お得?納得情報! > その他のお話し

目次
   


jpgとか拡張子の話


デジカメで撮った写真は、一般に「Jpeg(ジェイペグ)」と呼ばれて、
写真データの名前の最後にも「.jpg」なんてついていて、
ああ、これが写真のデータなんだなぁ…って思うわけですが、
この最後の「.」以降の部分を「拡張子」と呼びます。

この部分の役目は、もともとOS(Windows)に
「このファイルは画像でJpeg形式のデータですよ」
「写真のデータだから、このソフトで開いてね」って教える、
いわば連携のためのものでした。
他にも、例えば「~.doc」だと、Microsoft Wordのファイルですよ、とか、
「~.avi」だと、Windowsの標準ビデオファイルだなぁ…
なんてことが分かります。

で、カメラの世界でこれが重要になるのは、
次のような二つの例がほとんどですので、
以下ご説明していきます。

RAWデータの場合

写真データとして有名なjpegファイル
実は、「圧縮」してあります。
圧縮というのは、データをコンパクトに小さくすること。
布団圧縮袋みたいなものを想像してみて下さい。
余計な空気の隙間をなくせばぺしゃんこになりますよね?

同じように、実は写真データも、
余計な部分をカットし「圧縮」してぺしゃんこにしてあります。
ぺしゃんこにした後のデータがjpegファイル。
拡張子は「.jpg」になります。

では、圧縮する前のデータは…。
これは、「RAW」データ(ロウ・データ)と呼ばれています。
ややこしい事に、このデータは拡張子がメーカーによってさまざまです。
以下、各社メーカーごとのRAWデータの拡張子を列挙します。
キャノン .crw,.cr2
ニコン .nef
オリンパス .orf
フジフイルム .raf
ペンタックス .pef,.dng
パナソニック .raw,.rw2
ソニー .arw,.sr2
リコー .dng
コニカ・ミノルタ .mrw
こんな風に、お使いのカメラのメーカーや、
同じメーカーでもカメラの機種によって、
保存されるRAWデータの拡張子は違ってきます。

このRAWデータ、Jpegデータのように、
圧縮によってデータがはしょられることがないですので、
いわばもっともきれいな、完全な状態で保存されます。
(RAWとは「生」という意味。つまり加工されていない…というコト)

ただし、デメリットもあって、布団圧縮袋と同じように、
保存するのに大きなスペースが必要になってきます。
どれぐらいからというと、3倍程度が目安です。
ですので、Jpegの写真が200枚保存できるメモリーカードなら
RAWデータでは、60枚程度しか保存できないことになります。

また、RAWデータの扱いには専用ソフトが必要ですので、
そのあたりも注意しなければなりません。
プリントショップや、友達のパソコンなどでは、
写真を見ることができない場合が多いです。
(蛇足ながら、モリカメラではRAWデータの簡易プリントが可能です)

動画の場合

撮影モードがずれてしまって動画になっていた…。
当店のお客様にも、時折そのような方がおられます。
カメラでは見ることができるのに、店頭受付機では表示されない…。
そのような場合、RAWデータであるか、
あるいは動画であるかどちらかの可能性が大です。
RAWデータは先ほど説明しましたので、今度は動画のご説明をしましょう。

デジカメで動画を撮影した場合、
そのデジカメの機種によって、様々な動画形式で保存されてしまいます。
拡張子は、ほとんどの場合.movか.aviです。

RAWデータとは逆に、動画の場合は、例えば
拡張子に.aviとついてあっても、変換形式は幾種類もあったり
(これは.movでも同じ事です。)しますので、
このデジカメで撮影した.aviはパソコンで見れるのに、
別のデジカメで撮影した.aviは同じパソコンで見れない…
ということが起こったりします。

