デジカメ撮影講座 > 露出補正の使い方


明るい?暗い?露出補正の使い方


写真を撮っていて、いろんなものを撮るようになると、ときどき、明るさが「あれ?暗いな~」とか、逆に「明るすぎるぞ~」って思うことないですか?

実はカメラって、とっても賢くて、レンズを向けた被写体の明るさを自動的に読み取って、「これだっ!!」って思う明るさを決めています。ただ、賢すぎて、勘違いしてしまうこともあります。たとえば、とっても明るい天気の日に写真を撮っていて、下の写真のような感じになってしまったことないですか?


この写真、海と砂浜の写真なんですが、カメラが勘違いして暗くなっちゃいました。どういう原理かと言うと…カメラはこんな風に考えたんです。「おっ、妙に明るいぞ!明るすぎるぞ!暗くしなきゃ…」


カメラって賢いのか、そうでないのか、よくわからなくなっちゃいますよね?もちろん、逆もあります。「おっ、妙に暗いぞ!暗すぎるぞ!明るくしなきゃ…」ってパターン。(でも、暗い所を明るく撮れるのは、ありがたかったりしますので、そんなに気にならないかもしれません。)これではせっかくの青天の天気が、曇り空に見えてきてしまいます。さてはて、ではどうしましょう?

そんな時に活躍するのが、今回のタイトル、露出補正です。つまり、カメラが「暗いぞ」とか「明るいぞ」って判断しているのを、人間が直してあげるわけです。
カメラでは、ちょっと見ずらいですが、赤印のように、四角に写真が入って、±のしるしが入っています。


機種によっては、右下写真のように、MENUボタンなどから露出補正を選んで、画面を表示するものもあります。詳しくは、マニュアルを見てください。

さてはて。どんな感じに変わるか、実例を見てみましょう。Ev値というのは露出補正の単位で、Exposure Valueの略、「露出値」や「露光値」と訳します。


Ev+2.0
Ev+0.7
Ev±0
標準
Ev-0.7
Ev-2.0

EV±0というのが、いわば標準です。+側にすると明るく、マイナス側にすると暗くなります。あとは、好みの話になってしまいますが、EV±0ですと、お花の花びらが白とびしてしまってる…って思うなら、ほんのちょっとマイナス側に補正してあげると、Ev-0.7の写真のように、花びらまでくっきりと写すことができます。
この例ではEV+2.0とかEV-2.0は失敗かも~って思えるほど、明るすぎたり、暗すぎたりするように感じますね。でも、場合によっては、+2.0とか-2.0にした方が良いこともあります。デジカメは撮り直しがききますから、写真をこまめに確認して、EV値を触ってあげてもいいかもしれません。

もちろん、露出は被写体によって、様々です。その時の空間の明るさ、撮りたいもの(被写体)そのものの明るさ、背景の明るさ間などによって、カメラは様々な判断をしています。で、時々勘違いしますから、カメラ任せにしないで、人間がほんのちょっと手助けしてやると、描写の幅が広がりますよ~。



Last update:2011-01-15 12:51:38 (Sat);





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