デジカメ撮影講座 > 夜景の撮影


夜景の撮影もこれでOK!!


夜、暗くなると街はイルミネーションでいっぱいになって、そんな景色を写真に撮りたいなぁって思うことありませんか?あるいはお友達とお酒を飲んで、ご飯を食べて、気持ちよく楽しくなって、デジカメでパシャッって撮ったりして。でも、暗い所で撮る写真って、なかなかうまく写せないな~って、そう感じている方もおられるでしょうね。
カメラというのは、レンズから光を取り込んで、それを画像にしていますので、光をどれぐらい取り込めるか?が、きれいに撮れるか撮れないかの大きなポイントになるんです。
さて、ちょっと復習です。カメラで光の取り込む量を調整するのは、いったいどんな機能だったでしょうか?二つありましたね~。正解は、そう、一つはシャッタースピード、そしてもう一つは絞りです。
実は夜景を撮るのにはもう一つ重要な機能があって、ISO感度って呼ばれています。ISO感度については、また別項で説明しますので、ひとまず夜景の撮影に集中して説明します。
よく夜景でありがちなのは、こんな写真…失敗写真ですよねぇ~。


残念ですが夜景の撮影ではこんな風にブレてしまうことが多いんです。では、なぜブレてしまうんでしょう?それが分かっていると、ブレずに撮れる方法もおのずと分かってきます…。ヒントはシャッタースピードです。


分かりましたか?この写真、実は超スローシャッターなんです。シャッタースピードは1.3秒。つまり、カメラはたくさん光を取り込もうとして、シャッタースピードを遅くしてくるんです。F値を開放すれば?と思うのですが、F値は3.5。撮影に使用したカメラにとっては、十分開放されているんです。(F値とは光を通す穴の大きさのことです。数字が小さい方が、穴は大きいんです。覚えてますか~?)
このカメラ、手ぶれ補正機能が付いているんですが、それでもこんな風にブレてしまいます。補正できないほどの手ぶれなんですねぇ~。

さて、原理は分かってもらえたでしょうか?光をたくさん取り込むために、シャッタースピードを遅くする。シャッタースピードが遅くなると、ブレやすくなる。ってわけです。

ではどうするか…こいつの登場です!


そう、三脚!夜景撮影には三脚は必需品です。では、どれぐらいのシャッタースピードで三脚が必要になるのか…これはちょっと難しいんですが、一眼レフですと、1/(焦点距離)と言われています。焦点距離っていうのは、レンズの200mmとか58mmとかいうアレです。
コンパクトデジカメでは…細かな設定ができない機種が多いですが、夜景ならまず必需品と思っておきましょう。カメラ自体に「夜景モード」がある機種も多いですが、それでも三脚を使って下さいって、きっとマニュアルに書かれているはずです。

もちろん、三脚じゃなくてもいいです。要は、カメラを固定できればいいですから、机の上に置いてもいいし。大切なのは手で持たないで、どっかに置く(固定する)こと。三脚なんて、持ち歩けないよ~っていう方も多いでしょうから、うまく工夫してください。

で、三脚を据えて、いくつか撮ってみた写真がこちら~

F3.5 1/30 ISO-100 F3.5 1/4 ISO-400
この3枚、まったく同じ場所で、同じ明るさのなか撮影したのですが、シャッタースピードが異なりますので、明るさが違っています。1/8秒の間、光を取り込んだ、左の写真が一番明るくなっているのが、分かるでしょうか?
どれがいいかはちょっと難しいかも…明るい方がいい?暗くても雰囲気重視?その時に撮りたいものに合わせて調整してください。
F3.5 1/8 ISO-1600

さて、上の作例を見ていると、ISOっていう数字も書かれていますよね?実は、シャッタースピードとISO感度は大きな関係があって、相互に連携しあっています。でも、詳しくは別にISO感度の項目で説明しますねぇ~。



Last update:2011-01-15 12:35:39 (Sat);





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最終更新:2011年01月15日 12:35
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