バースデーケーキはほろ苦く



♯今回rなどによる表現が少ないので那由他の機微が解るよう感情値ゲージをつけてみました。
♯誤字の訂正とひとつながりの発言はまとめた以外は原文のままです。那由他の乱高下ぶりをお楽しみ下さい。

久遠寺 那由他:こんばんは。生活ゲームに参りました。
芝村:記事どうぞ
久遠寺 那由他
http://cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=2490&reno=2438&oya=2438&mode=msgview
【予約者の名前】15-00752-01:久遠寺 那由他:ナニワアームズ商藩国
【実施予定日時】7月15日/24:00~25:00
【ゲームの種別】生活ゲーム
【イベントの種別(時間):消費マイル】
 ・1時間:20マイル×1時間
【予約の有無】有り(10マイル)
【召喚ACE】(※生活ゲームのみ)
 ・石田 咲良:藩国非滞在:10
【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×1人
【合計消費マイル】計43マイル
【参加者:負担するマイル】
 ・15-00752-01:久遠寺 那由他:ナニワアームズ商藩国:入学済:消費マイル43
 ・藩国マイル:消費マイル0
準備ページはこちらです。
http://www10.atwiki.jp/knayuta/pages/92.html
 よろしくおねがいいたします。
芝村:イベントは?
久遠寺 那由他:えーと、お任せを選んだらどんな感じになりますでしょうか。
芝村:あの子はなにも考えてないので、あのこのところに遊びに行くことになるだろう。
久遠寺 那由他:かしこまりました。
 でしたら
 なるべく静かにお話の出来る屋内があればそちらでお願いします。
 今回わたしもかなり何も考えておりません。or2 ※1
喜☆☆☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★☆☆ 楽★★★☆☆
芝村:2分待ってね
久遠寺 那由他:おねがいします~

/*/
芝村:ここは宰相府だよ。
久遠寺 那由他: Σ
芝村:古い屋敷に見えるが、最近立て直された場所だ
久遠寺 那由他:「確かにセキュリティは高そうですけれど、わたしなんかがいて良いのかなぁ…」
我が隊長を探します。
芝村:中庭で庭師と仲良さそうに話しているねえ。
久遠寺 那由他:「こんにちは。我が隊長」
 ぺこりとお辞儀して歩いていきます。
咲良:「あ。久遠寺だ。
 元気だった?」
久遠寺 那由他:「はい。いいえ。  あー。
 今はげんきです。はい」
喜★☆☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★☆☆ 楽★★★☆☆
咲良:「?」
芝村:近くで庭師が笑ってる。
久遠寺 那由他:庭師の方にちょっと苦笑いします。
「お仕事中すいません」>庭師さん ※2
:「この子は変わり者でね」
久遠寺 那由他:∑( ̄△ ̄;)
:「?」
久遠寺 那由他:「初めまして。ですよね?久遠寺 那由他と申します」
咲良:「先生、なんで驚いているの?」
:「本人にきかないとわからないなあ。こんにちは。小島といいます」
久遠寺 那由他:「お噂はかねがね…。庭仕事もなさるのですね」 ※3
:「先生も庭仕事も、同じだよ。何かを育てている」
久遠寺 那由他:「すてきですね。何かを育てるということは」
芝村:空は微笑んだ。
:「さ、咲良、友達と遊んでおいで」
咲良:「うんっ。
 いこう、久遠寺」
久遠寺 那由他:「はい。でもちどちらへ?」
 空先生に会釈して我が隊長に着いていきます。
芝村:咲良は中庭に案内した。見事な花園だ
久遠寺 那由他:「わ。これは綺麗です。これも空先生がお世話を?」
咲良:「うん。先生は何でもできるんだっ」
芝村:咲良はうれしそうに自慢している。
久遠寺 那由他:「うーん。すごいなぁ」
 一輪に鼻を寄せて観察してみます。
喜★☆☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★☆☆☆ 楽★★☆☆☆
芝村:見事な百合だ。値段がつけられない
久遠寺 那由他: (ゆりかぁ。花粉が服につくと大変なんだよねぇ) ※4
咲良:「きってもらおうか?」
久遠寺 那由他:「ああ、いえ。花は枯らす不調法ものです。こうして咲いているのを眺める方が好きですよ」
咲良:「そうなんだ」
芝村:咲良は貴方をみてる。背伸びしたり背伸びしなかったり。
久遠寺 那由他:「?頭に何か着いていますか?」
咲良:「なにそれ?」
久遠寺 那由他:「みみ、ですか?」 
 ちょっと屈んで耳を示します。 ※5
咲良:「?」
芝村:咲良は首をかしげた。
咲良:「?」
久遠寺 那由他:♯身長差10㎝位か知らん。
「?」
 わたしも首を傾げます。
芝村:咲良は笑った。
久遠寺 那由他:「ふむ?耳、面白いです?」
 ぴょこぴょこさせて聞いてみます。
喜★★☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★☆☆☆ 楽★★★☆☆
咲良:「うん。その耳、なに?」
久遠寺 那由他:「えー、なにと申されましても、頭から直に生えているものですけれども」 ※6
咲良:「触っていい?」
久遠寺 那由他:「尻尾もありますが。ご覧になったことはありませんでしたっけ。
 どうぞ」 
芝村:つかまれた。
久遠寺 那由他:「う」
芝村:ぶんぶん振られた
久遠寺 那由他:「うううう。
 あの、神経が通っているので余り乱暴になさると…」
咲良:「すごい!生きてるみたいだ!」
久遠寺 那由他:ちょっと涙目。
芝村:引っ張られた。
久遠寺 那由他:「はうう。
 みたいじゃなくて、生きてるんです~」
♯ああ、解っていたはずなのに… ※7
喜★☆☆☆☆ 怒★☆☆☆☆ 哀★★★☆☆ 楽★★☆☆☆
咲良:「?
