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ルームエアコンのガスチャージ(ガス入替え)

UPの目的はあくまで自分のためのメモであり、世間一般の人にDIYでエアコンの工事をすることを推奨するといったことではありません。僕は自分でやるけど、人に勧めるわけではありません。冷媒を大気中に放出してはいけません。犯罪だそうです。

1992年に設置した日立のルームエアコンRAS-50YCX2単相200Vの50型。20年間一度もまともに効いたことがない。エアコンのDIYの終わりの方の動機でも書いたが、何としてもこいつの実力を発揮させてやりたい。このエアコンが日の目を見ること。それだけを目指して、やる!

[方針]

ゲージは、基本的に真空ゲージしか必要ないと思うね。
低圧ゲージはチャージのときにあればいいのかも知れないが、
別になくても、ボンベを直結し、重さを量りながらチャージすればいい。
まして、高圧ゲージは何処で使うかわからん。
多分カーエアコンとか業務用エアコン用だろ。そんなの関係ない。
基本的に、達成計等の圧力でガスの量を判断することはプロでさえ難しい。
また、エアコンが効かない原因がガス量の不足以外にも空気や水分の混入によるものかも知れない。
その場合、圧力を見たところで何もわからない。
本来ならばガスを全部回収し、不純物を取り除き、その量を測り、規定量に達するように補充。
そんなことやってられるか。
全部回収して冷凍サイクル全体を真空引きして新しい冷媒を規定量入れる。
これが一番確実だし冷媒も13kg12500円(送料1000円)で買ったし、いっぱいある。
これを新たに詰め込む。
因みに2015年1月に改めて検索したところ、下の店は12000円送料無料だった。これは安いと思う。
Yahoo!ショッピングでフロンガス等が安い店。

1.ポンプダウン
①連続冷房運転30分以上。これによって圧縮機などを暖めるとサイクル内の冷媒と油が分離し
 て回収しやすくなる。
②エアコン動かしたまま高圧バルブ閉めて約3分間待つ。
 絞り運転する事で冷媒の流速を局所的に上げてやり帰還を強力にできる。(未確認)
③エアコン動かしたまま低圧バルブも閉めてすぐにエアコン止める。
 以上ポンプダウン。コンプレッサーオイル(冷凍機油)も含め、全て室外機に回収できるはず。

2.回収
①ポンプダウンが終了し、エアコンを止めた状態で
 サービスバルブにチャージバルブをつけて虫押しを少しずつ押してみる。
 多分この状態では何も出ない。負圧になっているかも知れないので逆に吸い込むと思う。
 吸い込むようであればすぐに虫押しやめる。空気を吸い込むのは水分が入るので良くない。
 (出るようならもう一度エアコン動かしてポンプダウンもっとやる。)
②もちろんエアコンは止めたままだけど、高圧側バルブを少し開き、恐る恐る出るかどうかためす。
 出たら犯罪なので、業者に依頼して回収してもらう。
③出なかったら、冷媒がなくなっている。低圧側のバルブも開け、それでも出ないことを確認。

