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クロスフィルターについて
「輝き…」というのを写真で表現するのは、なかなか難しいんですが、
このクロスフィルターを使うと、この「輝き」を表現できます。
こんな感じに、光条…光の筋を表現できます。
概観
クロスフィルターのレンズをよく見ると、透明なガラスの表面に
細い線状の溝が規則的に入っていることがわかります。
光はこの溝に沿って伸び、光条(放射状の明るい筋)ができます。
こうして光の点がクロス状に延びて写りこむわけです。
もちろん、この光は、電球だけではなく、
木漏れ日の光や。太陽などの光も効果があります。
構造的に、このフィルターはPLと同様に、
二重リング構造になっていて、回転できるようになっています。
ですので、回転させることによって、
光の筋の角度を変えることも可能になっています。
他にも、絞り値を変えると光の伸び方が変わります。
絞りを開放側にすると、長くなります。
また、望遠側にすると、より効果が出ます。
このように、ズーム・絞り・角度で、
色々な表現ができるようになっているわけです。
種類
光の筋の入り方によって、いろいろな種類がありますが、
大きく、光の筋の数によって、以下の三種類があります。
光の筋の数4本:クロススクリーン
4本の光の筋が入ると、十字架のようになりますので、
「クロス」という名前になっています。
光源から光の筋が4本出るのが、クロススクリーンです。
以下の写真は、クロススクリーンの作例です。
光の筋の数6本:スノークロス
雪の結晶が六角形に基づいているので、
この6本の光の筋が出るフィルターは
「スノー」という名前がつけられています。
光筋が6本になると、4本とはまた違って、華やかになります。
名前の通り、クリスマスシーズンに使うのもよいかもしれません。
光の筋の数8本:サニークロス
さらに、光の筋の数が多くなって、
8本になると、まるで太陽のような輝き…ということで、
「サニー」という名称がつけられています。
6本よりもよりたくさん光の筋が入りますので、
ゴージャスになる…とはいえ、
逆に、少しやりすぎのようになってしまうかもしれませんので、
絞りや光源の数を考えながら使うのがオススメです。
クロススクリーンと、スノークロスの比較写真
角度によって、光条の向きが変わるのも、注目してみてください。
フィルターなし
クロススクリーン
スノークロス
購入時の注意
光の筋の数ですべて決まりますので、
まずは何本入れたいかでクロス、スノー、サニーを決めましょう。
このとき、メーカーによって名称が違いますので、
「スノー」といった名称よりも、
光条の数を確認するようにするのが大切です。
また、フィルターですから、口径によって
レンズにつけられるかつけられないかも変わってきます。
詳細は、保護フィルターのページに記載してありますので、
口径を確認するようにしてください。
ぜひ、クロスフィルターを効果的に使って、
「輝き」を表現した写真を撮ってみてくださいね。
筆:高橋、田村
Last update:2014-08-19 20:00:44 (Tue);
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最終更新:2014年08月19日 20:00