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涼宮ハルヒの経営I 仮説4 タイムスリップ直後

最終更新:

hiroki2008

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仮説4 タイムスリップ直後

使うのを忘れいていたシーン
ハルヒと古泉と長門にはそれぞれ時差を置いて遭遇したので使えなくなった



「じゃ朝比奈さんのタイムトラベルで帰りましょうか」
俺は朝比奈さんの顔を見た。朝比奈さんの柔らかな表情が突然固くなり、真っ青になった。
「どうしました」
「TPDDがないわ。壊れちゃいました。未来と通信もできないわ」
「ええっ、そんな」
朝比奈さんは前にも一度なくしたことがある。あれは壊れたんじゃなくて自分に取り上げられたのだったが。
「壊れるって、機械やらモノじゃなくて概念みたいなものなんだと言ってませんでした?」
「そうなんだけど、現に使えなくなっちゃってるの」
「自己修復機能みたいなのはないんですか」
「それもだめみたい。もう帰れないわ」
朝比奈さんはホロホロと涙を流した。(小)ならまだしも、大人の朝比奈さんが泣き出すことがあるなんて思ってもいなかった。
「みくるちゃん大丈夫?キョンにいじめられたの?」
おいおい、そこでなんで俺なんだ。
「ありがとう涼宮さん。大丈夫……」
俺は朝比奈さんをハルヒに任せて、残る二人と協議した。
「困りましたね。朝比奈さんはいざってときの保険だったんですが」
人をアフラックみたいに言うな。そもそもお前の超能力が放射能みたいに漏れたからだろう。
「長門、なんとかならないか」
「……TPDDには大きく二つの要素があり、意識レベルの概念とナノマシンで構成される。主要な概念の部分が破壊されれば修復は無理」
「つまりは忘れちゃったってことなのか」
「……そう。さきほどのオーバーロードが要因」
やれやれ、こっちも過負荷か。落雷で開拓時代に飛んだり、タイムマシンってのはエネルギーにシビアなんだな。
「そもそも時間移動は空間のエネルギーを歪ませてるので当然かもしれません。防止策も要検討ですね」
古泉が腕を組んで思案げに言った。そうだな、帰ったら事故対策も考えないとな。突発的なタイムスリップにそう何度も付き合わされるのは身が持たん。
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