3.真空引き
①真空ポンプに真空ゲージを取り付ける。
 マニホールドの下側のポンプにつなぐバルブを下バルブ、
 横のエアコンにつなぐバルブを横バルブと呼ぶことにする。
 下バルブは基本閉めとく。ところで横バルブって意味あんの?原則常に開けときゃいいよ。
 下は閉、横は開。
②ホースをチャージバルブにつなぎ、反対側は真空ゲージの横バルブのところにつなぐ。
 ゲージの下バルブを閉状態で真空ポンプオン。(ポンプの排気キャップ取るの忘れるなよ。)
③はじめは高圧バルブ、低圧バルブ両方閉じた状態で下バルブ開けて配管+内機の中を真空引き。
④完全に引けたと思ったらポンプ動かしたまま下バルブを閉め、音が変わらなければ
 下バルブを閉じたままいったんポンプを止める。無論横バルブは開けたまま。(基本閉じない。)
 しばらく放置し、ゲージを見て上がってくればまた真空引き。水分が入っていると上がる可能性あり。
 注!ポンプ止めた状態で絶対下バルブ開けるべからず。逆流する。
   先にポンプを動かしてから下バルブ開ける。先に下バルブ閉めてからポンプ止める。
 この状態でもちろん漏れがあればいつまでやってもダメ。
 冷凍機油がにじみ出ているところがあれば確実に漏れている。
 その場合はフレア等をやり直して接続部を再接続。
 30分ぐらいでゲージが上がらなければ配管+内機の真空引き完了。
⑤次に外機も真空引きする。ポンプ稼動し下バルブ開け、
 ゲージをにらみながら、ゆっくり高圧バルブを恐る恐る開けて、引く。
 ゲージを見つつ引いては閉じるを繰り返し、ある程度引けたら高圧バルブ全開。グイッと。
 さらに変化なければ低圧バルブも恐る恐る開けて最終的には全開にする。グイッと。
 注!バルブは最終的に中途半端に開けない事。
 グイッと(もちろん限度もんだが)力がかかるまで開けないと、構造上漏れるらしい。
 完全に引けたと思ったらポンプ動かしたまま下バルブを閉め、開いている時と音が変わらなければ
 下バルブを閉じたままいったんポンプを止める。横バルブは開けたまま。
 しばらく放置し、ゲージを見て上がってくればまた真空引き。
 くれぐれも、先にポンプを動かしてから下バルブ開ける。
 これを繰り返し、上がらなくなるまでやる。
 冷凍機油の中に冷媒が溶け込んでいたり、(冷媒が寝るというらしい。)
 冷媒サイクルに水分を含んでいる場合があり、そうなると3~4時間かかることもあるらしい。
 これができれば冷凍サイクル全体の真空引きができたことになる。
 あるのは冷凍機油のみだ。冷媒も空気も水分も全部きれいになくならせて、リセットだ。

4.チャージ!(R22なので気体の状態で充填。R410Aなら必ず液体状態で充填。)
①冷凍サイクルは現在真空状態。冷凍機油のみが入っている状態。
 高圧バルブ、低圧バルブ共に全開状態。(グイッと力を込めて開けないと漏れるらしい。)
 常識的には真空引きの前段階で最初からチャージバルブ直後にクイックカプラーボールバルブや
 バルブ付ホースアダプターといったバルブを付けておいて、真空引きを行い、真空引き完了後、
 そのバルブを閉じ、バルブ直後にガスボンベをつないでチャージする。
 あるいはゲージマニホールドを使えば、真空ポンプもガスボンベも予め全部つないでおいて、
 真空引きやガスチャージはバルブの操作で切り替える。
 配管内が負圧だと虫が効かない可能性があるからこうした器具が必要になる。
 虫ってのは配管内が5気圧とか10気圧とか、でかい正圧になっていて初めてその働きができる。
 自動車のタイヤの虫を考えればわかるでしょ。内部の圧力が高いほど締まるってわけ。
 だから内部が真空だったら、虫のバネの強さにもよるが、チャージバルブの虫押しをやめたところで
 外気が流入して然るべきである。
 しかし、バルブやマニホールドをまた買うとなればまた出費だよ。
 バルブは3000円ほどだけど、いろいろ買ってたらきりがない。
 おらぁ、ここで禁じ手を使う。
 高等技術だが理屈がわかっているから大丈夫なはず。
 「真空ポンプのかわりにガスボンベをつなぐ。」
 なぜ危ないか。へたをすると真空ゲージが壊れるからだ。
 真空ゲージは1気圧でほぼフルスケール。負圧を見るものだ。正圧になると、振り切れる。
 だから、1気圧まで慎重にチャージして、その状態で虫が効くようになるからゲージからボンベをはずし、
 ボンベをチャージバルブにつなぎかえておもむろにチャージすればよいということさ。
 原理さえわかってりゃ大したこっちゃねえ。
 プロでないのにいろんな道具買うのはもういやだよ。
 ガスボンベに真空ゲージつないでガスちょっと小出しにしたけど、できることは確認した。
 これでやったろやないか。
②まず、ガスボンベの重さを例のフィッシングメーターで測っておき、記録する。
③下バルブが閉まった状態で真空ポンプから真空ゲージをはずし、ガスボンベにつなぎ換える。
④下バルブを開けて暫く置き、針が上がらないことを確認。上がったらホースのつなぎ方が悪い。
 また真空引きからやる。
⑤真空計をにらみながらボンベバルブをほんのわずか開けて、ゆっくり振り切れるまで
 チャージする。その日の気圧と同程度か少し高くなるまでチャージする。
⑥チャージバルブの虫押しをやめる。ボンベバルブ、下バルブ共に閉める。要するに全部閉。
⑦ボンベからゲージをはずし、ボンベの重さを測って記録し、
 最初から減った量でどれだけチャージしたのかを把握する。
⑧チャージは冷房運転しながら行なう。エアコンを強制冷房運転し、室外機を回す。
⑨ボンベを直接ホースに付け、チャージバルブ側のホースを緩めてボンベからガスをプシュッと出して
 管内の空気を追い出し、すばやくホースを付ける。
⑩ホースをたるませて影響が出にくいようにしつつフィッシングメーターで重さを測る。
⑪チャージバルブの虫を押し、ボンベのバルブを開けてチャージする。
⑫こまめにバルブを閉じて重さを監視し、⑦でチャージした分と合わせて規定量になったら
 虫押しをやめてボンベをはずす。
⑬確認のため、ボンベの重さを測り、最初から減った量がだいたい規定量になっていれば完了。
 まだなら⑧から繰り返す。
⑭厳密には、プシュッと出した分があるから、減った量は規定量を超えないといけない。
 プシュッが何gになるのかわからんが。