でも、あわてず、カメラのマニュアルを見ましょう。
必ず、動画ファイルをパソコンで再生する方法が記載されているはずです。

筆者のデジカメのファイルの一部。
jpgファイルのほかに、mov(動画)やrw2(RAWデータ)のファイルが入っている。

このように、デジカメの撮影時の設定次第では、
jpg以外のデータが取り込まれることがあります。
それらのデータは大抵、プリント店で気軽に写真には出来ないことが多く、
また、自宅のパソコンでの扱いにも注意が必要です。




コンピュータウイルスについて


当店の店頭受付機でまれに見られるのが、
メモリカードにウイルスが感染している例です。
メモリーカードに?と思うかもしれませんが、
それがありうる話なのです。

今日は、コンピュータウイルスについて、
ちょっと取り上げてみたいと思います。

コンピュータウイルスの定義は非常に幅広いのですが、
コンピュータウイルスと呼ばれるものは、
「複製・増殖」という特徴を持っています。
つまり、悪意あるプログラムを「複製」し「増殖」させるわけです。
あるパソコンがウイルスに感染すると、
そのパソコンはインターネットを通して、メールを通して、
あるいは、そのパソコンからコピーされるデータ
(つまり、USBフラッシュメモリやメモリーカード…)を通して
増殖していくわけです。


悪意あるプログラム…とはなんでしょうか?
いろいろな種類に分類されるのですが、
例えば、

1.HDDの中身を片っ端から削除していく

大事な写真や仕事の文章、子供の動画や購入した音楽など、
問答無用で削除されてしまいますし、
更に悪いことにOS(Windowsなど)の起動に
必要なファイルさえ削除してしまって、パソコンが起動しなくなってしまいます。

2.パソコン内の情報を盗み出す

クレジットカード番号や各種パスワードに加え、
個人的な情報、例えば、家族の写真などのプライベートな情報を盗み出したり、
インターネット上に公開してしまいます。
たちが悪いのはそうした行為が利用者の「知らぬ間に」行われてしまう事です。

3.利用者を驚かせるような画像を表示したり、マウス・キーボードなど操作できなくする

生理的に気持ちの悪い写真を画面いっぱいに表示したり、
マウスカーソルが勝手に動いてしまってパソコンの操作ができないなどがあります。

もちろん、これらの複合ということもあります。
また、通常の病気と同じように、ウイルスに感染していても、発症しないこともあります。
そのような場合は最悪で、自分のパソコンがひたすらウイルスを
「複製・増殖」させるための中継基地となってしまいます。

つまり、知らぬ間に、ウイルスの繁殖に手を貸してしまっている…ということです。

では、どうすれば防げるでしょうか?

1.ウイルス対策ソフトを導入する

もっとも手軽で、なおかつ効果的なのは、ウイルス対策ソフトを導入することです。
いろいろな種類のウイルス対策ソフトがありますが、
複数のものを併用するのは良くありません。

2.不用意に添付ファイルを開かない

次に、メールなどの添付ファイルを不用意に開かない事も大切です。
(開くだけで感染するウイルスもあります)

見知らぬ人から来たメールはもちろんですが、見知った人からのメールでも、
不審な添付ファイルがあったのなら開かずに、
すぐにメールを送った本人に確認することが大切です。
(メール送信者が気付かない間に、勝手に添付して増殖するウイルスもあります)

3.見た事のないファイルをむやみやたらにダブルクリックしない

気付かないうちに現れたファイルをダブルクリックすることも避けましょう。
(それが、ウイルスである可能性があるからです。)

4.怪しいホームページに注意

怪しいホームページなどへの訪問は避けましょう。
ホームページ上のボタンのクリックも要注意です。
新たに開いたページに仕組まれたウイルスを知らない間に
パソコン内に取り込んでしまうことになりかねません。



なお、2011年6月17日に刑法が改正され、
コンピュータウイルスを作成・提供・供用することは犯罪行為となりました。



Last update:2011-06-24 19:02:40 (Fri);





本ホームページの記載内容及び画像、映像などの無断転載を禁じます。
Copyright Since 2011 MORICAMERA CO.lnc. All rights reserved.

合計: -
今日: -
昨日: -

最終更新:2011年06月24日 19:02
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。