■2011年の「このミステリーがすごい!」に基づくベスト10
第1位・・・★おすすめのミステリー小説「悪の教典」貴志 祐介
●このミステリーがすごい(2011年)
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第1位「悪の教典」貴志 祐介 (著)
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──
ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。
●2010年度「このミステリーがすごい!」第1位
●「週刊文春ミステリーベスト10」第1位
●第1回山田風太郎賞
学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。
ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。
イケメンで語学堪能。格闘技を含むスポーツもでき頭脳は明晰。こんなハスミンが人を殺しまくる。
なぜ彼はクラスを支配しようとしたのか、全くわからない。
けど下巻後半の暴走状態にハスミンを何故か応援していた。
うまく逃げられますように、みんなが死にますようにって(笑)。
こんな私は大藪春彦のファンだったりする。
この下巻の後半部分はデビュー作の「黒い家」のクライマックスを彷彿とさせる。
主人公への共感を得る人がほとんどいないだろうから、かなり賛否両論が出るだろうなって思った。
個人的には花丸なんだが。
最終更新:2011年01月02日 15:19