~key hole~


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~key hole~

作者 ゴルド 氏


―――自分の運命を見たいと思った事は無いか?―――
―――一方は生…一方は死が待ってる運命を―――

明るい昼下がりのランカー通り、いつもなら通りすぎるこの道。
しかし、今日は違った、ただジッと立ったまま一点を見つめている。
そこには壁がある、でもそこには見知れぬドアが…。

             「TRUE」

―真理―…私に問いかけるようにそれはドアに彫ってある。
そして、私の手には見に覚えの無い鍵が握られていた…
いつ、拾ったのか?
気づいたら持っていたというのが正しい。
――――ふと思った…
この鍵でこのドアを開錠できるのではないかと。
そんなのほんの好奇心にすぎない事、でも気になる。
抑えられぬ好奇心に任されるがまま私はドアを開錠した。
しかし、ドアは開かない。
これはダミーなのか?でも、確かに開錠した音がした。

すると、鍵穴から光が見えた。
不思議に思い覗き込むと………
鍵穴からの視界はぼやけて見えにくいが、徐々に見えてくる。
すると何かが見え始めた、小さいのもが段々大きくなり私の眼中で確認できるくらいに見えた時――――

「WHAT!!??」
 見た瞬間に腰が抜けるほど驚いてしまった。
何故なら見えたものは「自分が死んでいる姿」だったのだから…。
丁度、あの死に様を特定すると、「何かに押しつぶされていた」
私はそこからスグに立ち退いた、何か気味が悪くなってしまった。

暫く、考えてみる事にしよう、何故あんなモノが見えてしまったのか。
まず、断定できることは、「私が死んでいた」という事だ。
どうも気になる…悪戯にしては可笑しい。
そう考えていると私の眼中にあるモノが見えた。
「IT,s Iron frame?」
 私の眼中の先にはロープに吊り下げられている鉄骨が目に入った。
―――私の脳裏に先程の光景がパノラマのように映し出される。
そう、私は「何かに押しつぶされて死んだ」その光景だ。
……そんなワケない!!現に私はこうして生きている。
今更死ぬなんて有り得ない事だ。
そう、自分に言い聞かせその場を過ぎ去ろうとした瞬間…
「Hey!! What are you doing?」
「Waa! Please do not surprise me!!」
「Sorry Sorry.」
 私は背中をドンっと叩かれ高ぶっていた神経が過剰に反応してしまった。
叩いたのは私の友人であった、私はその場を過ぎ去るのを止め友人に先程の事を話そうとした時であった…

Dogashaaa!!!!!!
空気を引き裂く轟音がランカー通りに響き渡った。
私は後ろを振り返るとそこには先程目にした鉄骨が落下した光景であった。
私は戦慄した、もし友人が足止めしてくれなければ私は今頃……
そう考えると体中に震えが走る、あの光景は予言だったのだ。
そう…私の死の予言…。

いつのまにか私の手にあった鍵は忽然と姿を消していた、そしてあのドアの姿も。

―――自分の運命を見たいと思った事は無いか?―――
そのドアの向こうには運命が分かれている
一方は生…
一方は死…
もし、それを見たいのなら見ればいい…しかし、そのドアの向こうで待っているものは果たして…