●現在の国内情勢に対する政策 2(6月19日)
政府軍の皆さんへ
まず大変な時期にトップ不在が続き、将兵に過大な苦労をかけたことをお詫びします。
藩王を始め国民は最後まで良く踏みとどまって戦った政府軍の姿を見ています。
帰る場所を護ろうとしてくれたことに深く感謝を捧げたいと思います。
そして密閉された空間、しかも自国内において毒ガスを使用せざるを得なかった経過、将兵の胸中を思うと大変に申し訳なくまた胸を突かれる思いです。
本当に申し訳ありませんでした。
しかしながら毒ガスの使用によって新たに傷付いた者、他国からの非難もあるでしょう。
これは私達を含めて全員が重く受け止めねばなりません。
政府の意向としては毒ガスの使用は厳罰に処されるべき、しかしながら良く踏みとどまり荒廃に対した将兵の忠義と功績を汲み、罪を相殺して不問としたいと考えています。
もちろん、これは一方的な通告ではありません。
政府軍代表との会談を経て、最終的な結論を出したいと考えている次第です。
反政府軍の皆さんへ。
この度の舌禍が招いたあなた方の苦難を思うとやはり遣り切れなく思います。
あなた方がどうしても銃を取らざるを得ないように追い詰めてしまった責任は確かに我々にあります。
それでもやはり武力をもって相対すれば傷を負うのは他の罪科のない人々であり、貴方が討とうとした者は同じ国の仲間なのです。
私達は既に少なくない民を失いました。
お願いです。どうかこれ以上血を流さないでください。
共に生きる同胞もあなた達自身の血もです。
全国民の皆さんへ
私達の不甲斐ない認識が招いた災禍により不自由な思いをさせてしまい、大変に申し訳なく思います。
住み慣れた地を離れざるを得ない、あるいは同胞に手を上げるのは如何に辛いことか胸中を察して余りあります。
しかし今、天領共和国との内戦・暴動に留まらず、共和国は未曾有の危機に晒されています。
今私達がすべきことは一刻も早く団結し、これらの危機に対することです。
一部では内戦に油を注いでいる者の暗躍も示唆されており、これへの対処が急がれています。
どうか、冷静な判断のもと、今一度同胞を信じて共に手を取り合いましょう。
私達が生きている限り『共に和す』この言葉はまだ地に落ちたわけではありません。
この声明がその証だての、第一歩になれば幸いです。
たくさんの人が難民の皆さんへの救援を初めとする様々な活動を始めています。
諦めないでください。
・今後行う政策。
6.藩国の地下を汚染している毒ガスの浄化
026080より藩王を始めとした有志で実態調査を行う予定。使用された毒物の特定から除去までを目指します。
調査及び浄化作業の経過については順次国民に公開します。
現在の所スプリンクラーによる散水で有毒物質を希釈することを想定しており、状況によりこれらの藩国内防災設備の復旧も優先的に行う予定です。
スプリンクラーなど藩国に備え付けられた防災設備を使用し、また協力を仰いだNAC技術者の尽力により国内浄化作業が終了したことをお知らせします。
これからの復興に向けて大きな一歩となりました。これからもご協力をお願いいたします。
7、ライフラインや通信網の確認と復旧
地下施設浄化の次のステップとしてインフラストラクチャの復旧が上げられます。
瓦礫や不発弾の除去、生産施設、商業施設、行政施設の復旧から教育機関、電気・ガス・水道・ナショナルネットワーク及びそれに従事する人員の復帰までを目指します。
8、流出した藩国民の帰国に対する施策
国境付近及び各種対策施設に留まっているみなさまの帰還を歓迎します。
これは元ナニワ国民だけでなく、希望する共和国民であればどなたでも可能な限り広く受け入れるものとします。
当面の職として復旧及び難民対策事業への就労していただき、復旧費用をみなさまに還元いたします。
また作業に従事して下さったみなさまに関しては、可能な限り速やかな自国への帰還援助や仮設住宅への優先的入居を受けられるように努めます。
9、政府軍及び反政府軍の功罪と罰
