モハ辞典

ヤマツカミ

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ヤマツカミ


 別称は浮岳龍。
 古龍と言う概念が生態が謎に包まれている生物や、既存の生物の範疇で考えた場合その範疇に収まらない強大な生物を指す意味で使われているため、古龍に分類されている。


 生息地域は極地とされ、人里離れた未開の地や辺境で僅かに確認される。体長はおよそ40メートルで、緑の体色に饅頭型の体、巨木のような触手と巨大な口を持っている。
 長らく伝承上の存在とされていたが。黒龍伝説を追い求めるハンターであり、旧シュレイド王国の学術院に籍を置いていた書士官、ダレン・ディーノ率いる調査隊が古塔にて遭遇し、その存在が明らかにされた。

 同氏が王立学術院の研究者へ宛てた書簡の中にある報告では。同調査隊が古塔調査のために敷設したキャンプの少し離れた所で、遺跡と小飛竜(ガブラスと思われる)と共に発見された。調査隊はヤマツカミを追跡し、肉薄する事に成功する。その時の記録によれば、頭頂部と推測される体表は樹木と苔によって覆われていたとされる。それにより、氏はヤマツカミの寿命を長大だとも推測している。
 また、ヤマツカミが古塔内部に侵入した際には、氏の率いた調査隊隊員数十名が、果敢にもヤマツカミの上へ飛びおり。ナイフを手に、貴重なサンプルを採取する事に成功している。ただし、その後ヤマツカミの口腔と思われる部分から放出された光る物体(恐らくは特殊な変化を受けた大雷光虫)の爆発に巻き込まれてヤマツカミの上に飛び乗った調査員達の命は失われている。

 その一件の後も古龍研究所から同地へと調査隊が派遣されて入るが、目標との遭遇は果たされなかった。


 追記――
 ダレン・ディーノ氏の書簡の中で、ヤマツカミが空気を吸い込んで体を膨らませた途端、その上昇速度が速まったことから、体内の空気と浮力との関連性が疑われた。ヤマツカミが体から高熱のガスを噴出する点から考え、吸い込んだ空気を体内で温め、気球の原理で浮遊しているのではないかと推測できる。
 また、一説には見境の無い大量の食事によってもたらされる腐食ガスが浮力に関係しているとも言われているが、明確な答えは出されていない。ダレン・ディーノ氏は、この浮遊メカニズムについて。体内に空気の性質を変化させる器官が存在する事を唱えていた。

 尊い犠牲と引き換えに入手された苔や樹木のサンプルについては、研究が進められているが。辺境を含めて、周辺地域では同種の物が全く見つかっていない。これによりヤマツカミ自体が独自の生態系を築いていると言うもの。はたまた別の大陸から海を渡ってくると言う二つの仮説を立てる事が出来る。

 調査隊を壊滅に追いやった光の玉については、現在でも議論が交わされている。現在の所、爆発を起こす性質と竜人族の古伝承を照らし合わせた結果「カンタロス大の雷光虫」であると言う説が一般的である。

 ハンター大全2より一部引用 Thermidor.

攻撃方法


  • 名前の由来は、日本神話に登場する山の神である大山祗神(おおやまつみのかみ)から。また「山津神(やまつかみ)」と言う語で、「山の神」と言う意味にもなる。




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