魔将・静姫 濤

静姫 濤
(しずき なみ)
身長:181㎝
体重:60㎏

妖怪。万夫不当の豪傑と称えられる大妖怪「牛鬼」。
寡黙かつ慎重。物静かで、あまり多くを語らない。武人肌な性格であり、対等な状態で戦うことを望む。
その細身からは想像も付かない怪力を誇る。握力で他者の頭蓋を握りつぶすことができる。
ベールを被っており、派手な着物を肌蹴ている。髪の色は白金。まつ毛が長い。常に目を瞑っている。両目の下には紅の呪紋を彫っている。眼は最上級魔眼の「神隠」であり、見つめた者を強制的に闇黒海へ転移させてしまうことができる最強の魔眼であり、瞳術にも属さない濤が唯一持つ魔眼。
牛の如く双角を持つ。両前腕の中間部から先は影の住まう黒の魔手となっており、影を敵対者に纏わりつかせて闇黒海に沈めてしまう。
三振りの刀が刺さった赤ん坊を抱いている。他者がこれを抱くと岩に変じ、忽ち立ってはいられなくなる。また、この赤ん坊に目を奪われるという事は、視力を永遠に失うことと同義である。赤ん坊の名は「鬼蜘蛛坊」と言う。
妖功之弐「鬼式」を操る。自らと馴染みの深いものに様々な特殊効果を付与する「式」を結ぶことができるもので式を結んだ物質の状態に連動した攻撃式や補助式を自動で発動できる力であるが、通常一種類の物質には二種類の式しか結べない。しかし、濤の人並み外れた妖力で無数の式を結ぶことができている。
物事の境界を自在に操る神質を持つ。境界を取り払うことで永遠の夜を生み出したり、弱者と強者の境目を取り払うことで実力を平滑化したりと、その用途は非常に多彩。他者と世界の境界をなくすことでその存在を消し去ることも出来る。チートクラスの神質であり、一切の防御法と対策が神質以外に存在しない。
妖怪の中で唯一「究極形態変化」を起こすことができる。自らの枷を全て外すことで何段も上の実力を得る禁断術であり、これを使うと一週間は動けなくなるが、使えば悪樓に匹敵するほどの実力を発揮することができる。その方法は赤子を魔眼で見つめ闇黒海に送ること。
神器は妖刀「吸椿」と「喰椿」、「啜椿」の三刀。三刀使いであり、舞うように戦う。三刀目は空中を自在に舞い、濤の動きに連動して動く。
本当の神器は赤ん坊自身。実は大妖槍「鏖殺千手・鬼蜘蛛」と呼ばれる一品。柄は自由自在に伸縮し、柄を短くし刀の様に斬ることも可能な万能の槍。鋒に触れたものを飲み込む魔槍であり、飲み込まれたものは異次元の闇黒海を永遠に彷徨いながら闇黒海の住人による終わらない拷問を受けることになる。さらに、槍自身が神質を持ち、未知の素粒子で構成される不可視の無数の腕を広げている。この腕に捕まった者も闇黒海に引きずり込まれてしまう。鳴き声を発することで敵の神経伝達・伝導を乱し、笑い声で敵の感情と記憶を乱すことができる。赤ん坊が眠っている間、濤は完全無敵になる。

「三刀乱舞、果たして貴公は何秒耐えらるるかな…?」
「赤い椿は血を吸い、白い椿は骨を喰らう…。果たして、桃色の椿は何だろうな…?」
「この赤ん坊に目を奪われたな?愚か者め…」
最終更新:2015年04月25日 13:33