桂林怜夜@世界忍者国さんからのご依頼品
3人の報告書
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環月怜夜の報告書
勉強会に行ってきました。
外は終末の雪が降り、なんともいえない天気でした。
勉強会のはずが、教室にいたロジャーさんの首が落ちてしましました。
実はロジャーさんは置物だったと判明して、探しに行くことになりました。
本物を探そうとしたエミリオが、教室の壁に手裏剣を投げると
なぜか隠れていた鐘音さんが死亡。
蘇生しようとして私は電気ショックを行おうとしたのですが
同じタイミングで心臓マッサージをはじめようとした凍矢くんに電撃を与えてしまいました。
鐘音さんは、なんとか助かったのでよかったです。
どうやらロジャーさんは別の場所にいるようなので
探して、まずは殺りましょうということになりました。
屋外の石像があやしいと思って、メスを刺そうとしたのですが
凍矢くんがそれはやめて、と言ったので、抱きついてみました。
悲鳴があがって、実はソーニャさんだとわかりました。
いったいロジャーさんはどこにいるのでしょう?
凍矢くんがミチコさんに電話をかけてみたところ
4Aの教室にいることがわかりました。
3人で行ってみたところ、ほんとうにロジャーさんがいました。
十八史略を写しているところだったようです。
凍矢くんといろいろきいてみたのですが
ロジャーさんは、私たちの知っているロジャーさんではないようです。
年齢も40歳くらいのナイスミドルだし…ぶつぶつ。
いろいろ話をききましたが、このあたりについては凍矢くんにまかせます。
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氷野凍矢の報告書
姉さんが、教室にたどりつくまでは書いたのであとはまかせた、と言ってましたので
ロジャーさんからうかがったお話について書くことにします。
- 黒のオーマは、生まれた頃よりやっている
- 白にして真珠のことは知らない
- ロジャーさん曰く、僕達の知っているロジャーとは別人だと思う
- 黒にして真珠として僕達といっしょにいた記憶はない、またオーマに記憶がないことはありえない
- 上記捕捉、記憶を失う可能性は世界移動者でないときのみにあり、オーマは全部が世界移動者
- 世界移動者が死ねば、そこで終わり
- 生まれ変わりは、オーマの環の中でしかない
- レムーリアという世界にいる存在は別人、または情報の一部であって、けっしてその人ではない
- 僕達が知ってるレムーリアで生まれた存在だとしたら、小さな子になる可能性が高い
そして残念ながら、僕が復活したときに見たはずのロジャーはどういった姿だったのか、
記憶にはありません…覚えていれば手がかりになったはずなのに。
最後に。
姉さんに、石像の頭はそのままにしておくよう言ってくださいorz
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エミリオの報告書
刺客その1 鐘音
勉強会の教室にて、壁に隠れていたところを手裏剣により抹殺
刺客その2 ソーニャ
石像にメスを刺そうとしたところで、あえなく気絶
第一に、練度が足りない。
第二に、狙う相手を考えると2人でどうにかしようとするのが無謀。
まだまだ修行不足。
(ここで大きな空白が入る。残りの文章は報告書の最下部に)
ロジャーについて
あの人は本物なんです。
僕が、見間違えるわけがないっ!
(この3行のみ、文字がにじんでいる)
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そしておまけ:ロジャーよりの書簡
私は別人ですが、私がその人のふりをすることで
この国の人々が安らぐのであれば、喜んで協力しましょう。
しかし私はオーマです。
その意味と、貴方たちが求めるロジャーではないことについては
本日の勉強会にいらした方々にお伝えしました。
こんなにも人気のある人を、早く見いだされますよう。
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これらの報告書を読んだ女王が
彼らにどのような反応をしたのか、知る者はいない。
作品への一言コメント
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- ありがとうございます。まさか凍矢さんやエミリオの分まであると思いませんでした。女王様の反応は・・・・・・いつもの通りでした。 -- 桂林怜夜 (2008-09-25 01:12:19)
引渡し日:2008/09/18
最終更新:2008年09月25日 01:12