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保護フィルターについて
今日はレンズ保護フィルターについてお話したいと思います。
私の愛用のカメラは キャノン EOS KISS X5です。
私のレンズにももちろん、保護フィルターを装着しています。
説明書などにはフィルターのことをプロテクターと読んでる場合もあります。
レンズプロテクターとは、交換レンズの先端に取り付ける薄いガラス製のカバーで、
装着することで、レンズそのものの保護やホコリなどの進入を防ぐことが出来ます。
レンズプロテクターには各種があり、メーカーによっても呼び名が違います。
たとえば、ケンコーではMCプロテクター、PRO1Dプロテクター。
ハクバでは、MCレンズガード、ワイドMCレンズガード。
マルミでは、MC-N、DHGレンズプロテクトといったの名前で販売されています。
概観
保護フィルターの特徴はガラス面です。下の写真を見てみてください。
見ての通り、「なんにもない」無色透明です。
フィルターの多くが、写真の色などに影響を与える役割ですので、
このガラス面に色が付いていたり、模様が付いているんですが、、
このレンズプロテクターは、レンズ保護のためのもの…。
つまり、フィルターをつけてもつけなくても、
まったく同じ写真が撮れるのが、理想なんです。
実は、フィルターの厚みも結構重要です。
厚すぎると、その分、枠が写真に写りこんでしまうことがあります。
ですので、一般に薄いものがいいんですが、
薄ければ薄いほど、高額になっちゃったりします。
装着の仕方
レンズやフィルターのガラス面に指が当たると、
指紋が付いてしまいますので、
手袋などをすると、扱いやすくなります。
- まず一眼レフ用レンズのキャップをはずします。
- 先端はネジになっていますので、同じ口径のフィルターを回しながら装着します。無理につけようとするとねじ山がつぶれてしまうことがありますので、ゆっくり、慎重に回しましょう。
なぜ必要か?
保護フィルターはレンズを保護するためだけの役割です。
一眼レフを使用する人は、これだけはカメラ購入時に一緒に揃えて欲しいです。
普通のコンパクトデジタルカメラでは使用時だけ、ニョキッとレンズが出てきますが、
一眼レフカメラではそうではありません。いつも出っぱっています。
ですから、コンパクトデジカメよりも、先端をぶつけてしまう可能性が高いんです。
万が一、写真のように、レンズを角にぶつけてレンズを傷つけてしまうと…
レンズそのものを修理・買い替えしなければならなくなりますが、
これが、数万円から、高いものですと10万円とかゆうにします。
でも、プロテクターを装着していれば…
プロテクターの買い替えだけですみますよね。
高くても、4,000円から5,000円ぐらいです(口径によって変わります)
それに、修理に出すと愛用のカメラが使えなくなりますが、
プロテクターの交換だけなら、その心配もなくなりますね。
種類
レンズ保護を目的としたプロテクターの他にもいろんな写真効果が得られるフィルターもあります。
フィルターの種類は数十種類ありますが、一般者向けに使用しやすい、常用できるフィルターとして、
次の二つのフィルターをご紹介します
よく、「UVカット」と言う言葉を使いますが、あの「UV」と同じです。
UV(紫外線吸収)フィルターは、紫外線を吸収するので山や海など晴天時の風景撮影にぴったりです。
晴れた日は強い紫外線によって日なたと日かげの色の差が大きくなり、特に日かげでは青味が強くモヤのかかったようになります。
その青味がかかるのを暖和して自然な色調にしてくれるのがUVフィルターです
ただ、最近のデジタルカメラでは、レンズやカメラ本体にUVカットの機能がもともと付いていることが多く、実質的には、このフィルターを特に選ばなくてはならないシーンは減ってきているようです。(フイルムで撮影する場合などは、重要ですが…)
ですので、デジタルで使う場合では、このUVフィルターも保護フィルターと同じ役割しか果たせないことになります。
1Bスカイライトフィルターはレンズ保護の機能に加え晴天時に被写体の影の部分が青みがるのを抑えてくれます。また、ほんのりピンク色の補正機能があるため人物の肌色を健康的に写すので、ポートレート撮影にむいています。
ただ、この説明の通り、青みを軽減させ、ピンクを付加させる…と言うわけですので、厳密に言えば、色補正機能となります。ホワイトバランスの機能のないフイルムカメラでは重要なフィルターなわけですが、デジカメではホワイトバランスでカバーできますので、わざわざこのフィルターを選ぶ理由もなくなってきています。
1Bスカイライトフィルターはケンコーの名称ですが、その他にマルミではMC-1Bという名前で販売されています。
購入時の注意
購入する際にはフィルターのサイズ(口径)に注意しましょう。
レンズの先にはめ込みますので、レンズと同じ直径でなければなりません。
お手持ちレンズ先端に、数字が書いていませんか?
Φ58と書かれている場合は、直径58mmのことです。。Φ(ファイ)は円の直径を意味します。
もっと簡単な方法としてレンズキャップの裏を見ると分かります。
大体のレンズキャップにはフィルター径がかかれていますので、
ここを見て確認するのもよいでしょう。
今回は、保護フィルターについて説明してきました。
これから、他の種類のフィルターもご紹介していきたいと思います。
筆:石丸
Last update:2014-06-08 17:59:24 (Sun);
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最終更新:2014年06月08日 17:59