政府軍が毒ガスを使用するに至った経緯、また政府軍の一部が離反しこれと相打った経緯については藩王を始めとして非常に重く受け止めております。
しかし、密閉空間で毒ガスの使用に踏み切り、あるいは無抵抗の市民に発砲した政府軍の所行は断罪せざるを得ません。
その一方でやはり武力を以てこれに対した反政府軍も同胞を討ったことに代わりはなく、
現状、政府の意向としては以下の罪刑を考えております。
政府軍に関しては国家を護ろうとした功績と政府の方針を無視した罪を鑑み、相殺して懲役刑に処すものとする。
反政府軍は首魁と見なされる大阪氏の投降を以てこれを解散、同氏の最前線任務を以て断罪とするものとする。
両者はともに元々ナニワの優秀な将兵であり、客人です。
国内外に目を向ければ今後予期される難民及び不穏分子の流入に対する警戒、国内施設の復旧などするべき事は数多く、
速やかな現場復帰を願い、これらへの従事を以て懲役と見なし以後は不問に処するものとしたく思います。
重ねて言いますがこれは一方的な通告ではなく、政府首脳陣は両者との対話の上でこれを決定する意向です。
10、不穏分子への対策
ISS会議における舌禍による共和国崩壊以降、難民キャンプ周辺を中心に対策に当たるACEや国民が狙撃される事件が相次いでいます。
特に狙撃銃を使用したテロ行為がナニワ国内外で多く報告されており、この正体不明の狙撃犯は現在もナニワ国内及び国境付近に潜伏している可能性があるため、もしこれらの人物を目撃、接触した際には最寄りの交番へ届け出るようにお願いします。
彼等は残忍な手段を用い、技能も高いと思われます。
不審者発見の際も通報のみに留め、決して近付いたりしないように重ねてご注意願います。
11、教育の再開
地上の宿場町、食糧配給所や交番のある付近に青空教室を開設します。
中断している通常教育に加えて現在の国際情勢や藩国の政策を広く公開する予定です。
就学する児童、生徒の年齢制限は特に設けず、託児所や市民が安全に会合できる集会所的に使って頂きたいと考えています。
ここでは給食や制服の支給を受けられるとし、子供を抱えて働きに出られない家庭の支援をします。
r:最新情報は その都度 青空教室や病院・食糧配給所などの救援施設で告知する
継続中の政策
1、市民病院の建設
市民病院を地上部宿場町に建設する。
同病院は非武装・非戦闘地域として定め、政府軍・元政府軍問わず治療を行う。
また、毒ガス被害を受けた国民は優先して収容し治療を行う。
2、食糧配給所の設置
臨時食料配給所を地上部宿場町に設置する。
病院と同じく、非武装・非戦闘地域とし、国民は等しく食料配給を受けることができるものとする。
特に水は毒ガスによって汚染されている可能性があるため、配給のもの以外は口にしないこと。
また、希望者には防寒具や衣類も配給を行う。(生物資源を使用する。毛皮など)
#食料・生物資源10万tずつ使用
3、国境地帯に仮設病院、食料配給所を設置
帝国との国境にいる難民支援のため、仮設病院と食糧配給所を設置する。
配給所は宿場町設置のものと同じく、防寒具や衣類も配給を行う
#食料・生物資源10万tずつ使用
4、仮設住宅の建設
地上部での生活のための仮設テントおよびプレハブによる仮設住宅を建設する。
国庫の生物資源を建材として使用する。(木材・獣骨・毛皮・甲殻など)
#生物資源20万t使用を想定
5、NACの設立援助
NACの取り組みには大いに賛同するところであり、これを支援することを決定した。
今後食糧の安定供給と市場の安定に大きく寄与するだろう。
♯組合に参加すると共に設立資金35億を供与
r:1、2、3、の利用者で希望するものには4、の仮設住宅を供給する。4、の利用者で希望するものについては国内の安全が確保され次第その帰還を支援する。
r:以上の内容を国内に広く発布し、また情報の届きにくい難民のため病院施設・仮設食料配給所にポスターやビラの形で掲示する。
また、希望するものには担当者から口頭でより詳しい説明を行い口コミによる情報の伝播を期待する。
最終更新:2008年10月22日 22:12