フラコレメンバー研究所


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

フラコレメンバー研究所

作者  もすきぃと 氏


          第一話 『皇帝』の脅威



「……というわけで、我々は彼らに関するレポートを作成せねばならん」
「(ゴクリ)」
「資料を提示せよ!」
「はっ! モニターッ!! ON!!」

 ゴゴゴゴゴゴ……ジャキィィィイン!!

『スクリーンの展開完了。情報を投影します』

 ヴォン……

「これは……」
「『統べる者』『“最古参”の黒皇帝』ですね」
「いきなりの大物だな」
「ええ。彼はその異名の通り、フラコレメンバー全員を統率するだけのカリスマ性を持っています」
「フラコレのリーダー、というわけだ」
「はい。主要メンバーのほぼ全員から、信頼と尊敬の念を寄せられています。ですが、皆彼とは気さくに接しているようですね」
「上下関係による統率……と言うわけではないようだな」
「はい。むしろネタにされることも多いようですね。いや、本人自身が変態というキャラクター性を押し出し、いじられることを望んでいるようにも見受けられます」
「いじられることを望む? ……なるほど。正真正銘のHENTAIというわけか」
「隊長。『HENTAI』はまずいですよ『HENTAI』は。P○Aから苦情来ちゃいますよ」
「心配ない。P○Aもこんなサイトに気を配ってはおらぬ」
「はぁ」
「他に情報は?」
「はい。彼は“最古参”の二つ名を持っているように、現存するフラコレメンバーの中ではもっとも古くから居た人物のようです」
「なるほど……彼に寄せられる信頼も、長い時間の果てに勝ち取ったということか」
「そうでしょうね」
「ああ、それと。彼は数少ない社会人だったな」
「はい。学生が大半を占める中では珍しい、金蔓太郎氏と同じ社会人です」
「にしては……心は若々しいようだがの……」
「……彼も、まだ二十代ですから」


          第二話 『磁石』のチカラ



「黒磁石、か……すごい名前だな」
「はい。彼女は昔は別の名を名乗っていたのですが、チャットでのある事件を契機に今の名に改名したようですね」
「アル事件……?」
「アルっちじゃないですよ隊長。彼女がチャットに現れると人が沢山集まることから、『磁石』と呼ばれるようになったそうです」
「ふむ。そうか……では、詳細をスクリーンに出せ!」
「はっ!! ……モニタァーッ!!」

 ウイィィィン……ジャッキイィィィン!! ヴァィィィイン!!

「 O N ッ ! ! 」

 カッ!!

「ふむ。なるほど。これが……」
「はい。『貢献者』『“冷”の黒磁石』です」
「冷? 『冷静』などの熟語ではなく、一文字なのか?」
「はい。彼女には『冷静』も『冷徹』も当てはまりますから。どちらかではなく、あえて『冷』という一文字が使われているのです」
「ふむ……さしずめ、別名は『“麗”の黒磁石』といったところか?」
「そうかもしれませんね」
「ところで、『貢献者』というのはなんなのだ?」
「文字通りの意味です。彼女はwikiやSNSの設置など、今までフラコレメンバーに大きく貢献してきましたから」
「なるほど……他の情報は?」
「彼女の“冷”の文字が示すように、彼女はあまり感情を荒げません。逆に言えば、誰も彼女がキレたところを見ていない、と」
「つまり?」
「キレた場合にどうなるか……未知数なのです」
「恐ろしいな」
「はい。フラコレは……鶏や小動物や刃物までもが毎晩ものすごい勢いで会話するような場所です。磁石がどうなってもおかしくはありません」
「……お、恐ろしいな」
「隊長の奥さんに比べればまだましでしょう」
「…………まあ、それもそうだな」
「頑張ってくださいね」
「…………グスン(泣」


          第三話 『Chicken』



「おお、見よ!! 鶏だ! 鶏が居るぞ!!」
「こ、今夜は久しぶりに肉が食べられますね!!」
「ああ……それも干し肉ではないぞ!! 新鮮な鶏肉だ!!」
「どうします!? 丸焼きにしますか!?」
「ふっ。獲らぬ狸の皮算用をしても仕方あるまい!! まずはあの鶏を絞めるのだっ!!」
「了解です隊長!!」
「はははは!! 前回の会話が妻に見られていたとはな!! おかげで島流しにされ、この無人島で生活することになってしまったが……我々には憑いているぞ!! 鶏肉の神が!!」
「鶏肉の神といえば……フラコレのメンバーにも居ましたね。鶏の英雄が」
「えーっと……誰だそれは?」
「ちょっと待ってくださいね……ハアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 ドゴオオオオン!!

「我が言葉に応えよ! 召喚!!! モォーニィータァァァーーーッ!!」

 キイィィィィィイイイン!!!!! ヴァシャァァァア!!

「スゥイッチィィィ…… O N ! 」

 シュバアアアアアアアアアア!!!

「どうぞ。これが『Mr.ブロイラー』『“弄られ”のアル』のデータです」
「……その前に。一ついいか?」
「なんですか?」
「貴様、今どうやってこのスクリーンを出したのだ? 地面からいきなり出てきたように見えたが」
「モニター召喚術です。気にしてはいけません」
「……そうか。ではアルについて説明してくれ」
「はい。彼は鶏です。Chickenです。以上」
「そ、それだけなのかっ!?」
「はい。一話あたりの長さの都合とか、大人の事情が関連しているため、彼の説明はこれだけです」
「……ずいぶんとぞんざいな扱いだな」
「噂によると、そのぞんざいな扱いこそが彼が彼である所以だとか」
「ううむ……全くわからん」
「でも、最近は彼の扱いも大分改善されているみたいですよ? 以前のようにChicken扱いされることはだいぶ減っていますね」
「時代の流れというやつか……そういえば、Chickenで思い出したんだが……」
「はい? なんですか?」
「さっきの鶏はどこに行ったのだ?」
「あ……」