以上が頭でシミュレーションした方針だ。実際にほぼ同じことをやった。
以下の内容である。

エアコンの工事日和。カラッと晴れたいい天気。これでないと。冷凍サイクルに湿気が入ったらいけないのでね。
陸屋根の上においてある外機。20年前のやつだ。

外機の横に冷媒の種類と量が書いてあるはずなのだが、日焼けでまったく判読不能。
メーカーのサービス窓口に電話したら丁寧な女性の方に
「お客様は業者様でいらっしゃいますか?」
と聞かれたので
「業者ではないのですが、ともかく冷媒の種類と量が知りたいんです。」
と言った。
「かしこまりました。少々お待ちください。」
おそらく彼女は自分の裁量で、僕に冷媒の種類と量を教えようと判断した。
やや時間がかかった。数分して、
「お待たせいたしました。冷媒はフロン22で、量は1950gです。」
と、彼女は言った。
僕は礼を言って電話を切った。
物わかりの良い人というのはこういう人のことである。
自分の裁量をどうするかということは、組織に属する人間にとってとても大事な問題だ。
自分なりの、ある種、「ものさし」を持っていなければこうした対応はできない。
何が言いたい?重要なのは「才能」ではなく「ものさし」だということ。

陸屋根の上とあって、直射日光で配管がボロボロだな。これは1992年の新設の状態からではなく
2000年にこの場所に移設してから12年経った状態だ。12年でここまでボロボロになる。まあ、そうかな。

しかし、これ、保護テープがきっちり巻いてないぞ。らせん状に巻いていくわけだけど、間が空いているんだよ。
そして、テープのない間のところが確かにボロボロになっている。幅広の非粘着型のテープでなく普通の
ビニールテープを巻いてあるのだが、どうしてかきっちりではなく、間隔が空いている。まったくもう。
こういう巻き方を間抜けな巻き方と言う。
12年も経てばきっちり巻いてあってもボロボロになるだろう。しかし、銅管が露出するまでにはならんだろう。
業者の名前を出して、誹謗中傷なんてするつもりはさらさらないよ。
しかし、僕がこんな巻き方したら、セントラルサービスのプロ氏は絶対にダメ出しするだろう。
きっちり巻いたところでよけいにかかる手間は10分程度。材料費は100円、200円程度だろう。
なぜそれを惜しむのか。意味がわからない。それによってどれほど信用を失うかということの想像力が無いのか。
10年後のことなんてどうでもいいと考えているのだろう。そう思われても仕方ない。
たかがテープの巻き方でうるさいんだよ、と思われるかも知れない。
でもね、一事が万事なんだ。こういうことが露呈すると、全てが信用できなくなる。
移設してくれた業者については新設した業者に比べてそれほど悪い印象は持っていない。それでさえこんな状態。
僕がエアコン業者不信になる理由の一端だ。わかってもらえるだろうか。

