超時空要塞マクロス

1982年放送のTVアニメ。監督は石黒昇。
日曜日の昼2時という時間に放送され、日曜の昼に子供たちが家にこもるきっかけを作った。
それまで数々のSF作品でSF考証や設定を手掛けた「スタジオぬえ」の企画・原作による作品。
企画の中心となったのが後の劇場版監督、河森正治だった。
「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」のファン世代が作り出した最初期の作品でもあり、
若いスタッフをまとめたのが石黒だった(本人いわく「産婆役」)。
河森の企画「ジェノサイダス」はマニアックなものでスポンサーや制作サイドに不評だったため、
ダミー企画として考え出された「わかりやすい」作品がマクロスだった、そのマクロスに当初のマニアックな設定を組み込んだものが原型となる。
「それまでのアニメのネタやお約束は使わない」がコンセプトでバルキリーのデザインや主人公が英雄的な活躍などしない展開にその
コンセプトが顕著に表れている。
ヒロインがアイドル歌手という展開は偶然の産物だったが、その後のロボットアニメではしばらくアイドル歌手が必ず登場するようになるなど、
後発の作品に与えた影響も大きい。



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最終更新:2015年09月25日 18:23