概要
2008年9月の初めに企画された。締め切りは同9月の30日。
本スレから発生した企画で、正式名称は「作者二人による漫画キャラ共演合作漫画祭」という。
合作を行いたい人が希望する相手作家の名前を名を挙げて立候補し、それに相手が了承すればタッグ結成となる。
当初は参加者が思うように集まらなかったようだが、何故か締め切り間際の9月中旬から下旬にかけて参加表明が相次いだ。
編集部スレ
- 作者二人による漫画キャラ共演合作漫画祭
- http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/neetsha/1220474184/
参加者各組とその作品について
斎七&牧根句郎 「カテ☆マン/キャラ共演合作漫画祭参加作品」
斎七代表作カテ☆パラと牧根句郎のブラ☆マンとの合作。作品名が非常に似ているのでタイトルに違和感がないのも特徴。
ブラ☆マンの舞台にカテ☆パラのみやこ先生が教育実習に行くという内容で、お互いの世界観に無理が無く、高いレベルで噛み合った
内容となっている。
元になった作品を見ていなくても理解できるようにか、非常に丁寧に人物・状況描写などなされていて好感。
一見さんいらっしゃい状態である。
ページ数は総計22pで、気になるところでオチとなっている。
http://neetsha.com/inside/main.php?id=4812
不可描画ダリアの学とクレールパフェのくらすたによる合作。
お互いの作品の主役キャラクター2名を主軸にしたパラレルストーリーが展開される。
掴みから美麗なカラー原稿で読者の心を鷲掴みにし、そのまま百合展開へと派生し行為にまで及ぶ。
ラストは予想もしていない衝撃的な結末で、先の百合展開も含めて様々な意味で原作レイプと言えよう。
背景、人物の描写がシッカリしていて、物語の組み立て方も文句の無い作品である。
これも原作を知らずとも楽しめる。(というより原作ファンはショッキング)
http://neetsha.com/inside/main.php?id=4811
TAKA&Dr.T 「キャラ共演合作漫画祭参加作品」
有名作家である二人がそれぞれの代表作で合作を行った作品。ちなみに表紙は斎七とワイワイの手がけたものである。
驚異的なページ数、はいorいいえの選択肢など他に無い試みも多く見られた作品。完成度も高かった。
ただその分旬を外したオチに不満の声も少なくなかったという。
登場人物や設定にクセがあるため、原作を読んでいたほうが楽しめる。(両作品とも人気作なので問題はないだろうが)
余談だが、企画スレッド発足直後はなかなか参加者が出なかった。そこに変態蔵がトップバッターとして鼓舞の言葉とともに
名乗りを挙げたことで以後立候補者が名を挙げやすい状況を作った。
http://assoutarou.web.fc2.com/saikagindex.html
キャスター&サイトー 「【合作】SILENT BRASSIERE」
メイガミクスなどで知られるキャスターと抹茶めろんソーダでおなじみのサイトーによる合作。
今回はキャスターからはサイレントウルフ、サイトーからはブラジャーと絆創膏のキャラクターによる共演である。
お互いのキャラクターが非常に丁寧に描かれ可愛らしく、それでいてネタも忘れない丁寧な作り。
ストーリー展開も違和感無く纏められていて、それほど多いとは言えないページ数にこれでもかというほど詰め込まれた非常に充実した作 品である。
締め切り1週間ほど前から急遽作られたとは思えない完成度。
ただ魅力的なキャラクターが多数登場する反面、原作を知らなければ最初から突き放されるかもしれない。要予習。
http://neetsha.com/inside/main.php?id=4816
生薬&クール教信者 「bustle-puncher読んでね!」
bustle-puncherでおなじみ生薬と、ヤングのTOPに君臨するピーチボーイリバーサイドのクール教信者による合作。
お互いの代表作のメインキャラクターがファミレス・ゲーセン・カラオケでやりたいほう題する姿が描かれる。
おそらくストーリーを特に決めずに1pづつを交代で作画するタイプだと思われ、無茶苦茶なネタフリや強引な展開、
強烈なギャグの応酬が相次いだが、全体的に見ても破綻は無く、各キャラクターの個性を生かしたハイレベルのギャグマンガ
として纏まっている。
元になった作品を知らなくとも十分楽しめるが、各キャラの性格などを把握しておいたほうが倍楽しめるだろう。
ちなみに作品内でbustle-puncherの宣伝や猛プッシュが行われ、読者の笑いを誘った。というかタイトルからすでにおかしい。
ちなみに生薬はセイントスラッシャーという作品(同名の別作品のパロディと思われる)を9/27に公開しており、
これまでからは考えられない異常なまでの速筆ぶりを披露した。
http://ilovecool.web.fc2.com/gassaku/top.html
ジョン太郎&nonta 「合作祭り2008夏inよりぬきフラワーズ」
コールトゥモローのジョン太郎と、よりぬき頼子さんのnontaによる合作。
ジョン太郎のフラワーメイクのキャラと、nontaのよりぬき頼子さんのキャラがお祭りで出会うといった流れ。
これも締め切り1週間前から作られたであろう作品だが、総ページ数も多くマンガとして単体で楽しめる出来で一部からは評価が高い。
ただ他の有名作家に比べて知名度が著しく低いため、基本的にはよくわからないタイプの部類。
それを考慮してか、ネタは多めだが元になった作品を知らなければ楽しめないような要素はほとんど排していると思われる。
余談だがジョン太郎がスレ内で募集を行った時に一悶着あった模様。
http://www6.atpages.jp/eagleeyed/manga/neet/gassaku.html
言わずと知れた超人気漫画 熱い競馬漫画 のもょもとと大人気野球漫画 K のアキスによる夢の合作。
夏の甲子園の中継リポートで舞雲高校が取材されるといった内容。
短いページ数だが、両作品の登場人物がしっかりと描かれ、読後感も非常にいい快作。
組み立て方も無理がなく、高校野球と競馬を無理やり絡めずに、一歩引いた視線で共演させた手法も秀逸。
超人気作なので心配ないだろうが、原作を読んでいたほうが楽しめるので要予習。
読んでいなくても楽しめるので安心。
http://www.geocities.jp/hyydp743/gassaku/g-top.htm
おのたんぺんのonoとキャンドルエンドの夢野ヒトミ☆による合作。
内容は完全オリジナルの短編となっている。
小学校を舞台に、しょうもない理由で命のやり取りをしつつもめでたくゴールインする物語を勢いで描いている。
最初の2pを夢野が丁寧に描いており、「筆ペン封印か?」と思わせたところで結局筆ペンになっている。
対してono側の作画が非常に雑。その理由と思わしきものが後に現れる。
完全オリジナルのため初見でOK。
ono&電解質 「新都社合作祭り ono電解質」
前述したonoと、密着!帰宅部24時でおなじみ電解質の合作作品。
格闘流しそうめんクイズ大会というわけのわからない競技に挑む男たちの姿を描く。
電解質との合作だが、何故か表紙には「ono×福本伸行 夢のコラボ」と銘打たれている。
非常にカオスな内容で、両作者の作品からキャラが多数登場するも予習は不要。
真意は不明だがこちらの作品のono担当分の作画は安定しているので、先のono夢たんぺんでは締め切りギリギリに急に描いた
などが推測される。(夢野ブログなどから単純に手を抜いた可能性も否定できないが)
http://www6.atpages.jp/eagleeyed/manga/neet/gassaku.html
最終更新:2010年12月02日 16:40