デジカメ撮影講座 > フラッシュの使い方


フラッシュってどんなふうに使えばいいの?


フラッシュって、たいてい自動発光という設定になっていると思います。つまり、カメラが「今は明るいぞ!」とか「何だか暗いな…」って判断してくれてるんです。
でも、フラッシュを使いこなすと、写真の表現にググッと幅が出るって知ってました?

下の写真…
ちょっと見づらいんですが、カメラにある稲妻マーク、これがストロボの設定ボタンです。繰り返し押すと、モードが切り替わります。


どんなモードがあるかは、マニュアルを見てくださいね。メーカーさんによっていろいろです。
たいてい、「強制発光」とか「発行禁止」 とあれば、文字通り発光させるか、させないかという意味になります。
次の例を見てみてください。同じものを撮った写真でも、意図的にフラッシュを発光させるか、させないかで、こんなに雰囲気が変わってきます。
両方とも、左側がストロボを使っていない写真、右側がストロボを光らせた写真です。

発光禁止 強制発光
F3.2 1/60 F9 1/60
F3.2 1/60 F9 1/60

どちらがいいの?って聞かれると困ります。どちらがいいか、どちらが正解かは、見る人によって違います。左の写真が自然?右の写真の方が彩りが華やか?見る人によって感じ方って変わってきますよね~

つまり撮った人の好み…ってことになるんです。


じゃぁ、どんな時に発光させればいいの?って話になってきますよね。以下の例を見てください。

発光禁止 強制発光
F3.2 1/50 F3.2 1/60

どうですか? ストロボを焚いた方が、顔がはっきり見えますよね!逆光の場合、お顔に光が当たらないので、左の写真のように暗くなってしまいがちですが、ストロボを発光して、光を当てるわけです。
ただし、注意点もあります。気をつけてストロボを使わないと、失敗写真になりかねないんです。これも例をあげましょうね。

発光禁止 強制発光
F3.2 1/60 F9 1/60
F5 1秒 F5 1/60

上の写真は携帯電話の画面を撮ってみました。フラッシュを発光させると、フラッシュの光が映っちゃいました。水族館などでの撮影も要注意です。ガラス面を背景にして写真を撮るときには、ちょっと角度をつけましょう。
下の写真は、夜景を撮ったものです。暗いところだからストロボ…って思ったら大間違い!ストロボの光は街まで届きません。カメラは「ストロボ光らせてるから明るいぞ」って勘違いして、シャッタースピードを短くしちゃいますんで、こんな風に真っ暗に…。

ストロボの仕組みをよく理解して、うまく使いこなせるようになれば、表現の幅が広まって、失敗写真も減っていきますし、逆光でもお顔をはっきりと写せます!デジカメは失敗してもすぐに撮り直しができますから、恐れずにストロボをつけたり消したりして、いろんなバージョンの写真を撮ってみましょう!



Last update:2011-01-15 12:09:54 (Sat);





本ホームページの記載内容及び画像、映像などの無断転載を禁じます。
Copyright Since 2011 MORICAMERA CO.lnc. All rights reserved.

合計: -
今日: -
昨日: -

最終更新:2011年01月15日 12:09
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。