闇夜后妃・淒王院 空亡

淒王院 空亡
(せいおういん くうぼう)
闇そのものにして恐怖そのもの。生ある者全ての畏怖の対象である。
紫闇の母であり彼女の憧れ。太陽をも暗く染める闇の王であり、その大いなる闇の力から「底無しの闇」の通り名で知られる。

プロフィール

身長:196㎝
体重:76㎏
誕生日:6月9日
出身地:原始空間
肩書き:底無しの闇、無明天神
好物:きなこ餅

「妾は闇の王、淒王院空亡じゃ」
「貴様の様な凡愚には、妾が何をして貴様を殺すかなど理解できんじゃろうなぁ」
「喜べ。妾が直々に殺してやるぞえ」
「闇に身を任せよ、成されるがままに沈みゆけ」
「妾が闇を纏うのではない。この妾こそが闇なのじゃ」

人物

特徴・性格

究極のマイペースであり、他者の影響を受けない。割に傲慢で、基本的に他者を見下している。
影ある処に空亡は存在する。故に少しでも影を作ってしまうと、彼女からは逃れられない。
黒に黒を塗り紫で飾った悍ましい着物を着崩している。眼は黒く光が無い。彼女と目を合わせた者は感情の一切を失うという。
帯に刀を6本差している。そのどれもが刀使いなら名を知らぬ者はない名刀である。ブドー曰く「拙者も欲しい」。
舞踊や歌唱など、大凡の芸事は全てマスターしている。その風体の美しさは常識の埒外を超えており、彼女を目にしただけで美しさのあまり失神する者もいるとか。
黒く重い髪は闇そのものであり、触れる者を闇へと沈める。一方肌は白い。

戦闘能力

体術や身体能力は中の上程度ではあるが、それを補って余りある能力を持つ。
また、圧倒的な実力や存在感を持ちながら、その興味を他所へ逸らし自分に意識を向けさせなくする事に長ける。
能力の扱いに長けている。
刀の腕前に関しては非常に高い。居合いや抜刀術に優れており、間合いの中に入ったものを一瞬で細切れにしてしまう。アルンダーティにも認められている。

能力

全てを闇に鎖ざす能力「無明」を持つ。彼女の闇の力を解放することで、能力、神質、神力の全てを闇に沈め使用不可能とし、空亡以外が武器を持つことも許されない魔の空間を作り出す。この空間から逃れるには、空亡を殺すしか手立てがないが、その空亡を殺す事は誰にもできない故に、この空間に足を踏み入れてしまえば死が忍び寄る。無明を炎とすることで、触れた相手や炎上した場所を削り取ることが可能。
さらに、あらゆる物の複製を作る能力を持つ。その質感はもちろん、その物の能力や歴史の重みなど、その全てを完璧に寸分違わず模倣することができる。神や魔族の複製を作ることは不可能。
闇の雫から闇黒の兵士を創りだしたり、他者を闇に沈めたり、闇で時空を歪めて時を支配したりと、できる事は幅広い。天照を取り込んだことで原始の光の能力も持つため、光ある処にもまた空亡は存在する。

神器

無明月琴「死奏」

禍々しく捩じれた月琴。千の悪魔と千の天使の亡骸で出来ている。
奏でる音を少しでも耳に入れてしまうと、忍び寄る闇の手に意識が向かなくなる。また、その音波には精神を乱す効果もあり、神質や神力など集中を要する行動を取ることが不可能になる。鈍器としての役目もあり、殴られてしまうと意識が消失し植物人間と化してしまう。

鏖滅刀「孕闇忌月」

「神器の帝」と伝えられる刀。アンリマーニュの「邪蝕皆喰」と同じ鏖滅刀の一種で、鍔の無い漆黒の刀身を持つ。この刀によって傷が付くとそこからどんどん闇が浸蝕し、やがて因果律からも完全に消え失せてしまう。さらに、傷から浸蝕する闇は空亡の支配空間となるため、攻撃の起点にされてしまう。あらゆる光を捕えて還さず、その禍々しさで周囲の空間をも重く染める魔刀であり、通った軌道を闇に染め、自らの支配空間へと変えてしまう。支配空間はブラックホールが如く周囲の物を吸引し、触れたモノを圧潰させる。強烈な重力の奔流が発生し時空間をも歪める為、余り抜く事はない。

虐絶刀「邪天界聖」

柄に髑髏があしらわれた悍ましい両刃の刀。鞘に収まっている間は大人しいが、一たび抜くと無限の邪気を滾らせる。
その邪気に中てられた者は深い昏睡状態に陥り戦闘不能になる。

醒幻刀「呪貌」

錆び朽ちた刀。一切の斬れ味を持たないが、刀自体が纏う妖力で触れる物全てを両断する。
空亡が最も愛用する刀である。大抵の戦いでこの刀を利用する。斬った相手に呪いを付与する。

凄冠刀「百華燼浄」

燃え上がる邪気を纏う刀。振るう事で邪気を炎上させ、独特のフィールドを形成する。
この刀が振るう炎に包まれた者は、存在自体を抹消される。

暴烈刀「白幻無道」

透明の刀身を持つ神々しい刀。その刀身は空亡の思うが儘の長さとなる。卍の鍔を持つ。
相手の感覚を惑わせる能力を持つ。

邪凶刀「迎魔」

「頂点に位置する神器の一つ」と言われる至高の刀。その刀身を見た者は、誰もが死を覚悟する。
十寸の刀身を持ち、これを不自由なく振るう事は空亡以外では数名しかできない。
斬撃の竜巻を起こし、簡単に他者を肉片に変えてしまう。他者の肉を喰らう事でその邪気を増し、より強い竜巻を引き起こす。
最終更新:2021年01月15日 00:17