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4eディレクター

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gigadanba2

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■ビホルダーキン、ディレクター(BEHOLDER-KIN、DIRECTOR)

はるか昔、強力なアルティメット・タイラントらが奴隷として、自分たちに良く似た眷属を作り出した。それがビホルダーキンである。


【ディレクター】

ディレクター(指示者)は、ビホルダーキンの一種である。キチン質のプレート状の鱗に覆われた緑色の球体で、中央にひとつの目玉、その下に針のような牙が無数に生えた口がついている。頭頂部に6本の触手があり、その先に小さな目玉がついている。手足はなく、体の下に3本の触手が生えている。
この触手を使用して、大型の昆虫に騎乗する事ができる。


レベル12 砲撃役
大型・異形・魔獣
XP700

イニシアチブ +12
感覚〈知覚〉+10;暗視、全周囲視界
hp:97 重傷値:48
AC24;頑健23、反応25、意志23;セントラル・アイも参照のこと
移動速度:飛行4(ホバリング)

[近接基礎]バイト/噛みつき(標準;無限回)
 +19対AC;1d8+1ダメージ。

[近接]テンタクルズ/触手(マイナー;無限回)
 間合い2;+19対AC;1d6+1ダメージ。

●セントラル・アイ/中央の目(マイナー;再チャージ3-6)◆[力場]
 ディレクターの中央の目は、周囲に透明な力場バリアーを発生させる。ディレクターの次のターンの開始時まで、ディレクターとその乗騎クリーチャーのACと反応防御値に+4のボーナスを与える。

[遠隔]アイ・レイズ/目の光線発射(標準;無限回)◆本文参照
 ディレクターは以下のリストから選択した1つのアイ・レイ/目の光線パワーを使用する。アイ・レイズパワーの使用(および各アイ・レイパワーの使用)は機会攻撃を誘発しない。
 1-バーニング・レイ/燃焼光線([火]):遠隔8;+17対反応;2d8+6の[火]ダメージ。
 2-フォース・ミサイル/力場の矢([力場]):遠隔8;+17対反応;2d6+6の[力場]ダメージ、目標は3マス押しやられ、転倒して伏せ状態となる。
 3-フリージング・レイ/冷凍光線([冷気]):遠隔8;+17対反応;2d6+6の[冷気]ダメージ、目標は減速状態となる(セーヴ・終了)。
 4-ウィザリング・レイ/衰弱光線([死霊]):遠隔8;+17対頑健;1d8+6の[死霊]ダメージ、目標は継続的[死霊]ダメージ10(セーヴ・終了)。 

●ヴァーミンボンド/蟲との接合
 ディレクターはクロウラー(またはサイズ分類“大型”で、レベル12以下で、知力2以下の野獣)に“騎乗”する事ができる。
 この騎乗は触手を使った物理的な接合であり、決して落馬することは無い。騎乗を解除しない限り、ディレクターは飛行できない。
 イニシアチブ値は同じ値(どちらか高い方)になり、1個のクリーチャーとして行動する(乗騎の移動アクション後、ディレクターの標準アクション、その後乗騎の標準アクション…といった事ができる)。
 通常の騎乗とは異なり、ディレクターと乗騎クリーチャーはそれぞれ完全なアクション(標準アクション、移動アクション、マイナー・アクションを1回ずつ)をとることができる。
 騎乗中、両者のヒット・ポイント値は合計され、両者に対する攻撃は常に合計値を減少させる。合計されたヒット・ポイントが0になった時点でディレクターと乗騎クリーチャーは同時に破壊される。
 この能力で騎乗した際、あたかも友好的な乗り手であるかのように、乗騎クリーチャーが持つ[乗騎]キーワードのパワーを使用する事ができる。

属性:
言語:深淵語
【筋】12(+7) 【敏】23(+12)【判】12(+7)
【耐】19(+10)【知】12(+7) 【魅】19(+10)

■ディレクターの戦術
ディレクターは通常、ヴァーミンボンドのパワーを使用し、クロウラー(後述)か、他の野獣に騎乗した状態で遭遇する。
戦闘時は乗騎クリーチャーの機動力と直接攻撃力を活かしつつ、自身はセントラル・アイで身を守り、アイ・レイズを放ち、さらにテンタクルズの攻撃も行なう。


【クロウラー(CRAWLER)】

クロウラーはムカデと蜘蛛の間の子のような姿をした巨大昆虫で、10本の足と長い2本の触覚、大きなアゴを持つ。主にディレクターの騎乗用に使用される。

レベル12 遊撃役
大型・異形・野獣(乗騎、スパイダー)
XP700

イニシアチブ +14
感覚 〈知覚〉+16;暗視
hp:123 重傷値:61
AC26;頑健22、反応25、意志20
移動速度:8 登攀8(蜘蛛歩き);アベレイションズ・ギャロップも参照のこと

[近接基礎]バイト/噛みつき(標準;無限回)◆[毒]
 間合い2;+20対AC;2d8+5ダメージ、目標は減速状態になる(セーヴ・終了)
 セーヴ失敗・1回目:目標は2d6点の[毒]ダメージを受け、減速状態の代わりに動けない状態となる(セーヴ・終了)。

[近接]モバイル・メレー・アタック/機動二連近接攻撃(標準;無限回)
 クロウラーは4マスまでの移動を行い、かつその移動の途中の任意の時点で1回の近接基礎攻撃を行なうことができる。このクロウラーは攻撃した目標から移動して離れる際に機会攻撃を誘発しない。

●アベレイションズ・ギャロップ/異形のギャロップ(レベル12以上の友好的な乗り手が騎乗している時;無限回)◆[乗騎]
 クロウラーは移動する際、通常の移動の代わりに、3マスのシフトを行なう事ができる。

属性:無属性
言語: なし
【筋】18(+10)【敏】22(+12)【判】13(+7)
【耐】19(+10)【知】2(+2)  【魅】3(+2)

■クロウラーの戦術
野生のクロウラーは獲物を見つけると、モバイル・メレー・アタックバイト攻撃を行い、敵を苦しめる。
乗騎としては、アベレイションズ・ギャロップを使用し、変則的な動きで敵を惑わせる。


■ディレクターに関する知識
〈地下探検〉判定に成功したキャラクターは以下の情報を知っていることになる。
難易度18:ディレクターはアンダーダーク等にあるビホルダーの都市の警備を行っている事が多い。彼らはビホルダーの都市の騎兵隊として働く。
難易度23:クロウラーはビホルダー達によって改造された巨大な昆虫のクリーチャーである。主にディレクターの乗騎として働くが、一部の個体は逃げ出して野生化している。


■遭遇グループ
ディレクターはほぼ間違いなくクローラー等の乗騎クリーチャーと共に出現する。他のビホルダーや、異形の力に魅せられた定命の術者の護衛として働いている事がある。

レベル13遭遇(XP4400)
◆ディレクター(レベル12 砲撃役)2体
◆クロウラー(レベル12 遊撃役)2体
◆ビホルダー・アイ・オヴ・フレイム(MM レベル13 精鋭 砲撃役)1体


■制作イメージ
3.5版Load of Madnessより、ビホルダーキンのひとつ、ディレクターです。
乗騎クリーチャーのクロウラーはADD2ndに掲載されていたものです。
ディレクターは電弧奔流のルーンスパイラル・デーモンを、クロウラーはフィルボルグの狩人のデータを元に作成。
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