魔星戦帝・カナロア・アヴルマトゥム・ヘレ・ベラムクート

カナロア・アヴルマトゥム・ヘレ・ベラムクート
(-)
身長:182㎝
体重:66㎏

悪魔。異形なる者。
元々は世界と世界を繋ぐ海のような異世界を彷徨していたただの下級悪魔であったが、ガタノゾーアがルルイエからの扉を開いた際に流れ出た数多の邪神の骸や、バロルベレルが喰い散らかした世界の残骸などを延々と取り込み続けた結果アルンダーティに傷をつける程の力を手に入れた。
魔界ランクのシングルナンバーズの一人。
天瘴と呼ばれる正体不明のエネルギーを操る。天瘴は浴びている時間が長い程ダメージが倍になる。
普段はカナロアの周りを公転する九つの小球体「サウラ・マンダラーダ」を展開しており、自らは後述の翼殻脚に身を支えさせて寝そべっている。自動排除システムが働いており、外敵を塵一つ残さず排除するまで攻撃を止めない。サウラ・マンダラーダは必要に応じて変形し、最も効率的な形で外敵を追い詰める。
真の姿は異形そのもの。紫色の髪の毛の先端には眼球があり、これで他者を解析しデータを蓄積する。また、遺骸で形成した異形の器官「戦殻群」を備える。玉盾殻と呼ばれる左右半球状の器官、尾殻と呼ばれる尾状の器官、その尾殻から生える殻脚と呼ばれる器官、腰から伸びる翼殻脚と呼ばれる器官を作り上げており、その威容は「戦骸の王」と伝えられる。
玉盾殻で身を包むことで完全な球体になり、あらゆる攻撃を反射する。また、尾殻で波動防壁を展開しており、並大抵の攻撃なら完璧に遮断する。
殻脚は天瘴の出力・噴出器官である。天瘴の触手を伸ばす事が出来、同時多発的に攻撃を展開する事が出来る。さらに腰からは翼殻脚と呼ばれる器官が生えており、怠惰な彼女は移動や攻撃をこの翼殻脚に任せている。
ある程度追い込まれると「凶魔」へと移行する。戦殻群をパージし、二体の「戦骸巨神」と呼ばれる魔神を作り上げ、共に攻撃してくる。自らは天瘴による遠距離攻撃に終始する。
皮肉屋で空気が読めない。割りに傲慢で自らの実力を過信し暴走する事がある。凄まじく怠け者で面倒臭がりであり、基本的に自分からは動かない。動かずに勝てる方法を編み出す程度に怠惰。出自が悪魔であるせいか魔族との力の差にコンプレックスを感じてはいるものの、それを完璧に解決する手段はないため半ば諦めている。基本的に物事を辛抱強く進める事が苦手。ゲームなどでも最初から強くてニューゲームをしたいタイプ。
対象の観察・分析・攻略方法の確立の能力を持つ。まずしっかり魔眼で相手を観察しデータを蓄積し、それを分析・検証し相手を完璧に打ち負かす方法を編み出す。相手が強ければ強い程演算には時間がかかるが、逆に言えば演算さえ完了すれば何かカナロアがしくじらない限りは勝つ事が出来る。その力の補助として、反次元に移動し対象から一切干渉されぬまま観察し続ける事が出来る。
神器は二本の槍。天瘴を纏うことで世界を斬り裂く魔剣となる。基本的に翼殻脚が持ち、そして振るう。

「アタシに勝つ?フフン、キミさァ、よく人にいい加減って言われない?」
「まぁ、私と戦おうって考えることそれ自体が無謀なわけだけど?その点どうなの?」
「イヤよ、めんどくさい。アンタがやんなさいよ」
「戦骸、全てを壊してしまいなさい!!」
「記憶なんて、美しく甘美に彩られた虚飾なのよ」

最終更新:2017年04月12日 00:32