メックの基礎知識
メックに関する基本情報。
メック(mecha)とは通常1t~100t程度の人間が搭乗して操縦する巨大ロボットである。
貨物輸送や大規模な採掘、軍事作戦に至るまで様々な用途に用いられる。
単なるバイク程度のものから超巨大ホバー戦車までいろいろあるが、汎用性が高い人間型のものが主流となっている。
装備と取り付け (インストール)
メックは武器などを装備するだけでなく、
モジュールや内蔵するアイテムをある程度自由に取り付けることができる。
ただし、安全に取り付けるには高いメック工学スキルを必要とする。壊してもいいアイテムを取り外すだけならスキルは不要だが。
- 装備
- ホルダーに武器などを搭載したり、盾や追加装甲をモジュールに貼り付けること。
- 装備の付け替えにはスキルを使用しないので自由に変更できる。
- 取り付け(インストール)
- 腕や脚などのモジュールをメック本体に接続したり、モジュール・実体盾・追加装甲などに武器やその他の装備を内蔵すること。
メックのモジュール(腕や頭等)にインストールした場合は基部重量が増加する。
追加装甲や実体盾にアイテムがインストールした場合はそれらはひとつのアイテムとして扱われる。
重いアイテムを積むと重量が増えメックの性能(MV・TR・移動速度・旋回速度)が低下する場合がある。
- 基部重量7.5t毎にMVとTRが-1される。
- 基準装備重量を基準装備重量/2t超える毎にMVとTRが-1される。
基本ステータス
メックの情報画面で表示される各項目の意味。
タイプ
→
メックのタイプを参照。
BattroidやGroundHuggerなどの分類。
使用できるモジュールや
移動モードを決定する。
PV (Point Value)
キャラクターやメックの総合的な能力の評価。メックの市場価格の相場でもある。
敵を撃破して得られる経験値は彼我のPV差が影響している。
重量
所持品込みのメックの総重量。
メックが重ければ重いほど、移動スピード・MV・TRが悪化する。
基部重量
各モジュールの重さを合計した値。モジュールにアイテムがインストールされていればその重さも含む。
7.5t毎にMVとTRが-1される。
基準装備重量
アイテムを装備した時のMVとTRへのマイナス修正に影響。(0.5t*胴体モジュールのサイズ+7.5t)*2で求められる。
※ゲーム中で直接胴体モジュールのサイズを確認する方法は無い。
武装を基準装備重量を超えて装備する場合は「0.5t*胴体モジュールのサイズ+7.5t」毎にMVとTRが-1される。
MV
メックの機動性。メックの回避率に影響する。ジャイロスコープによって(ジャイロスコープのクラス値分)増加する。
判定時に(関連ステータス+2)/3+スキル+MVとして使われる。(非Biotechメックは)最大0。
メック白兵、メック格闘、メック操縦、隠密のスキルロールにはMVの修正がかかる。(命中や回避計算のとは別枠)
TR
メックのターゲッティング能力。ミサイル兵器以外の武器の命中率に影響する。
照準コンピュータによって(照準コンピュータのクラス値分)増加する。
判定時に(関連ステータス+2)/3+スキル+TRとして使われる。(非Biotechメックは)最大0。
メック小火器、メック重火器にはスキルロールそのものにもTRの修正がかかる。(命中計算に使われるものとは別枠)
SE
メックのセンサーレベル。ミサイル兵器の命中率に影響する。
また、メックの視野の広さや地形に隠れた敵の発見しやすさにも影響する。
メインセンサーのクラスによって増加する。頭部にメインセンサーを積むとさらにボーナスが付く。
判定時に(関連ステータス+2)/3+スキル+SEとして使われる。急所狙い・察知のスキルロールにはSEの修正がかかる。(スキルロールのほうなんでDCボーナスには影響しない)
dpr (decihex per round)
メックの移動速度。1ラウンド(60秒)内に移動できるマスの数。(1 / 10マス単位)
必須のパーツ
メックとして扱われるためには、最低でも胴部とコクピットが必須。他は無くても自動的に補完される。
パーツ |
説明 |
破壊されたときのペナルティ |
胴部 |
メックの本体となるモジュール。 |
メックが完全に破壊される。 |
エンジン |
エネルギー武器の使用に影響。 高出力エンジンならオーバーロードしにくい。 |
メックが完全に破壊される。 |
コクピット |
パイロットが乗り込むスペース。 |
速度と回避スキルが高ければパイロットが強制脱出される。 |
ジャイロスコープ |
バランサー。MVに影響する。 |
MV-6のペナルティ。 歩行・飛行が選択不能、滑空速度が半減。 |
モジュール
→
モジュールを参照。
キャラクターやメックの身体を構成する部位。
胴部のDPが0になるとそのキャラクターやメックは破壊される。
人間などの場合、頭部のDPが0になっても破壊される。
ヘッドコクピットを持つメックは頭部のDPが0になってもメック自体は破壊されず機能停止で済む。
ホルダー
モジュールに取り付けるパーツ。装備ができるようになる。
砲架と手の二種類ある。
- 砲架
- 胴部に2個、それ以外のモジュールには1個取り付けられる。
- 武器と移動装置をそれぞれ1個ずつ装備できる。
- 手
- 腕に対して1個のみ取り付けられる。
- 武器を1個装備できる、移動装置は装備できない。
- 装備の移動やアイテムを拾う捨てるの行動は手の有無に関係なくおこなえる。
- ※新しいバージョンでは手が無いと拾うことが出来ない。(cfgにチートオプション「Cheat_EnableCockpitBarrier_Hand false」を追加する事により拾えるようにも出来る)。
移動モード
メックには4つの移動モードが存在する。
移動モード |
説明 |
歩行 |
低速だが旋回速度に優れる。 当然だが脚が必要で、脚の数が半分以下になると歩行できない。 |
走行 |
歩行より高速だが滑空より低速。森林や水中に侵入できないなど地形の影響を受けやすい。 |
滑空 |
後進不可。森林や水中を飛び越えられる。便利だがメック操縦系のタレントが無いなど不利な点もある。 |
飛行 |
後進不可。崖を含めた地上物を飛び越えられる。墜落する危険があるので注意。 滑空モードが使えない場合、大きく弧を描いて旋回するので慣れが必要になる。 規定以上の速度(100 dpr?)が出ていないとジャンプ扱いになる。 |
また、[r]キーで巡航速度と最大速度の2種類の速度を切り替えることが出来る。
最大速度は巡航速度より高速で移動できるが、攻撃の命中率にペナルティが付く。
メックのタイプごとに定められた移動モードのリミットを超えると速度の上昇率が悪くなる。
リミットを越えた場合の具体的な計算式は
最終速度 = リミット + (理論速度 - リミット) / 2