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クローズアップレンズについて
お花を撮るとき、もっともっと近づいて迫力のある写真を撮りたいと思いませんか?
かといって、専用のマクロレンズなどは高価で手がなかなか出ない…
そんな場合に、クローズアップレンズが役立ちます。
クローズアップレンズは、「レンズ」であるにもかかわらず、
フィルターと同じ感覚でレンズの前に取り付けることができ、簡単に使用できます。
概観
外観はレンズフィルターと同様に、レンズ先端に取り付けできる形状になっています。
ひとつ違う点といえば、レンズですので、ガラス面は平面ではなく、球状になっています。
虫眼鏡のような形というとわかりやすいでしょうか。
つけ方は簡単で、レンズの先端のネジに回しながら装着するだけです。
レンズのフィルター径と同じ大きさのものを用意しましょう。
また、一般に他のフィルターと比べて分厚いのが特徴です。
種類については後述しますが、以下の写真のように分厚くなっています。
No3 |
No10 |
|
|
このNo10の2群2枚のように、
複数のレンズで成り立っているものもあります。
種類
クローズアップレンズには、それぞれNo1.No2などの番号が決められており、
この数字が大きくなればなるほど、より被写体に近づくことが可能です。
No10になると、レンズが分厚くなるので、フィルター自体もかなりの厚みがあります。
クローズアップレンズ装着時の撮影距離(被写体からレンズの先端まで)
No1 |
約33~100cm |
No2 |
約24~50cm |
No3 |
約20~33cm |
No4 |
約17~25cm |
No5 |
約14~20cm |
No10 |
約8~10cm |
2枚を組み合わせて使うことも可能で、No2とNo3を組み合わせるとNo5として使うことが出来ます。
ただ、厚みが増すと装着時にケラレといって、枠が写りこむ場合がありますので、注意が必要です。
特徴と作例
以下、No3を使用した比較写真を見比べてみてください。
使用レンズ(マルミ DHGマクロ3)
最大の利点として、一般のマクロレンズではズームが出来ませんが、
クローズアップレンズはズームレンズに取り付けることが出来ますので、
同じ撮影距離(被写体からレンズ先端まで)でも、倍率を変えて撮影することが出来ます。
通常、マクロレンズだと金額が高い、重たく持ち運びが不便ということがありますが、
クローズアップレンズだと金額が手ごろ、フィルター感覚で持ち運べるので、
軽量で携帯性に優れているため、ちょっとした接写をしたいという場合には大変お勧めです。
皆さんも、クローズアップレンズを手にして、
いつもより迫力ある写真を撮ってみませんか?
筆:石丸
Last update:2014-07-30 21:45:39 (Wed);
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最終更新:2014年07月30日 21:45