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hiroki2008

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長門「明日・・・デート」
朝倉「あら素敵じゃないの。キョン君と?」
長門「コンピ研部長」
朝倉「お似合いだと思うわ。長門さんにもやっと春がやってきたって感じねぇ」
長門「めし、たのむ」
朝倉「彼とならそうね。日本橋の電気街じゃいいんじゃないかしら。
    梅田のビックカメラもいいかもしれないわねぇ。
    最近増えてきたっていうアニメショップなんかお似合いじゃない。
    わたしたちのフィギュアを買い占めたりしちゃって(ウフッ」
長門「アニメショップは・・・ユニーク」
朝倉「喜緑さん、どうしたの?」
喜緑「い、いえいえなんでもないの」

微笑みながらUSJのチケットを握り締める喜緑さん

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長門「帰った」
朝倉「おかえりなさい長門さん。初デートはどうだったかしら?」
長門「映画見て電気街を2周。食事して終わった」
朝倉「えらくあっさりしたもんね。まあ彼らしいといえばそうかもねえ」
長門「・・・そう」

喜緑「長門さん。わたしからのこれプレゼント」
朝倉「えっ、なになに」
長門「///」

喜緑の手にあったのは恋愛レクチャー本
http://www.amazon.co.jp/dp/4569663885/

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朝倉「ねえねえ長門さん。最近彼氏とはどうなのよ」
長門「特に進展はない」
朝倉「じゃあわたしが男連れてくるからダブルデートしましょうよ。それがいいわ」
長門「・・・そう」
朝倉「そうね。バカの谷口は雰囲気壊すから、むっつり国木田で我慢しましょうか」

朝倉「あらごめんなさい。喜緑さんのこと忘れてたわ。あなた、彼氏とかいたかしら?」
喜緑「いえいえ。気にしないで行ってきていいのよ」

笑顔で涙ぐんでいる喜緑さん

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朝倉「今度彼氏を長門さんの部屋に招待しましょうよ」
長門「・・・おそらく、彼は動揺する可能性が高い」
朝倉「あら、夕飯をみんなで食べるだけよ。いいわよね、喜緑さん」
喜緑「ええ、もちろん賛成ですわ」
朝倉「牡蠣ナベとかどうかしら。スッポン料理もいいかしらねえ
   隠し味にまむしドリンクとか仕込んでみようかしら・・・。
   彼氏、ちょっと頼りなさそうだからスタミナつけてあげないとね」
朝倉「その後彼氏とふたりっきりにしてあげるから(ウフッ」
長門「(///)」

青筋立てている無言で笑顔の喜緑さん

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部長氏を招いての団欒
部長氏「いやぁ、長門さんってきれいなお姉さんが二人もいてうらやましいなぁアハハハ」
朝倉「やだ部長さんったら、口がお上手なんだからオホホホ」
喜緑 終始笑顔

長門「スッポン鍋・・・おいしいかった」
朝倉「わたしたちはそろそろおいとまするわ。じゃ。長門さん、あとはお願いね(ウインク」

朝倉「喜緑さん・・なんだかこう・・・ムラムラしない?」
喜緑「だ・・だめよ朝倉さんわたしたちはそんな関係じゃ」

やたら息の荒い喜緑さん

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朝倉「ごめんなさい国木田が来るはずだったんだけど、来れなくなっちゃったの」
部長氏「そうなんですか。残念です」
朝倉「代わりにといってはなんだけど、喜緑さんが同伴してるから」
部長氏「これはスバラシイ、両手に抱えきれないほどの花束ですよアハハハ」
朝倉「部長さんったら口がお上手なんだからオホホホ」
喜緑 。o○(わたしは国木田の代役?#)

朝倉「じゃあ、わたしたちは先に帰るわね。長門さん、ゆっくり楽しんできて」
長門「・・・分かった」
朝倉「ちょっと、長門さん耳貸して(ボソボソ」
長門「////(汗」

喜緑「さっき何を耳打ちしてたの?」
朝倉「このまままっすぐ行くとラブホ街だって教えといたの」
喜緑 「・・・(ゴゴゴゴ」

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喜緑「朝倉さん、ちょっと話があるんですけど」
朝倉「なにかしら?」
喜緑「長門さんをそそのかすのやめていただけません?仮にも女子高生なんですから」
朝倉「あら、古いこと言うのね。最近の女子高生は進んでるのよ」
喜緑「そうかもしれませんが程度をわきまえてほしいんです」
朝倉「あなた、部長さんを取られたから妬いてるのね」
喜緑「ちっちがうんだから!!」

朝倉「いま・・・別のキャラが混じってなかった?」
喜緑「////」

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いいわ・・・長門さん、あなたの貞操はわたしが守る。
朝倉エロ子なんてあてにできないわ。

部長氏「・・・有希、今日こそはいいよね?」
長門「///(コクリ)」

部長氏「あれ、ラブホ満員か」
部長氏「あれれここもか」
部長氏「ここは工事中?」

部長氏「ラブホなんて庶民くさいこと考えてたのがいけなかったんだ。。
    有希、日航ホテルにしよう。あそこなら窓から見渡す夜景がきれいだ。
    今日は外泊でいいよね?」
長門「///(コクリ)」

部長氏「いやぁ思ったよりゴーシャスでいい部屋だね」

喜緑「ルームサービスです♪」

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朝倉「長門さん、彼とはデートどうだった?」
長門「なにも。通常どおり」
朝倉「ホテル泊まったんでしょ。ちゃーんと知ってるんだから」
長門「部長氏は・・・腹痛を訴えてそのまま病院」
朝倉「なんてこと・・・日のめぐりが悪かったのねきっと」