 なかなかとれないね」
久遠寺 那由他:「おやめください。ホントに取れちゃいます」
 頭を抑えて涙目です。
芝村:咲良は手を離した。
咲良:「?」
久遠寺 那由他:「これは飾りとかではなくて、聴覚器官としてわたしの身体の一部なんですよ。
 表向き飾りということにしておいてますが…」
咲良:「ふうん」
久遠寺 那由他:♯ふうん て~(つд・)
 ううう。ホントに泣けてきました。
喜★☆☆☆☆ 怒★☆☆☆☆ 哀★★★★☆ 楽★★☆☆☆
芝村:咲良は耳に息を吹きかけている。
久遠寺 那由他:「う」
咲良:「動いた!」
久遠寺 那由他:「反射、です~。
 こそばゆいので、あまり、その」
咲良:「ふー! ふー!」
久遠寺 那由他:「うううう」
 何だか悲しくなってきました…
喜☆☆☆☆☆ 怒★☆☆☆☆ 哀★★★★☆ 楽★★☆☆☆
咲良:「どうしたの? 久遠寺?」
久遠寺 那由他:「うーんと、えーと。
 お腹空きませんか?我が隊長」 ※8
咲良:「うん。私は栄養補給が必要だ!」
久遠寺 那由他:「それはよかったです。今日はケーキがありますよ」
 じゃん、とケーキを出します。
「…余り良いできじゃないんですけれど」 
喜★☆☆☆☆ 怒★☆☆☆☆ 哀★★★★☆ 楽★☆☆☆☆
咲良:「わぁ。丸いのだ」
久遠寺 那由他:尻尾ごとうなだれます。
芝村:咲良はしっぽを引っ張った。
 思いっきり
久遠寺 那由他:「ぎにゃー」
咲良:「スイッチだぁ!」
久遠寺 那由他:「我が隊長!めっ!」 ※9
喜☆☆☆☆☆ 怒★★★★★ 哀★★★★☆ 楽☆☆☆☆☆
咲良:「?」
久遠寺 那由他:「生き物の尻尾をみだりに引っ張ったりしてはダメですよ?」
咲良:「竜馬はそんなこと言わない」
久遠寺 那由他:「わたしは彼とは違いますから、言うことも違いますよ?」
 言ってから落ち込みます。 ※10
喜☆☆☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★★★ 楽☆☆☆☆☆
咲良:「そっか…」
 咲良はケーキをみている
久遠寺 那由他:「出過ぎたことを申しました…。
 さあ、食べましょうか。
 どのくらいお取りしましょう?」
喜☆☆☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★★☆ 楽★☆☆☆☆
咲良:「少し!」
芝村:元気に言った。猫みたいだなこの人
久遠寺 那由他:「はい。少し、と」
 うーんor2^
 5時間目にして尻尾を攻めてくるとは侮り難し(`@ω@´;)
咲良:「チーズだ!」
久遠寺 那由他:「今日はちょっと、手抜きです。
 レアチーズケーキはお好きですか?」
咲良:「うん。大好きだ!」
久遠寺 那由他:「おお、それなら良かったです」
 今日初めて笑いました。 ※11
喜★★☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★★☆ 楽★☆☆☆☆
芝村:咲良はにこっと笑った
久遠寺 那由他:「これ、実は。
 バースデーケーキなんです。自分のための。だから手抜き、です」
喜★★☆☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★☆☆ 楽☆☆☆☆☆
咲良:「もう誕生日なんだ。
私はまだだ」
久遠寺 那由他: 「はい。我が隊長のお誕生はちゃんとした大きなケーキをお持ちしましょうね。
 今日はこれで我慢してくださいまし」
咲良:「うんっ。
 楽しみだな。そこまで戦死しないようにする」
久遠寺 那由他:(それまで生きていられると良いな…) ※12
「ええ。わたしも。
 必ずお祝いをしましょう」
咲良:「うん」
久遠寺 那由他:Q:そういえば手紙は読んで貰えたんでしょうか。
芝村:A:みてるよ
久遠寺 那由他:ありがとうございます。ツッコミが無くて良かったような気もします…
喜★★★☆☆ 怒☆☆☆☆☆ 哀★★★★★ 楽☆☆☆☆☆
芝村:彼女にとっては、死は日常茶飯事だ
/*/
芝村:はい。お疲れ様でした。
久遠寺 那由他:おつかれさまでした。
 なんでしょう、嬉しいのか悲しいのか。
 ありがとうございました。
芝村:はい。
 評価変動は+1+1でした
久遠寺 那由他:はい。
 わたしが死んでも余り動揺はしなさそうですか?