こっちもそんな状態だ。

まず、ポンプダウンですべてを外機に集める。そのために強制冷房運転しないといけない。ところが今は冬。
応急運転しても冷房にならなかった。
再びメーカーのサービス窓口に電話した。今度は男の人。
「お客様は業者様でいらっしゃいますか?」
と聞かれたので
「業者ではないのですが…。」
と言うと、
「サービススイッチの操作につきましては業者の方にしかお教えできないことになっておりまして。」
と言われたので、
「ともかく、すぐに強制冷房運転をしないと面倒なことになるんです。」
と言ったら別の電話番号を案内された。僕は了解し、そちらに電話してサービススイッチの操作方法を聞くと
「折り返しお電話いたしますので、業者様のご名称とお電話番号をお願いいたします。」
と言われたので、もう面倒になって
「○○電気です。電話は075-~-~です。」
と、でっち上げの業者名を言った。
そして、10分後ぐらいに電話がありサービススイッチの場所を教えてもらった。
強制冷房運転って結構マニアックですよ。聞かないとわからない。設置説明書にも書いてなかったしね。

とりあえず、カバーをはずさないといけません。吹き出し口の下にある3本のビスをはずしてカバーを取る。
汚れてます。これは掃除します。この鉄板も取ります。

で、応急運転の右上にあるスライドスイッチが画面中央付近にありますがこれはOFF状態。
これを上にスライドさせると強制冷房ON状態になるのです。こりゃ聞かないとわからんね。

強制冷房状態で、外機のファンも回ってます。この状態で30分放置。

そろそろナットをはずして、高圧バルブと低圧バルブの六角レンチ差込部分を見てみます。

先ずは高圧バルブを閉めにかかります。完全に閉める前に絞り閉めを5分ほどやれば冷媒の流速が上がり、
冷凍機油がより確実に回収できるという話があるのですが、今回は特にやりませんでした。オイ!なんだよ!

高圧バルブをグイッと閉めたらキッチンタイマーを押して3分間待ちます。

3分経ったら低圧バルブをグイッと閉め、すぐに強制冷房スイッチをOFFしに行きます。
あまりモタモタしてるとコンプレッサーに良くないようです。
まあ、そう簡単につぶれるわけでもないでしょうけど…。

サービスバルブにチャージバルブを取り付ける。チャージバルブの上のつまみでサービスバルブの虫を押したり
離したりできます。自動車やバイクのタイヤの空気入れた人ならわかると思いますが、普通のねじ込み式のホースで直接空気入れた場合、はずす時にネジを回しながらもたもたしていると、虫が押されているからプシューと空気が漏れるのです。ささっとできればいいですけどね。簡単確実にやろうと思ったらこのチャージバルブは素人には絶対便利です。
R22チャージバルブ FS-762A-1
チャージバルブは手締めでOKですが素手だと滑るのでゴム手袋してます。これはR-22用。つまみやキャップが灰色。1/4フレアです。R-410A用はピンクで5/16フレア。
R410Aチャージバルブ FS-760A
何で統一せずに変えるんだよ!ボンベもホースも全部そうだ。間違っちゃいけないからか、製造メーカーが売るために意図的に変えたのか。素人が手を出しにくいようにするためか。もういい。買ったよ。どっちも買えばいいんでしょ。またそのうちR-410Aよりさらに新しい冷媒になるんだろな。
そしたらまた接続ネジの規格変えるんだろな。イタチごっこだ。