知らぬ存ぜぬ顔で口笛を吹いてる喜緑さん(手には下剤の瓶

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朝倉「喜緑さん、あなた他人の恋愛を邪魔してるでしょう」
喜緑「いいえ。不純な異性交遊を阻止しようとしているだけですわ」
朝倉「彼女は今シアワセの真っ最中にいるのよ。それを邪魔する気?」
喜緑「そんなつもりは・・・」
朝倉「あなた、人の恋愛に首を突っ込んでないで自分はどうなの」
喜緑「あなたにそんなことを言われる筋合いはありませんわ」

長門「二人の争点が分からない・・・」
朝倉・喜緑「いえいえ、なんでもないのよ。ちょっとした行き違い(汗」
長門「・・・そう」

にらみ合う朝倉と喜緑 (ゴゴゴゴゴ
長門「この位相空間はなに・・・」

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朝倉「もしもし古泉君?あなたとはあまり面識はなかったけど、折り入ってお願いがあるの
   迷惑ならそう言ってくれてかまわないから」
古泉「いいんですよ。どうせこのスレでは僕は端役ですから」
朝倉「あとでちゃんと埋め合わせするから。お願い」

朝倉「喜緑さん、あなたに花束が届いてるわよ」
喜緑「ええっ!誰からですの?」
朝倉「さあ。自分で確かめてみたら?」
喜緑「これ・・・生徒会長(///」
朝倉「素敵じゃない。さっそくお礼の電話しないといけないわよね」
喜緑「そ・・・そんな急に言われても」
朝倉「さっさと電話しちゃいなさい。ほら、番号押したから」

電話しながら冷や汗の喜緑

自失呆然とする喜緑
ほくそえむ朝倉 。oO(イチコロですわ)

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長門「過去72時間において、喜緑江美里を見ていない」
朝倉「あれからずっと外泊よ(ため息」
長門「そ・・・そう(///」

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朝倉「あら、今日はデートじゃないの?」
長門「・・・キャンセルした」
朝倉「どうしたの?部長氏と何かあったの?」
長門「なにも」
朝倉「その顔はなにかあったって顔だわ」
長門「ただ・・・退屈」
朝倉「うまくいってると思ってたのにねぇ」
長門「部長氏は・・・パソコンとテクノロジーの話しかしない」
朝倉「恋愛してるのにそれは致命的ね」
長門「わたしの書いたプログラムを誉める。でもわたしはコンピュータじゃない」
朝倉「うーん・・・困ったわね」
長門「わたしはもっと・・・人間特有の感情を持ちたい(涙」
朝倉「分かるわ(ヨシヨシ。どうしたらいいと思う、喜緑さん?」

蚊帳の外で夢見ごこちの喜緑さん

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番外編

古泉「喜緑さん、すいません言い忘れていたことが」
喜緑「なんでしょうか?」
古泉「会長って実は浮気性なんです。なまじ顔がいいことが災いしてか
    今までドロ沼の恋愛沙汰ばかり起こしてるんです」
喜緑「そうなんですか。悪い虫は取っておきますから大丈夫ですよ」
古泉「余裕ですね喜緑さんは。安心しました」

会長「転校生にかわいい子がフガフガ・・・えっと何言おうとしてたんだ俺」
喜緑「明日の執行部ミーティングの話でしたわ」
会長「ああ、そうだったね」

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朝倉「長門さんが悩んでるみたい」
喜緑「これというのも女の気持ちを理解しない男が多いからですわ」
朝倉「わたしが彼にビシッと言ってあげるわ」
長門「それは・・・やめて」
朝倉「じゃあ長門さんが自分で言う?」
長門「それは・・・言語ではうまく表現できない」

朝倉「じゃあわたしが話つけてくるわ」
喜緑「朝倉さん待って・・・」
朝倉「大丈夫よ。女心というものを教えるだけだから」
喜緑「そのポケットに入ってるミリタリナイフ、置いていきなさいね」
朝倉「///」

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朝倉「・・・というわけなのよね」
部長氏「そうだったのかい?僕はてっきり有希もコンピュータヲタクかと思ってたのに」
朝倉「あのね。趣味と恋愛は別。長門さんは甘い恋がしたいのよ」
部長氏「うーむ。気が付かなくてすまない」
朝倉「わたしに謝ってもしょうがないわ。本人に言わないと」
部長氏「あ、ああ。ちょっと電話してくるよ」
朝倉「だめ、直接会いに行って」
部長氏「そうだね。分かった」

部長氏「朝倉さん」
朝倉「なに?」
部長氏「ありがとう。本当にいい親友だね。長門さんがそう言ってたよ」

朝倉「・・・」

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二人とも片付いちゃったし。やれやれだわね。
なんだかんだ言ってもアンドロイドは彼氏がいたほうが安定するわよね。

わたしは・・・情報統合思念体に帰るかな。昇進したらパトロンになれるわけだしね。
いい子見つけて手足のようにこき使ってあげるわ(フフッ

長門「サプライズ・・・」∠プスッ
朝倉「なにかしらこの季節はずれのクリスマスみたいな飾り付けは」
喜緑「朝倉さん、ひとりだけ帰っちゃうなんてだめよ」
長門「わたしには・・・あなたが必要」

今日は、わたしの4度目の誕生日。
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