 というか全くしないかな。
 愚問をいたしました。
芝村:ははは
久遠寺 那由他: それはそれで救いなのですが。
芝村:因果だなあ
久遠寺 那由他:複雑です…
 中盤は本気で何やってるんだろうとか。
芝村:ははは。そんなにおちこみなさんな
久遠寺 那由他:詮無いことを申しました。 
芝村:彼女には生き物を愛でる心がまだ、ない
久遠寺 那由他:ああ、そんな感じですね。
 それを知ってしまったら戦争機械たり得ないのかも知れません。
 わたしのように ※13
芝村:ええ。
 秘宝館には1,1でたのめます。
久遠寺 那由他:本日は遅くにお時間を頂きありがとうございました。
芝村:では解散しましょう。お疲れ様でした。
久遠寺 那由他:お疲れ様でした。失礼いたします。
/*/

※1 ISSの崩壊以来長く続いた内戦。波乱続きの国内情勢。この少し前に分をわきまえない芝村さんへの失言。スタート前から落ち込みも絶頂気味。
 それでも意地汚くも我が隊長に誕生日を祝って貰えたら、という願望でこのようなセッティングになったのは準備の項で書いたとおりです。それ以上のことはとても考えられる状態ではありませんでした。
 浅はかな限りです。
※2 この時は庭師さんの正体にさっぱり気付きませんでした。天領、宰相府に家、と来れば解りそうなところですが。
※3 白の章は冬なので庭仕事もするとは想像もつきませんでした。が、宰相と同じように花を育てるのはお好きなようです。
 全編通して言えることですが発言がかなり無防備に。思ったまま口にしています。
※4 何とも無味乾燥な感想。実際百合はわたしには香りがきつく余り好みではありません。
※5 この辺でピンと来ましたが、容姿は常に一緒なので何故今耳に興味を持つのかが不思議でした。
 本当なら初対面で盛大につっこまれるところ。
 ちなみにわたしは165㎝あります。我が隊長は確か154㎝。耳もいれると結構身長差あり。
※6 生瀬勝久調に読みましょう。ここでこれが出る辺り動転ぶりがよく解ります。
※7 ええ、予測して然るべき展開でした。『触っても良いですが優しく』とか付け加えるべき。
 後は猫耳尻尾の宿命、お約束の展開へ。異性が相手ならもう少し色っぽくなる…のか?
 リアルタイムでは情けないやら痛いやら悲しいやらなだけでした。
※8 若干この気持ちをストレートにぶつけるべきか悩んだ末の下手な話題展開。それでも素直に乗ってしまう辺りが我が隊長でありますれば。
 と、思わせておいての時間差攻撃。流石であります…。
※9 わたしだってたまには本気で怒ります。
※10 そしてわたしの怒りなどこの程度。
※11 多分このゲームで一番ポジティブな感情が上がった瞬間。初回から振り返れば本当に拘り無く食べていただけるようになりました。嬉しいことです。
※12 それに思い至ったのはほぼ同時。嬉しくもあり、悲しくもあり。
 共に戦乱に生きていることを思い知らされる瞬間です。
 総じて前回に引き続き振り回され放題の展開でした。
※13 わたしはあの6月1日に、わたしの民を失ったときに一度死にました。それからは戦うことが怖くもあります。
 つまるところ戦というのは無辜の民を薪にして走る火車であり戦争大好きの第7世界人であるわたしは戦うこと以外で何かを得ることは適いません。
 彼女もまた戦のために作られた戦争人形ならばいっそモノを愛でる心など持たない方が楽なのは確かです。相手を慮って勝てるほど戦は甘くない。
 明日に万を生かすために今日に百を殺す。遠い未来に平和を得るために今日に万を殺す。
 戦闘機械にならず心を持ったままそこへ到達できるのか、我が隊長とわたしの行く末はそこへ収斂されるように思います。
最終更新:2008年08月21日 23:43