バルブの口を指で押えて、恐る恐る虫を押してみる。出たらポンプダウンが不完全。ちゃんとできてたら、
負圧で吸い付くはず。コンプレッサーが低圧側から引いてたはずなのでね。で、結果は吸い付いた。
まあ、ポンプダウンはうまく行っている。湿気などが入るといけないので再び虫を離して真空ポンプつなぎ、
配管+内機の真空引きのあと放置して漏れがないことを確認。

さて、ここでポンプダウンして外機に冷媒を集めたのだが、本当に冷媒があれば業者を呼んで回収してもらうしかない。回収セットを買えば20万ぐらいかかるし。空気中に放出すればフロン回収・破壊法により、1 年以下の懲役又は50万円以下の罰金となる。
恐る恐る高圧側のバルブを開けた後、チャージバルブを開けると、一瞬プシュッといった後、音がなくなった。ガス無いよ。
最終的に高圧バルブも低圧バルブも全開。ここは、まあ、そういうことで。

さて、チャージバルブに真空ポンプをつなぎ、真空引きする。
真空ポンプはどうせならツーステージで。
このポンプ、重いけど丈夫な感じで僕は気に入っている。送料無料なのでモノタロウで買った。1万円以下のもあるみたいだけど、それはどうなんでしょう。安すぎないか?
ツーステージ真空ポンプ
意外に高いのがバルブとマニホールドと真空ケージのセット。なぜかキットと言う。
これは買わないとどうしようもない。真空ポンプとの接続には必要ならばアダプタを使う。
TASCO 真空ゲージキット TA142VK-2
真空ゲージキットのバルブの呼び方…横に付いている黄色いボールバルブを横バルブと呼ぶことにする。
下についている黒いバルブを下バルブと呼ぶことにする。
基本的に横バルブは開けっ放し。(いらんがな。)下バルブはポンプが動いている時以外常に閉める。

「下は閉める」

と覚えておけば間違いない。
「真空ポンプを動かしてから、下バルブを開ける。下バルブを閉じてから真空ポンプを止める。」
これのくりかえし。
なかなか真空にならない。15分ほど引いたらポンプを休ませよう。
冷凍機油に冷媒が溶けて眠っているのか、水分が入っているのか、ある程度まで引けたところで下バルブを閉め、ポンプを止め、1時間ほど放置するとまた圧力が上がっている。しかしもれているわけではない。
高圧バルブと低圧バルブを閉めて、配管+内機の真空引きをして放置した時は、圧力は上がらなかったしね。
結局引いては放置を繰り返し、午後2時ごろから5時頃までやったがまだ不完全。今日は日没終了。
実際には、何かのたびに懐中電灯持って真空引きをやりに行った。
飯食って真空引き、風呂入って真空引き、寝る前も真空引き。
放置するたびにそれほど圧力が上がらなくなってきた。最終的にはほぼ真空。この状態で一晩放置。

一晩放置した、あくる朝の状態。ほとんど上がってませんね。いくらなんでも、もういいだろう。
この辺は素人の強みというか、丸1日かけて真空引きだ。

念のため、最後にもう一度真空引きした。
ポンプを動かしながら下バルブを開けたり閉めたりしてもほとんど音が変わらなくなった。
下バルブを閉め、ポンプを止めて1時間放置したが針は上がらなかった。
OK。これで、冷凍機油以外何も入っていない。水分も何もない。完全にリセットできた。

さて、チャージだ。フィッシングスケールで新品のボンベの重さを測る。スケールはやぐらを組んで吊るした。
15.62kgかな。
でかいボンベヤフオク!で買った。acoret303という人がフロンガスなど、エアコンの消耗品をたくさん出品している。
ヤフオク!acoret303さんのエアコン消耗品出品リスト

