ってみる 。
小助は冷たい声で、
「お前、バカだな」
「バカとはなんですバカとは」
かすみ、反論に出る。
「バカって言ったほうがバカなんですよ」
そういいながら、猫を驚かせないようにすり足で近寄ります
そして小助に、
「昨日はすいませんでした;学校で迷子になりまして;」
猫は逃げた。
かすみは逃げる猫を目で追って、
「Σああっ;」
小助はため息まじりに、
「……弟子の話はなしだな」
「うう;」
言い返せないかすみ。
小助は、さっきまで猫をかわいがっていた手をはたいて、立ち上がった。
「まぬけには何もおしられん」
かすみは諦めずに、
「間抜けだから弟子になったんですよ」
小助に左ジャブをお見舞いする。
続けざまに右ハイキック。
「一つずつ勉強するしか、私にはないんです」
小助にハイキックの脚をつかまれた。
押し倒された。
パンツを見られている。
かすみは顔を紅くしながら、
「何処見取るんです!!!」
と叫んだところを平手で殴られた。
ぶっ倒れた。
かすみは倒れながらも、昨日もっておいた石灰(子袋)を投げた。
「ふにゃー;」
小助はよけた。
にやにやしてる。
かすみはすぐさま立ち上がり、片方の手でお腹殴ります
すこしかかった。
ブロックされた。
かすみは、連続して、
「昨日の仕返しですー!」
小助は喜んでいる。
「いいぞ」
かすみはブロックされた腕を元に戻して、背中に肘打ち。
小助は嬉しそうに笑った後掌底で貴方の顎を撃ちぬいた。
かすみは倒れた。
小助の腕の力が抜けたのを利用して、起き上がるかすみ。
「とおっ!」
しかし、あごが痛いので泣いてます
「むぅー!」
小助はかすみの涙を指で拭いた。
小助は素っ気なく、
「冷やせ」
「むー」(言葉がしゃべれない状態)
かすみは、神社周辺の水道にハンカチをぬらして、それで冷やした。
口の中の血もゆすぐ。
歯は折れていないようだ。
ハンカチをあごに当てて、冷やし続けます。
小助はまた猫と遊んでる。
かすみは猫に近づいてみることにした。
そろそろ。
猫は逃げた。
小助はかすみを見た。
「歯がかけてかわいくなったな」
かすみ、猫に気が取られとるうちに、仕返しの左キック。
その後、右ローキック連続。
攻撃の手をゆるめず、
「歯は抜けてないれす」(ちょっとしゃべりにくい)
小助は攻撃をまるで気にせず、かすみを抱き寄せた。
かすみの顔を見ている。
かすみは、
「何でしょう」
と言って、自分からも見つめた。
小助は、かすみの歯を見ていた。
「抜けてないな。口の中を少し切ってる」
「血は止まってますよ」
とかすみは言って、
「口の中の怪我ならすぐに治るらしいです…」
かすみは棄てられた。
「うにゃっ;」
起き上がって背中に軽い左ジャブをしたあと、右に昨日借りたハンカチを目の前に突き出した。
怪訝そうな小助。
「これが?」
かすみは笑顔で、
「いや、昨日借りてたハンカチですー」
小助に手渡しながら、
「ちゃんと洗っときました!」
かすみは胸をはった。ハンカチにはアイロンもきれいにかけてある。
小助は、
「ふん。お前、やっぱり弟子失格だな」
かすみは、
「なんですとー」
小助はハンカチを受け取ると、帰った。
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引渡し日:2008/02/19


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最終更新:2008年02月19日 20:24