独自ドメインでGmailを使うZoneeditのMXレコード設定メモ

 2011年7月18日海の日なのにこんなの書いてる。
 いるか喫茶バーのホームページは独自ドメイン(irukakissa.com)をGoDaddyで取ってWindows Xpの自宅WEBサーバーで運用している。ど素人だ。IPは固定ではないので、ZoneEditをDDNSにしている。
 自宅サーバーは専らWEBサーバーのみで、メールサーバーはもちろん、FTPサーバーにすらしていない。いろいろポートを空けるとメンテナンスが大変だと思うので。自宅サーバーを立ち上げた当初はうれしがって、メールサーバーも一応動かしたが、あっという間に踏み台にされたり、大量のスパムを食らわされたりで全くやる気をなくした。方法はいろいろあるのだろうが、そういうのをこつこつやるのがどうも億劫でWEBメールに頼っている。特にGmailは容量が多く、スパム対策を勝手にやってくれるのが便利。こんなサービスが無料なのに、自前のメールサーバーを手間ひまかけて運用するなんて考えられない。
 ただ、せっかく独自ドメインを持っているのにメールアドレスがWEBメールではカッコつかない。カッコだけの問題なんだけどね。でも、Google AppsというWEB上のソフトのようなものを使うと、Gmailのメールサーバーが独自ドメインで使えるのだ。そんなの知らなかったの?なんて笑われそうだけど、これ、僕は知ってたけど、お金がかかると思っていた。それは、Google Apps for Business であって、Google Apps は無料で10個まで独自ドメインのアドレスが作れる。それは十分だ。何か、Google依存症にされてしまいそうな予感もするが、これはおいしい話だろう。
 Windows Xp 自宅サーバーという環境で、ホームページでメールフォームを設置したときに、sendmailが使えない。(使えるけどとても高いので実際使えない。)sendmaneという方法もあるが、これも著作権の問題が完全にクリアできていない。でも、いい方法があった。


これは便利。PHPとHTMLなので、何を書いてあるか何となくわかるし、自分のホームページとの相性がいい。SQLiteをはじめとして、PHPを多用しているからだ。(PHPとPerlのCgiはどうも相性がよくない。共存させる技術が僕にはない。)それに、カスタマイズがとてもやりやすい。汎用性があるというのか。htmlのところをちょちょっと変えるだけでOKだ。しかも、外部のSMTPサーバーが使えるから、自前のメールサーバーどころかsendmailさえも用意しなくてよい。これは、大きいメリット。これはすごい。これはおいしい。メールフォームの受け取りアドレスと自動返信のアドレスとをGmailの独自ドメインのメールアドレスにしておけば、相手の人にとっては僕が自前のメールサーバーでやっているのと区別できないはず。

話を元に戻して、Gmailで独自ドメインのメールアドレスアドレスを取得できるのはGoogle Appsだ。


 ここから今すぐ開始をクリックして、あとはウィザードに従ってセットアップすればできる。


 しかし、ZoneEditのWEBページが最近リニューアルしていて、MXレコードの設定方法が2011年7月18日現在Googleのウィザードではそれに対応していない。古いZoneEditのWEBページの場合の説明になっている。それで、どう書いたらいいのか多少迷ったのでメモっておく。
 とにかく、ZoneEditの設定例は「はあ?」という感じで全く意味不明なので適当だけど、Yahoo!SmallBusiness の設定例を参考にしてそれを書いた。
Priority (優先値) メールサーバー ホスト名
10 ASPMX.L.GOOGLE.COM
20 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM
30 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM
40 ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM
50 ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM
60 ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM
70 ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM
 サブドメイン欄は@、TTLは300。
 はっきり言って当てずっぽう。WEBでいろいろ調べても載ってないし、うまくいくかどうかも最大48時間待たされるので結果がなかなかわからなかったが、まあ、これでうまくいった。
 なお、メールサーバー名の末尾にピリオドは書いていないがこれでよかった。
 これだけで、Gmailのメールサーバーが使えて、10個の独自ドメインのメールアドレスが無料で使える!いやあこれはおいしいお話です。もちろん独自ドメインの維持にはお金が必要ですけどね。Godaddyで年間900円ぐらい。お名前.com と同じくらいかな。いずれにしろ10年ほど前と比べて随分安上がりになった。




ZoneEditのMXレコードにグーグルのメールサーバーを登録したということでよろしいと思いますが、しかーし、これ、携帯のメールが受信できないです。ドコモとか。
よくわからんのですが。
それで、日本のMyDNS私的DDNSというダイナミックDNSもZoneEditと同時にやっているのだが、そちらのMXレコードに
ASPMX.L.GOOGLE.COM
と書いたら、なんと、解決しました。
よくわからんですけど、携帯メールは日本のDDNSでないとだめなのかな。
最終更新:2011年10月23日 22:09