次に、ちょっと特殊なことをやります。
真空ポンプの代わりにボンベを繋いで1気圧までチャージする。
でないと、チャージバルブで虫押しをやめても中が真空だったら空気を吸い込んでしまうような気がするんで。
虫のバネが十分強ければ大丈夫なんでしょうけど、せっかく時間をかけて真空引きしたんだから、
万全を期しましょう。
ボンベに真空ゲージを繋ぎ、ボンベのバルブを開け、ゲージの下バルブをじわじわとものすごいゆっくり
おそるおそる開ける。ガスがピューッと入っていくと気圧がピューッと上がる。
ガツンと針が振り切れないように極めて慎重に下バルブを操作してゼロのメモリをほんのちょっと
越えるぐらい(丁度外気圧と同じになるようなところ)で下バルブを閉める。

ボンベのバルブを閉めてチャージバルブも閉じてゲージをはずし、ボンベの重さを測り、1気圧までチャージした段階で何g冷媒が入ったかを把握する。40gだった。だから、規定量まではあと1910g入れればいい。
横バルブのホースをはずし、すばやくそのホースをボンベに直接繋ぐ。
この間、プシュッという音がしたらホースの中に空気が入ったことになるのでチャージバルブをつないでいる側のホースをはずしボンベのバルブを少し開いてプシュッとガスを出して空気を追い出し、すぐにまたチャージバルブに繋ぐ。
しかし、実際にはうまく気圧が合っていたらしく、まったく音がしなかったのでホースの中に空気が入ったとは思えなかったので追い出しの操作はしていない。
この状態で、チャージする前の重さを測っておく。必ず。
TARE機能もあるが、暫く操作しなかったら消えちゃうので、絶対的な重さを測っておかないとだめ。
でないと突然表示が消えて、どうすればいいかわからなくなる。パニクるぜ。
強制冷房運転しながらボンベのバルブを開け、チャージする。冷房しないとコンプレッサーが引かないから、チャージできないよ。最初のうちは勢いよく入りすぎないように抑え気味で入れる。あとはフィッシングスケールで重さを測りながら規定量になるまで入れればよいのだ。しかし、規定量近くになるとだんだん遅くなってくる。何しろ冬場なんでね。そういう時はドライヤーでボンベをあっためてやれば徐々に入っていく。
しかし、このフィッシングスケール、役に立ったよ。777円で十分な働きをしてくれた。
きっちり1950g入れました。最小メモリが10gなので±5g程度の誤差はあるでしょうけどね。
ところで、ガスチャージは液体の状態で行なうというのが一般的になっている。R410Aの場合は冷媒が混合されており、沸点が違うので気体の状態だと沸点の低い方の冷媒が先に充填されてしまうのでNG。そのため、R410Aのボンベにはサイフォン管が付いており、底にたまった液体を充填できるようになっている。しかし、R22は一種類の冷媒なので気体で充填しようが液体で充填しようがどちらでもかまわない。ボンベには普通サイフォン管も付いていないので液体で充填するにはボンベを逆さまにしなければならない。冷媒が残り少なくなってきたり、速く充填する必要があったり、冬場などなかなか充填できない場合は液体の状態で充填するのも良いかも知れないが、事情が許すならばボンベを普通に立ててゆっくりじっくり気体の状態で充填すれば良いと思う。少なくとも僕は新品のボンベではあったがかなり寒い日でもそうやって充填できた。

この記事を書いたときは無かったが2015年1月現在、アマゾンで検索すると、1g単位で20kg程度まで計れるキッチンスケールが数種類出ていた。2,3千円するがこの方がいいかな。
1g単位で20kgとか計れる安いデジタルスケール
多少足りないのは問題無いらしい。多すぎるのは絶対ダメらしい。その辺を考慮して、オーバーしないようにチャージしましょう。オーバーしたらどれだけ出したらいいかわからないので。あと、空気中に出したら犯罪だし。28型ぐらいまでなら外機ごとフィッシングスケールに吊って測る事もできるかもしれないが、配管の接続をしていたら誤差も多いだろうし無理あるかな。