          第四話 『狼』転じて『猫』



「おお、見よ!! 猫だ! 猫が居るぞ!!」
「こ、今夜は久しぶりに肉が食べられますね!!」
「ああ……それも干し肉ではないぞ!! 新鮮な猫肉だ!!」
「どうします!? 丸焼きにしますか!?」
「ふっ。獲らぬ狸の皮算用をしても仕方あるまい!! まずはあの猫を殺るのだっ!!」
「了解です隊長!!」
「はははは!! 前回は運悪く鶏を逃がしてしまったが……今度は猫の神が我々に憑いているようだな!! ふははははっ!!」
「猫の神といえば……フラコレのメンバーにも居ましたね。猫が」
「ああ……そういえばいたな。随分と闇っぽい猫が」
「『基準者』『“常駐”の闇猫』ですね」
「うむ。モニターを出してみるか」

 ピュイン!

「さて、この闇猫という人物についてだが……ん? どうした?」
「いえ……せっかくの見せ場がなくなってしまったので」
「だってお前……また無駄に派手にモニター召喚する気だったろう?」
「な、何故わかったんですか!?」
「(汗)まあいい。とにかく、この『闇猫』という人物について解説せよ!!」
「はい。彼は現在のフラコレメンバーの中では、古参と言うわけでもなく、新参でもない。さらに性格もよく言えば付き合いやすい、悪く言えばよくいるタイプ。そんな最も『普通』な存在です」
「普通、か……濃いメンツがいっぱいのフラコレでは、むしろその方が目立つだろうな……」
「はい。私個人の見解ですが、恐らく今後、彼は第二世代メンバーの中心を担っていくと思われます」
「中心、ねぇ……“常駐”というのは?」
「はい。私個人の調査によるものですが、彼は現在のメンバーの中では、最もチャットにいる確率が高いです。さらに、最も長い時間喋っているのが彼であることも珍しくありません」
「それで常駐か」
「はい。さらには、彼はチャットだけではなく絵茶にも常駐しているとかしてないとか」
「未確認なのか?」
「申し訳ありません。大人の事情とか作者の都合とかの関係で、お絵かきチャットの調査は全く進んでいないのが現状です」
「大人の事情……またそれか」
「禁則事項というやつですよ」



フラコレメンバー研究所 外伝



「と言う訳で今日は外伝です」
「うむ! ではいつものを!!」
「はいっ! ……出ろぉっ!! ガ○ダァァ……じゃなくてモニターッ!!」
 パチンッ!!
「そのセリフと指パッチンはいろいろと拙いぞっ!?」
「大丈夫ですよ!! 『機動武○伝』知ってる人なんてほとんどいませんって!!」
「『ガ○ダム』シリーズの知名度をなめてはいかんぞ!」
「では最終奥義を発動しますっ!!」
「なんでいきなりそうな――」


     ~しばらくお待ちください~


「……最終奥義、『しばらくお待ちください』のテロップ召喚術か」
「まあ、無事にモニターも出てきましたしそろそろ本題に入りましょうよ」
「うむ。今日は外伝ということで、懐かしのあの人に関する情報を表示してもらうぞ」
「はい。ではこちらをご覧ください」

 ズキュゥゥゥウウン!!

「ちょっと待て。今の音は何だ?」
「え? モニターの電源が入った音ですが」
「……まあ、気にしても仕方がないか。それで、今回は――」
「はい。『偽者』『“仮面”のアメリン』です」
「こりゃまたずいぶんと懐かしいな」
「ええ……かれこれ、一年程前……いや、それ以前でしょうか?」
「詳しいことは、私も覚えてはいないな。ログも消えているし、彼女のことも、今は皆の思い出の中に留まるのみか」
「はい。今となっては、詳細は調査不可能です」
「だが……当時を知っているものが語り継ぐことは出来る。それだけで十分だとは思わんかね」
「そうですね……まあ、知らないほうが幸せかもしれませんが」
「……たしかにそうかもな」



          第五話 『金』の威厳 そして最終回



「今回は最終回だ」
「そうですね」
「ということで、いろいろと面倒なので端折るぞ」


     ~しばらくお待ちください~


「いきなり最終奥義ですか。さすがですね。隊長」
「うるさい。とにかくさっさと情報を表示するのだ」
「了解……これです。『偉大なる者』『“神”の金蔓太郎』氏ですね」
「“神”か……あの『統べる者』黒皇帝からも崇められていると言われている人物だな」
「はい。彼は黒皇帝氏と同じ最古参メンバーの一人で、フラコレを影から支えてきた凄い人物です」
「たしかに彼も古参だな」
「ええ。さらには昔から最年長として尊敬を集めており、彼の言葉には多大な説得力があります」
「……その説得力が、彼を一気に神へと押し上げたのだろうな」
「肯定です。彼が持つ話術、話の構成の巧さ等が、多くの人物(主に黒皇帝と黒皇帝派の連中)からの尊敬と信仰を集める要因となったことは、火を見るより明らかかと思われます」
「凄い人物なんだな」
「そりゃあもう! 彼自身が何もしなくとも、彼を知っているメンバーから知らないメンバーへとどんどん噂が流れ、それが一人歩きしてガンガン膨れ上がっていきますからね!!」
「……つまり、『金さんは凄い』というのに尾ひれがついて『金さんはとっても(中略)で凄い!』となっていくわけだな。例え本人が何もしなくとも」
「そのとおりです!!」
「それってさ」
「はい」
「本人にとってはめちゃくちゃ迷惑じゃないか?」
「……」



     もすきぃと版 フラコレメンバー研究所 おわり