チャージが終わって、ホースやチャージバルブをはずし、強制冷房運転している内機のところに行った。
石油ファンヒーターで暖房していたがものすごい冷気が内機から出てきていた。吹き出し口温度を測定すると2℃。冷蔵庫より低い。吸い込みは18℃ぐらいだった。冷えている。この風量でこの温度差。これまでには無かった。間違いない。確実に冷えている。いまだかつてない冷え方だ。でも、冬だからよくわからない。
強制冷房運転をやめて、すべてを片付け、フィルターなども掃除して、リモコンで今度は、暖房しようとしたら、なんと、リモコンが効かない。えっ!表示は一応出ている。携帯のカメラでリモコンの発光部を見ると全然光っていない。内機本体の受光部の故障でないだけまだましか。
一難去ってまた一難。かんべんしてくれよ。たのむよ。
リモコン分解したら何か怪しいところが…。

何か、コーヒーでもこぼしたのか、さびてるな。
しかし、20年前のものとは言えチップ部品。半田ごてを当てて治そうとしたがうまくいかない。それどころか、しつこく当てていたらいつの間にか抵抗がなくなっているではないか!どこ探してもない。もう無理。
万事休す。
ネットでリモコン探したら¥7140。はあ?高いじゃないですか。これはないだろ。真空ゲージキット並みじゃないか。それは買う気しません。値打ちがない。
でも、リモコン無かったら応急運転だけだ。それはあまりに不便。温度設定すらできない。自動運転のみ。そりゃないよ。
汎用リモコンが使えるんじゃないかと思って、コーナンやD2に行った。OHMやら、ELPAやらであるにはあったが、1980円。微妙な値段。高くはないけど安くもないな。しかも日立は1994年から対応と書いてある。多分動くだろうけど、不安もあるし、やめた。

そんな中、アマゾンで超安いやつ見つけた。500円代から。フィッシングスケールといい、リモコンといい、こういうのは値打ちあるね。
各社共通1000種対応 エアコン用ユニバーサルマルチリモコン 自動検索機能も搭載!!
大丈夫?
SETボタンを長押ししたらマニュアル設定モードになり、温度調節ボタンで番号を選ぶ。日立は640番からだった。ひとつずつOKボタンを押して、本体が反応するかどうか調べる。
640、反応なし、641、反応なし、642、反応なし、おい!だいじょうぶかよ!
ひやひやしたが、646で見事に反応!やったー!これでリモコン操作OK。使える!
amazonのエアコン用マルチリモコン

ニューロファジーとかできるのかどうか知らないが、もともとやったこともないし、どうでもいいさ。
ためしに暖房運転で27℃に設定したら吹き出し口温度は48℃。吸い込み口は20℃ほど。
しばらくやってたら汗ばんできた。すげー!いまだかつて、こんなに効いたことは一度もなかった。完全だ。
復活ではない。今、初めてこのエアコンは正常に動くようになった。20年目にしてようやく設置完了!めでたし、めでたし。チョーキモチイイ(古いか)だからDIYは止められない。
来年の夏が楽しみだ。どれだけ冷えるかね。またレポートします。

もちろんですけど、外機の配管保護テープ、やりなおしておきましたよ!素人の僕がやっても10分の仕事だ。

もうエアコンは、新設もメンテも一生全部絶対自分でやる。納得でうまくいったらこんなにうれしいことはない。うまくいかなかっても自分のせいだ。失敗しても捨てる。他人(ひと)のせいにはできない。自分でやったら文句ない。精神安定上それが良い。

2013年5月13日
そろそろ暑くなりそうなので昨日からこのエアコンのブレーカーを入れておいた。今日は30度まで気温が上がった。屋根裏部屋はおそらく35度ぐらいあるだろう。
冷房運転した。結果、
ひえーーー!冷え冷えだ。さすが50型。感慨無量。買ってから20年以上経ってやっとこのエアコンの真価を発揮させることができた。このエアコンからこれほどの冷気が出るのは初めてだ。このエアコンはすごいエアコンだったんだ。やっと本来の能力を出してくれた。捨てなくて良かった。